89 / 111
最終章 魔人と闘う空手家
89.アリソンとカーリー
しおりを挟む
89.
アリソンとカーリー
フルプレートのジョニーが、Bランクハンターだったころ、アリソンとカーリーとパーティーを組んでいたようだ。
こんな話を聞いていたら、もう最終章なのに、話が長引くじゃないか!
59話から、最終章に入っているのに!?
実は、Sランクのハンターのジョニーは、万年Bランクだったようだ。
詰めが甘いパーティーだったようで、良い線は行くが、合格点寸前で何かミスをするようだった。
それでも、ジョニーは諦めずにハンターを続けて行くつもりだった。
Aランクになれば、報酬の高い依頼を受けることが出来るし、今でもBランクという、そこそこの地位にある。
だが、アリソンとカーリーは、こう思っていた。
「ジョニーがドンくさいから、オレたち、万年Bランクじゃねぇのか?」と。
そんな二人は、ジョニーとのパーティーは辞めると言い出したのだ。
「オレたち、他のパーティーでやりたいんだ」
「あぁ、ジョニーにはすまないが、別のハンターを見つけてくれ」
というと、二人はパーティーを解消してしまい、ジョニーの元を去ってしまったのだ。
パーティーを組むと言っても、仕事を依頼する際に、「このメンバーで行く」と申告すれば、パーティーということになる。
しかし、いつも組んでいる場合は、パーティー登録も出来るようだ。
ギルドとしては、看板になってくれたりすると、鼻も高く便利だ。
ハンターは、登録が個人から団体になるので、登録料などが団体割引になるというメリットがあるようだ。
その後の三人は、ジョニーは一人で依頼を達しし続けていた。
時折、助っ人でパーティーを組んだようだが、ほぼ一人の実力でSランクになったということは、アリソンとカーリーがいなければ、Sランクの実力があるということで、ハンターたちはジョニーに同情したようだな。
アリソンとカーリーは、別のパーティーに、さっさと加入したようだが、ここでも、しばらくして辞めて、他のパーティーに移ったが、やがて二人のうわさは聞かなくなった。
そして、今、魔人の手下になっていた。
「正義の味方としては、ジョニーを応援したいところだな」
「ああ、でも苦戦はするじゃろう」
「でも、ジョニーが勝つんじゃない?」
「二対一でも大丈夫かな?」
「うぅん、そこだな」
アリソンとカーリーは、コマンダーだから有利なのでなく、ジョニーの闘い方を知っているから有利なのだ。
しかし、それは、ジョニーも同じだ。
技を知っているというより、「このような時、どう判断するか」という考え方を知っているというのが厄介だろう。
それでも、二対一の闘いを始めるようだな。
次回の空手家は、二対一の闘いです。
アリソンとカーリー
フルプレートのジョニーが、Bランクハンターだったころ、アリソンとカーリーとパーティーを組んでいたようだ。
こんな話を聞いていたら、もう最終章なのに、話が長引くじゃないか!
59話から、最終章に入っているのに!?
実は、Sランクのハンターのジョニーは、万年Bランクだったようだ。
詰めが甘いパーティーだったようで、良い線は行くが、合格点寸前で何かミスをするようだった。
それでも、ジョニーは諦めずにハンターを続けて行くつもりだった。
Aランクになれば、報酬の高い依頼を受けることが出来るし、今でもBランクという、そこそこの地位にある。
だが、アリソンとカーリーは、こう思っていた。
「ジョニーがドンくさいから、オレたち、万年Bランクじゃねぇのか?」と。
そんな二人は、ジョニーとのパーティーは辞めると言い出したのだ。
「オレたち、他のパーティーでやりたいんだ」
「あぁ、ジョニーにはすまないが、別のハンターを見つけてくれ」
というと、二人はパーティーを解消してしまい、ジョニーの元を去ってしまったのだ。
パーティーを組むと言っても、仕事を依頼する際に、「このメンバーで行く」と申告すれば、パーティーということになる。
しかし、いつも組んでいる場合は、パーティー登録も出来るようだ。
ギルドとしては、看板になってくれたりすると、鼻も高く便利だ。
ハンターは、登録が個人から団体になるので、登録料などが団体割引になるというメリットがあるようだ。
その後の三人は、ジョニーは一人で依頼を達しし続けていた。
時折、助っ人でパーティーを組んだようだが、ほぼ一人の実力でSランクになったということは、アリソンとカーリーがいなければ、Sランクの実力があるということで、ハンターたちはジョニーに同情したようだな。
アリソンとカーリーは、別のパーティーに、さっさと加入したようだが、ここでも、しばらくして辞めて、他のパーティーに移ったが、やがて二人のうわさは聞かなくなった。
そして、今、魔人の手下になっていた。
「正義の味方としては、ジョニーを応援したいところだな」
「ああ、でも苦戦はするじゃろう」
「でも、ジョニーが勝つんじゃない?」
「二対一でも大丈夫かな?」
「うぅん、そこだな」
