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Childhood friend lover3
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そんでハイジの何が腹立つって、オレの部屋に置いてある図鑑、一度見た恐竜の名前は全部覚える所だよ、飛行機の機体もいつの間にか覚えてるし、ジェットエンジンの音で聞き分けたりする意味わかんないヤツだ。
でも箸持つの下手くそだし、言ったことは直ぐ忘れるんだよ意味不明。
「おい、ハイジこないだのテスト何点だった?」
「ん? 一組もやったの? ボクは95点だったよ」
「へー……(75点だったなんて絶対言わない)」
本当アホ面の割にそこそこ頭いいんだよな……。
サッカーボールしか蹴ってないような顔して、しいたけ食えない癖に(オレは食えるぞ)
このオレがこのバカに負けるモノかと思うんだけど、見て見て翔って先にチン毛見せられた日の夜は泣いた。
困るのはあれだ、クラスが同じなら一緒にいてもおかしくないけど、別のクラスなのにハイジといるから目立つんだよな、予告もなくあいつは隣のクラスからやってくるんだよ。
クラス跨いでまでつるんでお前ら本当に仲良いなって言われる。
別に仲良くないしって言う前にハイジが「いや、あんま仲良くねえよ」って答えてんのがすげー腹立つ、なら来んなハゲ。
しかも家にまで来るし、
「なあ翔」
「しない」
「なんも言ってねーじゃん」
「絶対サッカーしようぜって言うだろ? しない」
「ぬ」
「オレ今忙しいから」
「忙しいのにゲームする暇はあるんだな」
「ゲームするのに忙しいんだよ」
「ボクと遊ぶのより?」
「…………ぅるさぃ」
「なあ、翔」
「行かないったら」
「…………じゃあいいよ、ボク一人で行くから」
「だったら服引っ張んなよ! ったく、もうちょっとしたらレポート書くから待っとけ」
「早くしろバカ」
「うるせーボケ何笑ってんだよ」
家にいるばかりじゃ体に悪いからな、仕方なく! 仕方なくだぞ!!
で、ハイジは運動会じゃ応援団の団長やったり、頭も良いしさ、そりゃ小学校でも良くモテてたよ。
特別すっげー格好いいって訳じゃないけどさ、小さい頃って運動できる奴がモテるじゃん? そんなもんだな。
ただそんなアイツにも一つ弱点があって、府に落ちないっつーかイラッとくる問題があった。
クソバカなハイジがさ体操着忘れたから貸してやったんだよ、で、その次の時間はうちのクラスが体育だったから、取に行ったんだ。
そしたら、ハイジの周りで友達(?)らしきアホ共が言ってた。
「お前の名前、ハイジっておっかしー」
「男なのに女みたいだよな」
「変な名前」
「古いアニメだっけ?」
って仲良いフリして悪質ないじり、ハイジが何も言わないもんだから面白がってる、そういう所なじられてる時は正直ムカついたな。
オレ達の年代なんて珍しい名前の奴なんて他にもいたのに、親から聞いたのか、わざとハイジを「アーデルハイト」なんて呼ぶ奴もいた。
それでも決まってハイジは色んな名前があるよなあって笑うだけだった。
笑ってた癖に、そういう日はうちに遊ぼうって来ないからオレがハイジの家に行く。
慰めに行く訳じゃない、だってハイジ泣いてないし、っつかお前にかける言葉なんて生憎持ち合わせてないんだよ大嫌いだからな。
で、いつも通りばーちゃんのいる和室で仰向けになってハイジは漫画読んでた。
ピンポンするの面倒くせーから庭から上がる、足音でオレに気が付いてるはずなのに、ハイジはこっちを見なかった。
「お前字読めるんだ」
「人並みにな」
「リコーダーの練習でもすれば」
