145 / 154
おしまいの後
にゃんちゃんとデート
しおりを挟む
リビングのソファーで書類に目を通していたら、洗濯物を畳み終えた尾台さんがフラッとこっちにやってきて俺の横に座った。
「袴田君!」
「はい」
尾台さんは口に手を当てコホンとやって長い人差し指を立てて言う。
「第一回、袴田君限定尾台さん今何考えてるんだろうな早押し当てクイズやりませんか」
「袴田君限定で早押しクイズなんですか俺誰と競うの」
「たまに私も参戦します」
「へえ出題者も回答者側に? 新しいですねやります」
尾台さんニヤってしてるけど、楽しそうだからいいか、何ていうかその……左手に水族館のパンフレット持ってるのは見ない方がいいのかな。
私の行きたいとこどーこだ? って出題されて直に水族館! って答えると「クイズ楽しもうって気持ちがないよねチミは!!」と言われそうだし外しても「私の事全然わかってくれないー」って拗ねそうだし……怒る方と拗ねる方……どっちが見たいかなぁと眼鏡持ちながら考えていたら、
「第一問!」
「お?」
「私の好きな人!」
「はい、袴田君」
答えたら、尾台さんプププって悪戯に笑って目細めて、
「は袴田君ですが、最も長生きした魚類は何でしょうか、うふふふふふ」
とパンフレットで口元を隠した。ああ何か魚の豆知識みたいのでも載ってたのかな。
「えっと……ニシオンデンザメじゃありませんでしたっけ、確か400歳位、セキツイ動物でも、世界一の記録だったはずです。小さい時気になって調べた記憶が……」
「むむむ! ピンポン押さなかったからハズレ!!」
「そっかごめんなさい」
ピンポンないけど。
尾台さんはあーあーあーあーってつまらないーって顔を振り出して、渾身の一問だったかな悪い事したな。
「ねえ尾台さん」
「第二問!!」
「はい」
「私の行きたい所はどこでしょうか、ピンポン、はい尾台さん! 水族館!!!」
「正解」
目の前にパンフレット見せつけてきて、そのまま体を引き寄せる、なんだこの生き物は……。
尾台さんはそのまま俺の膝に乗ってきて首に腕を回すと、見て見てってパンフレットを開いた。
「第三問~尾台さんとぉー袴田君のぉー初めてのデートはどこだったでしょうか!」
「ピンポン」
「はい、袴田君」
「明治神宮」
「え?! ああ!!」
尾台さん、目見開いて瞬き凄いしてるんだけど…………。
「そ、そっかヨヨギ……」
「あ? 何? もしかして尾台さん素で初めてのデート水族館だったっと思ってたオチですか? ちょっと! 俺との初めてのデートはスケスケのティーバック履いて来た明治」
「うるさいよ」
ぎゅうって口手で塞がれて、いやこれはちょっと、あんだけ記念日だなんだって言う癖に初デートの場所忘れてたって噛んでやらなきゃ、押し付けられた手の平噛み付いたら、尾台さんはビクってしてた。
「だ、だって! もちろん代々木公園も忘れてないけど、水族館は夜うちに来てくれて嬉しかったし一緒に行ってなんかこう、すっごいドキドキしたんだもん! ああ私本当に袴田君が好きなんだなって改めて思った所だったから、その印象が深…………………くはないし、正直今もあんまり好きじゃないんで今のナシ!! 同棲も迷惑だから!」
「はいはいツンツンツンツン」
抱き付いて最後の方ブツブツ言ってくるの、何なんだろうな、どういう気持ちで言ってるんだろう。
背中ポンポンしてあげたら、尾台さんは俺の首の後ろでパンフレット見てて、ここの水族館マグロがいっぱいいるんですよーと見どころを教えてくれた。
「行きたいんですか?」
「はい、観覧車もあるんです乗りたいです」
「じゃあ今日は明日に備えてこのままエッチしてソファー寝ます?」
「ダメ」
「どうして?」
「北枕」
「ああそう」
尾台さんは相変わらず癖が強い。
それで結局エッチはしたけど、ベッドに連れて行って就寝、朝は俺より早く起きてお弁当を作っていた。
「にゃんちゃんおはよ大好き」
「はい、私も! おはよちゅんちゅん」
