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最終章 魔人と闘う空手家
67.完成した武器
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67.
完成した武器
さすが、ドワーフの武器商人だ。
武器を売るためにハンターをしているというだけある。
毒堀出井こと、本名:ドク・ホリデーは、たたら製法でオレのオーダーした武器を作ってくれた。
しかも、あまった砂鉄で小刀も作ってくれたようだ。
これは、相当な報酬を支払わないといけないな。
そうだ。報酬と言えば、リード様が魔人だったので、着手金しかギルドに支払っておらず、しかも、最終日までいなかったので、オレたちは、半額しか受け取っていない。
まあ、命さえあれば、儲けものだった案件だったが。
しかしだ、7日で70万タ―ラ―だ!
5日までいたので、50万タ―ラ―は支払うべきではないのか?
50万-35万で、15万タ―ラ―を支払ってもらわないと、いや、プリンスオブホワイトの街に徴収に行く予定だ。
さて、出来た武器は、再度、アニーに耐熱魔法で耐熱コーティングをしてもらっていた。
それまでにも、普通の手裏剣に耐熱コーティングもしてもらっていたが、どうやらある程度で限界が来るようで、これ以上はコーティングをしても、武器にしみ込まない様だ。
「アニー、これが先日、毒堀に作ってもらった武器なんだが」
「どれ! 耐熱コーティングをしてみるわ」
すると!
「なにこれ? 異常なほどにしみ込む。乾いた砂に水をやるような感じだわ」
「済まない。限界まで頼む」
「分かったわ」
これで、武器と防具に耐熱コーティングをすることが出来た。
出発までに間に合ったのが、幸いだ。
少しでも生存確率を高めておきたいのだ。
「オレは生きて帰って来る。帰ってきてやる」
「ところで、ハヤト。この武器は?」
「あぁ、双節棍。ヌンチャクだ」
「変わった武器ね」
「あぁ、魔物を手っ取り早く、ボコすことが出来る」
「殴る訳ね」とアニーが答えたが、オレは、この双節棍をまったく違う使い方を思いついていた。
そして、この双節棍こそが、オレの切り札になる。
次回の空手家は、いよいよ、プリンスオブホワイトの街に出発します。
完成した武器
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しかも、あまった砂鉄で小刀も作ってくれたようだ。
これは、相当な報酬を支払わないといけないな。
そうだ。報酬と言えば、リード様が魔人だったので、着手金しかギルドに支払っておらず、しかも、最終日までいなかったので、オレたちは、半額しか受け取っていない。
まあ、命さえあれば、儲けものだった案件だったが。
しかしだ、7日で70万タ―ラ―だ!
5日までいたので、50万タ―ラ―は支払うべきではないのか?
50万-35万で、15万タ―ラ―を支払ってもらわないと、いや、プリンスオブホワイトの街に徴収に行く予定だ。
さて、出来た武器は、再度、アニーに耐熱魔法で耐熱コーティングをしてもらっていた。
それまでにも、普通の手裏剣に耐熱コーティングもしてもらっていたが、どうやらある程度で限界が来るようで、これ以上はコーティングをしても、武器にしみ込まない様だ。
「アニー、これが先日、毒堀に作ってもらった武器なんだが」
「どれ! 耐熱コーティングをしてみるわ」
すると!
「なにこれ? 異常なほどにしみ込む。乾いた砂に水をやるような感じだわ」
「済まない。限界まで頼む」
「分かったわ」
これで、武器と防具に耐熱コーティングをすることが出来た。
出発までに間に合ったのが、幸いだ。
少しでも生存確率を高めておきたいのだ。
「オレは生きて帰って来る。帰ってきてやる」
「ところで、ハヤト。この武器は?」
「あぁ、双節棍。ヌンチャクだ」
「変わった武器ね」
「あぁ、魔物を手っ取り早く、ボコすことが出来る」
「殴る訳ね」とアニーが答えたが、オレは、この双節棍をまったく違う使い方を思いついていた。
そして、この双節棍こそが、オレの切り札になる。
次回の空手家は、いよいよ、プリンスオブホワイトの街に出発します。
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