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小さな命と瞳
しおりを挟むある日ある朝、
ある大きな森の中緑が広がっているそして陽の光がさして美しく煌めくそんな静かな森から鳥のさえずりが響く川には鹿やキツネ様々な動物がやってくる木には実がありそれを猿や鳥が食する。
そんな自然豊かな美しい森にポツンと家が立っている。そこからは産声が響き動物達は何事かと耳を聞こえる方へと傾ける。次第に声は静まりまた静かな森の日常へと戻った、たがそれから鳴き声が静かな森に響き渡る日々が続いた。
そんな日々から動物達はポツンと家がある所へと足を進める窓から覗くとそこには小さな命を大事そうに包み込みながら眠っている女性がいた。動物達もなにかを感じたのか小さな小さな命がまだ産まれてまもない命が気になるようだった。何故かはわからない、だから気になるのだ。
そらからというもの動物達は密かに見に来ては静かに気づかれないよう去るのだ。
______________________________
それから数年...
小さな命だったのが触ったら壊れそうなほど弱々しかったのが少し成長した。髪はシルバー色美少女といっていいだろう、だが目は暁のように燃える真っ赤な瞳をしていた。でも本人は気にしていないようだった、それもそのはずこの森には女性と少女しかいないのだから気にする相手すらいない。
その女性と少女は親子なのだろう髪色はその女性から引き継いだようだった。ただ目は瞳は真っ赤な瞳ではなかった。美しい薄いブルーでキラキラと輝いているようで少女は母親の瞳が好きなようだ。
二人見合わせるといつも幸せそうにニコニコと笑い合う、そんな姿を密かに動物達は見ていた。動物達も最初こそ戸惑い怯えていたが惹かれるものがあるのだろうか直ぐに怯えなど消え少女に近づきたくてうずうずしていた...
やっと近づけたと思いきや少女は動物達を見つけては突っ走りうさぎを見つければ抱きついたり撫でたりとやりたい放題。
そんな姿をみて私も!僕も!というように少女に擦り寄るのであった。そんな場面を母親は微笑ましく思いながら編み物を編んだり本を読んだりしながら様子を見ていた。その近くにはリスやうさぎが周りに擦り寄って甘えている、そんな子達の頭を撫でながらまた編み物を編んでいく。
それからは暇があると
少女は動物達に甘えてくる始末。
動物達は二人が愛しいと思い始めた
守りたいとも。
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