「凡人め、ボクのような天才は一度聞けば吹けるんだよ、よって練習などいらぬ」
「そうかよ、セッションしてやろうと思ったのに」
言いながら仏壇のお鈴をチンチン鳴らしたら、ばーちゃんに怒られるぞって言われたから止めといた。
そのばーちゃんが翔ちゃんも一緒におやつ食べようねって台所に消えて、やる事ないから仕方なくオレもハイジの横に寝転がって漫画を覗き込む。
「翔こそ、字読めんだな」
「なあハイジ」
「おう」
「お前どうして名前いじられて怒んないの、お前が怒んないから皆調子乗るじゃん」
「ああ」
「お前の方が走るの速いし、頭だっていーだろ」
ハイジは読んだ? ってオレの方見て次のページめくって、どうでもいいよ漫画なんて。
手で払ったらハイジは漫画をパタッと閉じた。
「だって可哀想だろ」
「あ?」
「名前なんてボクじゃどうにもできない、そんなの誰だってわかってるじゃん。これは親がつけたものだボクの意思じゃない」
「…………」
「ボクだってサッカーや勉強に文句言われたら言い返すよ。でも名前なんて自分じゃどうにもできない所を悪く言うって、そこしか言える所がないからだろ」
「うーん……」
「正々堂々と戦う場面には出てこないで、相手の外見にケチをつける可哀想な奴らなんだよ。かけっこの勝負しろって言うならボクは向き合うよ。でもさその土俵にすら上がってこられない奴らにボクが構う必要ってないだろ? ブスとか背が低いとか家庭環境とか、そんな努力に関係ない所でしか強気に出られない奴らなんて、自分が弱いって言ってるようなものじゃないか。きっとアーデルハイトって意味すら知らないよ」
「そんな風に考えてるヤツお前だけだよ、皆面白がってるだけだ」
「皆って? 翔もボクの名前バカみたいって思ってるの?」
「思ってるよ、バカみたいじゃなくてバカだろ」
「ふーん? ボクはてっきりバカにされてるのがムカついたから怒りに来たんだと思ったけど?」
「お前なんてどうでもいいし」
「まあいいや、この世にはもっとお面白いモノがたくさんあるのに、人をバカにして面白がっているような程度の低い人間にはボクはなりたくない」
「格好つけやがってアホの癖に…………お前の名前……変だぞ。すげえ変だから想像以上に浮いてるから今まで見た事ないレベル可笑しいから」
「来てくれてありがとう翔」
暇だっただけだようんこって言おうと思ったらハイジのばーちゃんが水羊羹持って来て言えなかった。
そんなハイジは自分以外では、いじりだなんだって誰かが冷やかされてる場面見ると、「ボクそういうの見過ごせないから」って立ち上がるんだよなぁ……相手が年上でもだよ、ヒーローかよ気持ち悪いな。
もちろん、気にしてないのに、オレがちょーとでも根暗だオタクだなんて言われてたら「お前こいつすげぇポケモントレーナーなんだぞ、ミュウツーめっちゃ言う事聞くから」って斜め上な擁護してくれたっけな。
ちなみにオレもハイジもそこそこ頭良いって言われてた、もっと上のヤツもいるけど進学塾入ってる奴らと引けを取らないレベルだった。
もちろんオレ等は塾は通ってない、通ってないが両親共働きで本だけは買い与えられててな、二人で暗記競争に本の貸し借り、どっちが速く本読み終えるかどっちが多く問題解けるかって競い合ってたら、ご覧の有様だったんだよな。
ハイジのばーちゃんが勉強関連の本だったら無限に買ってくれて、近くに古本屋もある、わかんないとこは親なり先生に聞けばいーし、知識を増やす環境が整ってた。
っつかハイジがちょっとでもオレの知らない単語口にすれば気になったし、オレがこれ見よがしに一学年上の算数の公式言えば、何それ何それすっげー食いついて来たしな、こいつにだけは負けらんねえ!!
って仲も良くないし、気付いたらライバルだ。
まあ、そんな小学生時代は楽しかったよ、どんな感情を前にしても、よくわからんとかムカツクで終わらせられたしな、でもそれも小さい時の話だ。
中学生になって、そのままオレ達は地元の公立校に入学した。
首元が苦しい学ラン。
そうついに、入学してしまった。
今まで胸が苦しくても何とも思わなかったのに、苦しかったそれに気づかされる思春期が中学校で待っていた。
でも箸持つの下手くそだし、言ったことは直ぐ忘れるんだよ意味不明。
「おい、ハイジこないだのテスト何点だった?」
「ん? 一組もやったの? ボクは95点だったよ」
「へー……(75点だったなんて絶対言わない)」
本当アホ面の割にそこそこ頭いいんだよな……。
サッカーボールしか蹴ってないような顔して、しいたけ食えない癖に(オレは食えるぞ)
このオレがこのバカに負けるモノかと思うんだけど、見て見て翔って先にチン毛見せられた日の夜は泣いた。
困るのはあれだ、クラスが同じなら一緒にいてもおかしくないけど、別のクラスなのにハイジといるから目立つんだよな、予告もなくあいつは隣のクラスからやってくるんだよ。
クラス跨いでまでつるんでお前ら本当に仲良いなって言われる。
別に仲良くないしって言う前にハイジが「いや、あんま仲良くねえよ」って答えてんのがすげー腹立つ、なら来んなハゲ。
しかも家にまで来るし、
「なあ翔」
「しない」
「なんも言ってねーじゃん」
「絶対サッカーしようぜって言うだろ? しない」
「ぬ」
「オレ今忙しいから」
「忙しいのにゲームする暇はあるんだな」
「ゲームするのに忙しいんだよ」
「ボクと遊ぶのより?」
「…………ぅるさぃ」
「なあ、翔」
「行かないったら」
「…………じゃあいいよ、ボク一人で行くから」
「だったら服引っ張んなよ! ったく、もうちょっとしたらレポート書くから待っとけ」
「早くしろバカ」
「うるせーボケ何笑ってんだよ」
家にいるばかりじゃ体に悪いからな、仕方なく! 仕方なくだぞ!!
で、ハイジは運動会じゃ応援団の団長やったり、頭も良いしさ、そりゃ小学校でも良くモテてたよ。
特別すっげー格好いいって訳じゃないけどさ、小さい頃って運動できる奴がモテるじゃん? そんなもんだな。
ただそんなアイツにも一つ弱点があって、府に落ちないっつーかイラッとくる問題があった。
クソバカなハイジがさ体操着忘れたから貸してやったんだよ、で、その次の時間はうちのクラスが体育だったから、取に行ったんだ。
そしたら、ハイジの周りで友達(?)らしきアホ共が言ってた。
「お前の名前、ハイジっておっかしー」
「男なのに女みたいだよな」
「変な名前」
「古いアニメだっけ?」
って仲良いフリして悪質ないじり、ハイジが何も言わないもんだから面白がってる、そういう所なじられてる時は正直ムカついたな。
オレ達の年代なんて珍しい名前の奴なんて他にもいたのに、親から聞いたのか、わざとハイジを「アーデルハイト」なんて呼ぶ奴もいた。
それでも決まってハイジは色んな名前があるよなあって笑うだけだった。
笑ってた癖に、そういう日はうちに遊ぼうって来ないからオレがハイジの家に行く。
慰めに行く訳じゃない、だってハイジ泣いてないし、っつかお前にかける言葉なんて生憎持ち合わせてないんだよ大嫌いだからな。
で、いつも通りばーちゃんのいる和室で仰向けになってハイジは漫画読んでた。
ピンポンするの面倒くせーから庭から上がる、足音でオレに気が付いてるはずなのに、ハイジはこっちを見なかった。
「お前字読めるんだ」
「人並みにな」
「リコーダーの練習でもすれば」
「凡人め、ボクのような天才は一度聞けば吹けるんだよ、よって練習などいらぬ」
「そうかよ、セッションしてやろうと思ったのに」
言いながら仏壇のお鈴をチンチン鳴らしたら、ばーちゃんに怒られるぞって言われたから止めといた。
