“おしっこ聖女”の下着は金貨一枚です

聖水編

ブタに襲われた聖女

第5話
　ブタに襲われた聖女

　ここまでの聖女は！

　侍女のエルダが、花瓶と尿瓶を間違えて、尿瓶の中身と聖水を混ぜて出来上がった怪しい聖水が、ズールという信者に渡ってしまい、ついに殺人事件が起こってしまいました。

　その殺害方法とは、男性自身に聖水を塗ると、朝立ちの際、男性自身が爆発するというのです。

　その頃、教会のトイレでは、謎の現象が起きていました。
　トイレのミミズや蛆が巨大化すると言うのです。
　汲み取りの日を、早めたりと対処していますが、そうそう、街から来てもらえないので、トイレに豚を飼うことにしました。
　何故なら、豚は食糞の習慣があり、藁を混ぜると、人糞など、食べてしまいます。
　なので、豚とはサナダムシまみれの生き物なのです。

　しかし、聖女さまは、そんなことは、知るよしもありませんでした。


　さて、そんなある日の教会。
　また、新たな異変が起こりました。
　先日、買ってきた豚に異変が起こりました。
　なんと、子豚が、もう大人になっております。
　皆、ビックリしております。

「うちらのうんこって、そんなに栄養があったの？」
「いやぁ……」
「いえ、子豚は成長が早いのですよ。豚と鶏は成長が早いので、食肉に適しているんです」と、カタゲハは答えました。

　そう言えば、聖女さまが聖水の実験で、シャンプーに聖水を混ぜて、禿が治るか？　と試されましたが、効果は無いようです。

「では、ズール氏の発毛は、何故なんだろう？」と、聖女さまは、疑問に思いました。

　そして、その聖女さまですが！

　まあ、聖女さまも、たまには、うんこをするのですよ。
　それは、自室の尿瓶ではなく、一階のトイレを使うということなのですね。

　その日も、変わらずトイレを使っておりましたが、聖女さまは思わず、「ヒィイッ」と声を出してしまいました。
「今、なんか、お尻の大事なところを、生温かいものが……」
　すると！
　また、
「あ、ヒィ」

　聖女さまの菊のご紋を、生暖かい、しかも、イボイボがヌルっと、ヌメッと通過したのです。

　聖女さまは、知りません。
　ここに、食糞用のブダがいることを！

　食糞用の豚は、最初に頭を数発、殴っておかないと、人の尻を舐めに来るのです。

　舐められるので、排泄が途中で中断し、中断するから、終わらない。
　一向にトイレから出る事が出来ない聖女さまでした。

　そして、このおかしな現象を確かめるべく、便器を覗くと、豚が愛想よく顔を出し、聖女さまは、顔を舐められてしまいました。

　卒倒する聖女さま！

　聖女さま、下着をおろしたまま、気を保てなくなりました。

　尻も拭かず、下半身丸出しで、豚に舐め続けられるのでした。


　あぁ、名門出身のお嬢様の聖女さまが、豚に……



　次回の聖女は、この続きです。
　豚が！