にゃんにゃんさんお家にいる幸せ~寝起きなのもあって、しっかりした俺! みたいの作れず可愛い頭にすり寄ってしまうんだけど、頭で押し返してきながら、尾台さんも俺にスリスリしてくれるの最高に満たされる。
「お昼はどこかお店で食べるのかと思ってました」
「それもいいんですけど、ピクニックできる所もあるので、サンドウィッチ持って行きましょう?」
「ん?」
ね! ってボックスに入っていたのは、俺が生まれて初めて作ったスティックサンドのお弁当だった。
「尾台すわーーーーーーん!!!」
「わわ、何?!」
「セックスがしたいです!!」
「夜なッ!!!」
支度を済ませて電車に乗れば、尾台さんは車内で抱き付いてきて。
「ん? どうしました? 具合悪いんですか」
「違くて、ほら…私恋人いない歴=年齢だったから、彼氏ができた今こそ、爆発してもらいたい位のリア充カッポーになろうかと」
「ああ、じゃあキスでもします?」
「………………だ、だめ」
と、満更でもない顔、だけど尾台さんキスだけで直ぐアンとか言うから止めておこう。
案の定してほしそうだけど……。
「袴田君は」
「はい」
「その…………過去デートではどんな事してたんですか」
「ん? 俺は」
「隙あらば自分語りッ!!!!!!!!!!」
「ちょっと……何尾台さん、あなたが聞いてきたんでしょう?」
「き、聞いてないですう」
ツンってしてぎゅうってしてきて、なんなら頬にキスしてきた。
「俺はにゃんにゃんさん一筋ですから」
「…………」
頬染めながらしたり顔ってそんなの当り前なのになあ。
尾台さんが行きたいと持ってきたパンフレットは葛西臨海公園だった、東京湾に面した大きな公園で、公園と言って水族館もあるしバーベキュー場も森も鳥類園も宿泊施設もあって、広い駐車場もついた複合施設のようなものだ。
こういう休みの日には家族連れで賑わっている。
駅に着いたら、水族館までのアーケードには子供が走り回っていた、向こうに見える大きな観覧車は夜になるとライトアップされるみたいで、尾台さんは絶対乗ろうね! って目を輝かせている。
まずは少し公園を散策して、海を見たり花を見たり……芝生のエリアでレジャーシートを敷いて、落ち着けば、初めてのデートを思い出した。
あの日を思い出して、ちょっと二人で恥ずかしくなってしまった。
俺が作った弁当なんかより何倍も美味しいのに、尾台さんは俺が作ってきてくれたサンドウィッチの方が美味しかったと言っていた。
膝枕してもらって、癖毛を優しく撫でられて、あの日と全く気持ちは変わらない。
「ナニコレ俺死んでもいいや」
「ダメです」
見つめ合って笑ってゆっくり時間が流れて、柔らかい風に髪が揺れた。
「寒くないですか」
「全然ですよ」
「ならもう少しこのままでいたいです」
「うん、私も」
少し目を瞑っていたら、尾台さんからキスしてくれた。
休憩して、じゃあ水族館に行こうとなって手を繋ぐ、目の前に大きなドーム型のエントランスが現れて足を止めた。
東京湾を背にした巨大なガラスドーム…………じっと見つめていたら、尾台さんがきゅっと手を強く握ってくる。
「なんだかワクワクしますね? 異世界に繋がっていそう私こういう所大好き」
「はい俺も大好きです、尾台さんも水族館も」
「嬉しい。それにしてもなんかこう……コスプレの撮影会もできそうですよねココ」
「いいですね、昔に遡ってにゃんにゃんさん撮りたいです」
二人で笑って、水族館を楽しんだ。
尾台さんがたくさん笑ってくれるから、俺も笑うし、尾台さんが私袴田君の笑った顔好きですって言うから、破顔しっぱなしだ。
何でもないのに幸せだ、食べなかった甘いものも買わなかったお土産も、今じゃ、何をあげたら尾台さん喜んでくれるかなって興味が湧いてくる。
「はい、尾台さんアイス買ってきました」
「わーい、チョコ?」
「いえ、マグロアイス」
「?!」
「オススメ! とあったので」
「チャレンジャーだね?」
ちなみにマグロの形をしたクッキーとマグロに似せたチョコクランチが乗っているバニラアイスだった。
水族館を一通り見終えて、帰る前に観覧車を見上げた、もちろん乗るんだけど、尾台さんはトイレに行ってきますって帰ってきてから悩んでる。
もう一回行こうかな……いやいやでも……ってしてて。
「何尾台さん頻尿?」
「違うよ!! いや、ちょっと気になる事があって……見間違えかもだけど……」
「ん?」
うーんって口に手を当てた尾台さんは難しい顔で背伸びをすると俺の耳元で言う。
「あの……総務の二人に激似な人がいて、デート?……見間違えだとは思うんですが……」
「へえ」
別に本物なのでは? と思ったけど、まあいい。せっかくのデートを彼らに邪魔されたくない。
尾台さんの手を引いて夕日に光る観覧車を目指した、少し距離があってゆっくり歩く。
目の前に着いた時だ、ちょうど観覧車がライトアップされて尾台さんはわあっと小さく驚いて俺の腕を抱き締めてきた。
頭にキスして、顔を上げるから唇にもして、言葉にしなくてもキラキラした瞳が好きだって言ってくれた。
「袴田君!」
「はい」
尾台さんは口に手を当てコホンとやって長い人差し指を立てて言う。
「第一回、袴田君限定尾台さん今何考えてるんだろうな早押し当てクイズやりませんか」
「袴田君限定で早押しクイズなんですか俺誰と競うの」
「たまに私も参戦します」
「へえ出題者も回答者側に? 新しいですねやります」
尾台さんニヤってしてるけど、楽しそうだからいいか、何ていうかその……左手に水族館のパンフレット持ってるのは見ない方がいいのかな。
私の行きたいとこどーこだ? って出題されて直に水族館! って答えると「クイズ楽しもうって気持ちがないよねチミは!!」と言われそうだし外しても「私の事全然わかってくれないー」って拗ねそうだし……怒る方と拗ねる方……どっちが見たいかなぁと眼鏡持ちながら考えていたら、
「第一問!」
「お?」
「私の好きな人!」
「はい、袴田君」
答えたら、尾台さんプププって悪戯に笑って目細めて、
「は袴田君ですが、最も長生きした魚類は何でしょうか、うふふふふふ」
とパンフレットで口元を隠した。ああ何か魚の豆知識みたいのでも載ってたのかな。
「えっと……ニシオンデンザメじゃありませんでしたっけ、確か400歳位、セキツイ動物でも、世界一の記録だったはずです。小さい時気になって調べた記憶が……」
「むむむ! ピンポン押さなかったからハズレ!!」
「そっかごめんなさい」
ピンポンないけど。
尾台さんはあーあーあーあーってつまらないーって顔を振り出して、渾身の一問だったかな悪い事したな。
「ねえ尾台さん」
「第二問!!」
「はい」
「私の行きたい所はどこでしょうか、ピンポン、はい尾台さん! 水族館!!!」
「正解」
目の前にパンフレット見せつけてきて、そのまま体を引き寄せる、なんだこの生き物は……。
尾台さんはそのまま俺の膝に乗ってきて首に腕を回すと、見て見てってパンフレットを開いた。
「第三問~尾台さんとぉー袴田君のぉー初めてのデートはどこだったでしょうか!」
「ピンポン」
「はい、袴田君」
「明治神宮」
「え?! ああ!!」
尾台さん、目見開いて瞬き凄いしてるんだけど…………。
「そ、そっかヨヨギ……」
「あ? 何? もしかして尾台さん素で初めてのデート水族館だったっと思ってたオチですか? ちょっと! 俺との初めてのデートはスケスケのティーバック履いて来た明治」
「うるさいよ」
ぎゅうって口手で塞がれて、いやこれはちょっと、あんだけ記念日だなんだって言う癖に初デートの場所忘れてたって噛んでやらなきゃ、押し付けられた手の平噛み付いたら、尾台さんはビクってしてた。
「だ、だって! もちろん代々木公園も忘れてないけど、水族館は夜うちに来てくれて嬉しかったし一緒に行ってなんかこう、すっごいドキドキしたんだもん! ああ私本当に袴田君が好きなんだなって改めて思った所だったから、その印象が深…………………くはないし、正直今もあんまり好きじゃないんで今のナシ!! 同棲も迷惑だから!」
「はいはいツンツンツンツン」
抱き付いて最後の方ブツブツ言ってくるの、何なんだろうな、どういう気持ちで言ってるんだろう。
背中ポンポンしてあげたら、尾台さんは俺の首の後ろでパンフレット見てて、ここの水族館マグロがいっぱいいるんですよーと見どころを教えてくれた。
「行きたいんですか?」
「はい、観覧車もあるんです乗りたいです」
「じゃあ今日は明日に備えてこのままエッチしてソファー寝ます?」
「ダメ」
「どうして?」
「北枕」
「ああそう」
尾台さんは相変わらず癖が強い。
それで結局エッチはしたけど、ベッドに連れて行って就寝、朝は俺より早く起きてお弁当を作っていた。
「にゃんちゃんおはよ大好き」
「はい、私も! おはよちゅんちゅん」
にゃんにゃんさんお家にいる幸せ~寝起きなのもあって、しっかりした俺! みたいの作れず可愛い頭にすり寄ってしまうんだけど、頭で押し返してきながら、尾台さんも俺にスリスリしてくれるの最高に満たされる。
「お昼はどこかお店で食べるのかと思ってました」
「それもいいんですけど、ピクニックできる所もあるので、サンドウィッチ持って行きましょう?」
「ん?」
ね! ってボックスに入っていたのは、俺が生まれて初めて作ったスティックサンドのお弁当だった。
「尾台すわーーーーーーん!!!」
「わわ、何?!」
「セックスがしたいです!!」
「夜なッ!!!」
支度を済ませて電車に乗れば、尾台さんは車内で抱き付いてきて。
「ん? どうしました? 具合悪いんですか」
「違くて、ほら…私恋人いない歴=年齢だったから、彼氏ができた今こそ、爆発してもらいたい位のリア充カッポーになろうかと」
「ああ、じゃあキスでもします?」
「………………だ、だめ」
と、満更でもない顔、だけど尾台さんキスだけで直ぐアンとか言うから止めておこう。
案の定してほしそうだけど……。
「袴田君は」
「はい」
「その…………過去デートではどんな事してたんですか」
「ん? 俺は」
「隙あらば自分語りッ!!!!!!!!!!」
「ちょっと……何尾台さん、あなたが聞いてきたんでしょう?」
「き、聞いてないですう」
ツンってしてぎゅうってしてきて、なんなら頬にキスしてきた。
「俺はにゃんにゃんさん一筋ですから」
「…………」
頬染めながらしたり顔ってそんなの当り前なのになあ。
尾台さんが行きたいと持ってきたパンフレットは葛西臨海公園だった、東京湾に面した大きな公園で、公園と言って水族館もあるしバーベキュー場も森も鳥類園も宿泊施設もあって、広い駐車場もついた複合施設のようなものだ。
こういう休みの日には家族連れで賑わっている。
駅に着いたら、水族館までのアーケードには子供が走り回っていた、向こうに見える大きな観覧車は夜になるとライトアップされるみたいで、尾台さんは絶対乗ろうね! って目を輝かせている。
まずは少し公園を散策して、海を見たり花を見たり……芝生のエリアでレジャーシートを敷いて、落ち着けば、初めてのデートを思い出した。
あの日を思い出して、ちょっと二人で恥ずかしくなってしまった。
俺が作った弁当なんかより何倍も美味しいのに、尾台さんは俺が作ってきてくれたサンドウィッチの方が美味しかったと言っていた。
膝枕してもらって、癖毛を優しく撫でられて、あの日と全く気持ちは変わらない。
「ナニコレ俺死んでもいいや」
「ダメです」
見つめ合って笑ってゆっくり時間が流れて、柔らかい風に髪が揺れた。
「寒くないですか」
「全然ですよ」
「ならもう少しこのままでいたいです」
「うん、私も」
少し目を瞑っていたら、尾台さんからキスしてくれた。
休憩して、じゃあ水族館に行こうとなって手を繋ぐ、目の前に大きなドーム型のエントランスが現れて足を止めた。
東京湾を背にした巨大なガラスドーム…………じっと見つめていたら、尾台さんがきゅっと手を強く握ってくる。
「なんだかワクワクしますね? 異世界に繋がっていそう私こういう所大好き」
「はい俺も大好きです、尾台さんも水族館も」
「嬉しい。それにしてもなんかこう……コスプレの撮影会もできそうですよねココ」
「いいですね、昔に遡ってにゃんにゃんさん撮りたいです」
二人で笑って、水族館を楽しんだ。
尾台さんがたくさん笑ってくれるから、俺も笑うし、尾台さんが私袴田君の笑った顔好きですって言うから、破顔しっぱなしだ。
何でもないのに幸せだ、食べなかった甘いものも買わなかったお土産も、今じゃ、何をあげたら尾台さん喜んでくれるかなって興味が湧いてくる。
「はい、尾台さんアイス買ってきました」
「わーい、チョコ?」
「いえ、マグロアイス」
「?!」
「オススメ! とあったので」
「チャレンジャーだね?」
ちなみにマグロの形をしたクッキーとマグロに似せたチョコクランチが乗っているバニラアイスだった。
水族館を一通り見終えて、帰る前に観覧車を見上げた、もちろん乗るんだけど、尾台さんはトイレに行ってきますって帰ってきてから悩んでる。
もう一回行こうかな……いやいやでも……ってしてて。
「何尾台さん頻尿?」
「違うよ!! いや、ちょっと気になる事があって……見間違えかもだけど……」
「ん?」
うーんって口に手を当てた尾台さんは難しい顔で背伸びをすると俺の耳元で言う。
「あの……総務の二人に激似な人がいて、デート?……見間違えだとは思うんですが……」
「へえ」
別に本物なのでは? と思ったけど、まあいい。せっかくのデートを彼らに邪魔されたくない。
尾台さんの手を引いて夕日に光る観覧車を目指した、少し距離があってゆっくり歩く。
目の前に着いた時だ、ちょうど観覧車がライトアップされて尾台さんはわあっと小さく驚いて俺の腕を抱き締めてきた。
頭にキスして、顔を上げるから唇にもして、言葉にしなくてもキラキラした瞳が好きだって言ってくれた。
0
お気に入りに追加
1,829
あなたにおすすめの小説
【R18】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※完結済み、手直ししながら随時upしていきます
※サムネにAI生成画像を使用しています
【R18】豹変年下オオカミ君の恋愛包囲網〜策士な後輩から逃げられません!〜
湊未来
恋愛
「ねぇ、本当に陰キャの童貞だって信じてたの?経験豊富なお姉さん………」
30歳の誕生日当日、彼氏に呼び出された先は高級ホテルのレストラン。胸を高鳴らせ向かった先で見たものは、可愛らしいワンピースを着た女と腕を組み、こちらを見据える彼の姿だった。
一方的に別れを告げられ、ヤケ酒目的で向かったBAR。
「ねぇ。酔っちゃったの………
………ふふふ…貴方に酔っちゃったみたい」
一夜のアバンチュールの筈だった。
運命とは時に残酷で甘い………
羊の皮を被った年下オオカミ君×三十路崖っぷち女の恋愛攻防戦。
覗いて行きませんか?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
・R18の話には※をつけます。
・女性が男性を襲うシーンが初回にあります。苦手な方はご注意を。
・裏テーマは『クズ男愛に目覚める』です。年上の女性に振り回されながら、愛を自覚し、更生するクズ男をゆるっく書けたらいいなぁ〜と。
【R18】訳あり御曹司と秘密の契約【本編完結・番外編不定期更新中】
羽村美海
恋愛
✿2024/2/22要の弟・隼のお話『副社長、この執愛は契約違反です!(原作:鬼畜御曹司〜)』がKADOKAWAタテスクコミック様にてタテスクコミック化していただきました!各電子書店様にて配信中です✿
✿2023/8/18要の弟・隼と侑李の愛息がヒーローとなった作品が『極上御曹司と甘い一夜を過ごしたら、可愛い王子ごと溺愛されています』と改題され、エタニティブックス様より発売中です✿
野獣に捕らわれた檻の中で私は甘く淫らに溶かされる……。この恋はいつか叶いますか?
♪゜・*:.。. .。.:*・♪
老舗高級チョコレートブランド『YAMATO』に入社間もない美菜は、ある事がきっかけで副社長とすかしたインテリ銀縁メガネ秘書(♂️)の策略に嵌まってしまう。
そして、副社長のアレのせいで…とんでもない契約を交わすことになるのだが……。
美菜は自分が出した条件に苦しむことになる。
一方、副社長と秘書には、他にもなにやら事情があるらしく……。
そんなことを知る由もない美菜には、更なる試練が待ち構えているのだった。
♪゜・*:.。. .。.:*・♪
<綾瀬 美菜・アヤセ ミナ>♀23歳
お子ちゃまな恋愛しかしたことのない新入社員
<神宮寺 要・ジングウジ カナメ>♂33歳
老舗高級チョコレートブランド『YAMATO』の御曹司である副社長、超絶ハイスペックなイケメンだけど傍若無人で少々訳あり
♪゜・*:.。. .。.:*・♪
※大人表現満載で切なさありのドタバタ・ラブコメディです。
※ゲイ、バイ等出てきますが、BL的な過激表現はありません。
※傍若無人な野獣なので、多少は無理矢理な場面もありますが、激甘の溺愛になる予定です。
※モデルにした会社が存在しますが全てフィクションです。
⚠「Reproduction is prohibited.(転載禁止)」
♪゜・*:.。. .。.:*・♪
拠点であるエブリスタでは加筆修正しましたが、こちらは修正前のままとなっております。
感想、ありがとうございますm(_ _)m
様とさんの統一ができていなかったようです。すみませんm(_ _)m
20.6.18 エブリスタにて完結
19.3.4 急上昇ランキング1位獲得
19.2.3 エブリスタにて公開
孕むまでオマエを離さない~孤独な御曹司の執着愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「絶対にキモチイイと言わせてやる」
私に多額の借金を背負わせ、彼氏がいなくなりました!?
ヤバい取り立て屋から告げられた返済期限は一週間後。
少しでもどうにかならないかとキャバクラに体験入店したものの、ナンバーワンキャバ嬢の恨みを買い、騒ぎを起こしてしまいました……。
それだけでも絶望的なのに、私を庇ってきたのは弊社の御曹司で。
副業がバレてクビかと怯えていたら、借金の肩代わりに妊娠を強要されたんですが!?
跡取り身籠もり条件の愛のない関係のはずなのに、御曹司があまあまなのはなぜでしょう……?
坂下花音 さかしたかのん
28歳
不動産会社『マグネイトエステート』一般社員
真面目が服を着て歩いているような子
見た目も真面目そのもの
恋に関しては夢を見がちで、そのせいで男に騙された
×
盛重海星 もりしげかいせい
32歳
不動産会社『マグネイトエステート』開発本部長で御曹司
長男だけどなにやら訳ありであまり跡取りとして望まれていない
人当たりがよくていい人
だけど本当は強引!?
腹黒御曹司の独占欲から逃げられません 極上の一夜は溺愛のはじまり
春宮ともみ
恋愛
旧題:極甘シンドローム〜敏腕社長は初恋を最後の恋にしたい〜
大手ゼネコン会社社長の一人娘だった明日香は、小学校入学と同時に不慮の事故で両親を亡くし、首都圏から離れた遠縁の親戚宅に預けられ慎ましやかに暮らすことに。質素な生活ながらも愛情をたっぷり受けて充実した学生時代を過ごしたのち、英文系の女子大を卒業後、上京してひとり暮らしをはじめ中堅の人材派遣会社で総務部の事務職として働きだす。そして、ひょんなことから幼いころに面識があったある女性の結婚式に出席したことで、運命の歯車が大きく動きだしてしまい――?
***
ドSで策士な腹黒御曹司×元令嬢OLが紡ぐ、甘酸っぱい初恋ロマンス
***
◎作中に出てくる企業名、施設・地域名、登場人物が持つ知識等は創作上のフィクションです
◆アルファポリス様のみの掲載(今後も他サイトへの転載は予定していません)
※著者既作「(エタニティブックス)俺様エリートは独占欲全開で愛と快楽に溺れさせる」のサブキャラクター、「【R18】音のない夜に」のヒーローがそれぞれ名前だけ登場しますが、もちろんこちら単体のみでもお楽しみいただけます。彼らをご存知の方はくすっとしていただけたら嬉しいです
※著者が読みたいだけの性癖を詰め込んだ三人称一元視点習作です
それは、あくまで不埒な蜜戯にて
奏多
恋愛
設楽一楓は、高校生の頃、同級生で生徒会長だった瀬名伊吹に弱みを握られて一度だけ体の関係を持った。
その場限りの約束のはずが、なぜか彼が作った会社に働くことになって!?
一度だけのあやまちをなかったことにして、カリスマ的パワハラ悪魔に仕えていた一楓に、突然悪魔が囁いた――。
「なかったことに出来ると思う? 思い出させてあげるよ、あの日のこと」
ブラック企業での叩き上げプログラマー兼社長秘書
設楽一楓
(しだら いちか)
×
元同級生兼カリスマIT社長
瀬名伊吹
(せな いぶき)
☆現在番外編執筆中☆
あの夜をもう一度~不器用なイケメンの重すぎる拗らせ愛~
sae
恋愛
イケメン、高学歴、愛想も良くてモテ人生まっしぐらに見える高宮駿(たかみやしゅん)は、過去のトラウマからろくな恋愛をしていない拗らせた男である。酔った勢いで同じ会社の美山燈子(みやまとうこ)と一夜の関係を持ってまう。普段なら絶対にしないような失態に動揺する高宮、一方燈子はひどく冷静に事態を受け止め自分とのことは忘れてくれと懇願してくる。それを無視できない高宮だが燈子との心の距離は開いていく一方で……。
☆双方向の視点で物語は進みます。
☆こちらは自作「ゆびさきから恋をする~」のスピンオフ作品になります。この作品からでも読めますが、出てくるキャラを知ってもらえているとより楽しめるかもです。もし良ければそちらも覗いてもらえたら嬉しいです。
⭐︎本編完結
⭐︎続編連載開始(R6.8.23〜)、燈子過去編→高宮家族編と続きます!お付き合いよろしくお願いします!!
お前を必ず落として見せる~俺様御曹司の執着愛
ラヴ KAZU
恋愛
まどかは同棲中の彼の浮気現場を目撃し、雨の中社長である龍斗にマンションへ誘われる。女の魅力を「試してみるか」そう言われて一夜を共にする。龍斗に頼らない妊娠したまどかに対して、契約結婚を申し出る。ある日龍斗に思いを寄せる義妹真凜は、まどかの存在を疎ましく思い、階段から突き落とす。流産と怪我で入院を余儀なくされたまどかは龍斗の側にはいられないと姿を消す。そこへ元彼の新が見違えた姿で現れる。果たして……
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。