そのばーちゃんが翔ちゃんも一緒におやつ食べようねって台所に消えて、やる事ないから仕方なくオレもハイジの横に寝転がって漫画を覗き込む。
「翔こそ、字読めんだな」
「なあハイジ」
「おう」
「お前どうして名前いじられて怒んないの、お前が怒んないから皆調子乗るじゃん」
「ああ」
「お前の方が走るの速いし、頭だっていーだろ」
ハイジは読んだ? ってオレの方見て次のページめくって、どうでもいいよ漫画なんて。
手で払ったらハイジは漫画をパタッと閉じた。
「だって可哀想だろ」
「あ?」
「名前なんてボクじゃどうにもできない、そんなの誰だってわかってるじゃん。これは親がつけたものだボクの意思じゃない」
「…………」
「ボクだってサッカーや勉強に文句言われたら言い返すよ。でも名前なんて自分じゃどうにもできない所を悪く言うって、そこしか言える所がないからだろ」
「うーん……」
「正々堂々と戦う場面には出てこないで、相手の外見にケチをつける可哀想な奴らなんだよ。かけっこの勝負しろって言うならボクは向き合うよ。でもさその土俵にすら上がってこられない奴らにボクが構う必要ってないだろ? ブスとか背が低いとか家庭環境とか、そんな努力に関係ない所でしか強気に出られない奴らなんて、自分が弱いって言ってるようなものじゃないか。きっとアーデルハイトって意味すら知らないよ」
「そんな風に考えてるヤツお前だけだよ、皆面白がってるだけだ」
「皆って? 翔もボクの名前バカみたいって思ってるの?」
「思ってるよ、バカみたいじゃなくてバカだろ」
「ふーん? ボクはてっきりバカにされてるのがムカついたから怒りに来たんだと思ったけど?」
「お前なんてどうでもいいし」
「まあいいや、この世にはもっとお面白いモノがたくさんあるのに、人をバカにして面白がっているような程度の低い人間にはボクはなりたくない」
「格好つけやがってアホの癖に…………お前の名前……変だぞ。すげえ変だから想像以上に浮いてるから今まで見た事ないレベル可笑しいから」
「来てくれてありがとう翔」
暇だっただけだようんこって言おうと思ったらハイジのばーちゃんが水羊羹持って来て言えなかった。
そんなハイジは自分以外では、いじりだなんだって誰かが冷やかされてる場面見ると、「ボクそういうの見過ごせないから」って立ち上がるんだよなぁ……相手が年上でもだよ、ヒーローかよ気持ち悪いな。
もちろん、気にしてないのに、オレがちょーとでも根暗だオタクだなんて言われてたら「お前こいつすげぇポケモントレーナーなんだぞ、ミュウツーめっちゃ言う事聞くから」って斜め上な擁護してくれたっけな。
ちなみにオレもハイジもそこそこ頭良いって言われてた、もっと上のヤツもいるけど進学塾入ってる奴らと引けを取らないレベルだった。
もちろんオレ等は塾は通ってない、通ってないが両親共働きで本だけは買い与えられててな、二人で暗記競争に本の貸し借り、どっちが速く本読み終えるかどっちが多く問題解けるかって競い合ってたら、ご覧の有様だったんだよな。
ハイジのばーちゃんが勉強関連の本だったら無限に買ってくれて、近くに古本屋もある、わかんないとこは親なり先生に聞けばいーし、知識を増やす環境が整ってた。
っつかハイジがちょっとでもオレの知らない単語口にすれば気になったし、オレがこれ見よがしに一学年上の算数の公式言えば、何それ何それすっげー食いついて来たしな、こいつにだけは負けらんねえ!!
って仲も良くないし、気付いたらライバルだ。
まあ、そんな小学生時代は楽しかったよ、どんな感情を前にしても、よくわからんとかムカツクで終わらせられたしな、でもそれも小さい時の話だ。
中学生になって、そのままオレ達は地元の公立校に入学した。
首元が苦しい学ラン。
そうついに、入学してしまった。
今まで胸が苦しくても何とも思わなかったのに、苦しかったそれに気づかされる思春期が中学校で待っていた。
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