アリソンとカーリーは、コマンダーだから有利なのでなく、ジョニーの闘い方を知っているから有利なのだ。
しかし、それは、ジョニーも同じだ。
技を知っているというより、「このような時、どう判断するか」という考え方を知っているというのが厄介だろう。
それでも、二対一の闘いを始めるようだな。
次回の空手家は、二対一の闘いです。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”
どたぬき
ファンタジー
ある日乗っていた飛行機が事故にあり、死んだはずの井原は名もない世界に神によって召喚された。現代を生きていた井原は、そこで神に”ダンジョンマスター”になって欲しいと懇願された。自身も建物を建てたい思いもあり、二つ返事で頷いた…。そんなダンジョンマスターの”はじまお”本編とは全くテイストの違う”普通のダンジョンマスター物”です。タグは書いていくうちに足していきます。
なろうさんに、これの本編である”はじまりのまおう”があります。そちらも一緒にご覧ください。こちらもあちらも、一日一話を目標に書いています。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
放逐された転生貴族は、自由にやらせてもらいます
長尾 隆生
ファンタジー
旧題:放逐された転生貴族は冒険者として生きることにしました
★第2回次世代ファンタジーカップ『痛快大逆転賞』受賞★
★現在三巻まで絶賛発売中!★
「穀潰しをこのまま養う気は無い。お前には家名も名乗らせるつもりはない。とっとと出て行け!」
苦労の末、突然死の果てに異世界の貴族家に転生した山崎翔亜は、そこでも危険な辺境へ幼くして送られてしまう。それから十年。久しぶりに会った兄に貴族家を放逐されたトーアだったが、十年間の命をかけた修行によって誰にも負けない最強の力を手に入れていた。
トーアは貴族家に自分から三行半を突きつけると憧れの冒険者になるためギルドへ向かう。しかしそこで待ち受けていたのはギルドに潜む暗殺者たちだった。かるく暗殺者を一蹴したトーアは、その裏事情を知り更に貴族社会への失望を覚えることになる。そんな彼の前に冒険者ギルド会員試験の前に出会った少女ニッカが現れ、成り行きで彼女の親友を助けに新しく発見されたというダンジョンに向かうことになったのだが――
俺に暗殺者なんて送っても意味ないよ?
※22/02/21 ファンタジーランキング1位 HOTランキング1位 ありがとうございます!
異世界でナース始めました。
るん。
ファンタジー
──現代日本の看護師として働くスミレ(26)は疲れ果てていた。
が、ある日突然異世界へ巫女?として召喚された……!!
召喚理由を聞くと病の王女を治してほしいとのことだったが、魔法なんてゲームでしか使ったことがないし当然できない。
元の世界へ帰ることはできないと告げられたが、元の世界に何も未練はない。ただ、病棟に入院前していた患者さんに会えないことを寂しく思うぐらいであった。
魔法も使えず、このまま王宮に腫れ物…?の様に扱われるぐらいなら、王宮を出て一般人として(というか魔法が使えないので一般人)働き、生きていきたいと考えていたところに街の診療所で働く医者と出会い異世界でナースとして働くことに───?
※初投稿です。趣味でゆっくり描いていきます。
誤字脱字、文書を書くのは初めてなので拙い部分が目立つと思いますが、頑張って書いていきますので
よろしくお願いします。
★しっかり長編を読みたい方にオススメ!
✩閲覧ありがとうございます!!
作品を気に入って頂けましたら感想も是非お待ちしております!!
第一章完結しました!第二章もよろしくお願いします!
✩他サイトにも同時掲載始めました!
チュートリアル場所でLv9999になっちゃいました。
ss
ファンタジー
これは、ひょんなことから異世界へと飛ばされた青年の物語である。
高校三年生の竹林 健(たけばやし たける)を含めた地球人100名がなんらかの力により異世界で過ごすことを要求される。
そんな中、安全地帯と呼ばれている最初のリスポーン地点の「チュートリアル場所」で主人公 健はあるスキルによりレベルがMAXまで到達した。
そして、チュートリアル場所で出会った一人の青年 相斗と一緒に異世界へと身を乗り出す。
弱体した異世界を救うために二人は立ち上がる。
※基本的には毎日7時投稿です。作者は気まぐれなのであくまで目安くらいに思ってください。設定はかなりガバガバしようですので、暖かい目で見てくれたら嬉しいです。
※コメントはあんまり見れないかもしれません。ランキングが上がっていたら、報告していただいたら嬉しいです。
Hotランキング 1位
ファンタジーランキング 1位
人気ランキング 2位
100000Pt達成!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる