123 / 156
寧々ちゃんまだまだ寵愛中
いただきます
しおりを挟む
お休みの日、近所のスーパーの朝市に買い出しに行こうって約束してたんだけど、辰巳さんを一人で行かせてしまった。
何でって最近辰巳さんは週末やたらと激しいのだ、昨夜も例に漏れず寧々ちゃん寧々ちゃんされて、朝ご飯の時何気なく腰を擦ってたら、寧々ちゃんはお家の事しててってお留守番任されてしまった。
まあ、私が行くと倍時間かかるし、お金も無駄遣いさせちゃうから、お留守番でもいいけどさ。
なら、お家の事頑張る!! って気合いを入れて、本の整理したり、掃除機かけたり、洗面所磨いたり、私すっごく家事できるようになったなあって、ピカピカになった鏡見て頷いてしまった。
このお家に来た時は、洗濯機の石鹸入れる場所も分からなかったし、お風呂の排水溝だって触れた事もなかった。
私にしてはお家綺麗に片付いたぞ! って帰って来た辰巳さんに褒めてもらえるの想像してニヤニヤして、今度はキッチンの前に立った。
お昼はいっぱいピザ焼く約束してるんだ!
オーブンと魚焼きグリルを駆使して、量産するの! 冷まして冷凍すればいつでも美味しいピザが食べられて最高なのだ!
ボールを覗けば、昨夜まん丸だった生地が発酵して膨張してて何だか可愛い、たっぷり作ったトマトソースも美味しいよぉ、生地にマヨネーズ塗ってに辰巳さんが作ってくれた照り焼きチキンとネギ乗せたピザも好きだ!
ピザの日だけ許してもらえる食事中のコーラもバッチリ冷やしてあるし、はああああ、お昼楽しみすぎてシンクをバンバン叩いてしまった。
そうだ、サラミや玉ねぎ切っとこ! って冷蔵庫開けたけど……あ、ダメだスライサーは一人の時使っちゃダメって言われてるんだった!(以前指スライスしちゃって辰巳さんを一週間落ち込ませる)
むむむ……じゃあコーン水切りしたり、オリーブ切ったりしとく? って冷蔵庫の中と睨めっこしてたら、物音がして……。
辰巳さん? もう帰ってきたんだーって思ったけど、音は玄関じゃなくて庭からで……え、何で?
庭って? まあ門から庭に入れるけど……ってゆうか、駐車場のシャッターが開く音しなかったよな……?
うわん! 恐い!! けど、今この家を守れるのは私だけ! と目の前にあったフライパン握りしめて忍び足で見に行ったら。
「…………」
あ、音の犯人いた、だし、泥棒とかではなかったんだけど、私は固まってしまって声を出せないでいる。
だって、あのドロ君が庭にいるんですよ、いるのはいいんだけどさ(いや、急にはビックリするけど)上半身裸なんだよ!! 肩にタオル掛けてるけど何にも隠れてない。
え! 何してんの?!!
「あー暑い暑い」
「!!!!」
庭にある水道の蛇口捻って顔にバシャバシャしてて、ヤ、ヤダ! キラキラビームみたいの出てる!!
「あ?」
「う」
一歩後退したら板の間がギシッて鳴っちゃってドロ君はこっちに振り返った。
「ジョギングして汗かいたから、小休憩」
「そ、そそ、そうですか」
こっち向いて垂れ目をニヤッてさせて、立ち上がって、
「ヒッ!!」
「なーんだよ、処女みたいな見た目して実は淫乱な癖に処女みたいな声出しちゃってさ?」
「こここここここっち来ないで下さッ」
ドロ君はニヤニヤしながら私の方に向かってきて、艶やかな体が光ってる、左胸にバラのタトゥーと肩にキスマークのタトゥーが彫られていた。
ガッチリした辰巳さんと違って線が細くてスラッとした体躯に長い手足、胸に咲いた薔薇。
辰巳さんの色気には敵わないけど、こんなの喪女即死させるには充分なセクシーオーラなんだってば!!
ドロ君は自分の肩にあるキスマークに口づけて、目を細めて言う。
「何ビビってんだよ。毎晩兄貴の裸見てんだろ?」
「それとこれとは」
「ん? 何? 俺の裸にも興奮しちゃうって?」
「そんな訳ないでしょ!」
「そりゃそうだよな? あんないい体した兄貴に抱かれてるんだもんな? 俺になんか興味ないよな」
縁側まで来られて、辰巳さんより背は低いけど、それでも段差がある私よりも大きい。
肩にかかったタオルで濡れた髪を乱暴に拭いて、至近距離で見る朝日に照らされたドロ君は尋常じゃない美男子だ。
声も出ずに見惚れていたら、細くて長い指がすっと伸びてきた、怖くて顔を引いたらおさげを取られた。
「これは? 兄貴がやってんの?」
「…………」
コクコク頷いて、そのまま手の届かない距離まで後退っておく。
「マジでお気に入りなんだな、ふーん、アンタ大丈夫? 来世の分も男運使い果たしちゃったんじゃないの?」
「え」
マジでか!! いや、その通りな気がするな? むしろ来世どころじゃないのでは!?
「いいよなー兄貴、俺も兄貴、じゃなきゃ惚れてるよ」
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
んん?!! あれ??? あれれ?!! 今なんて言って?? ああ、やばい!! 辰巳さんの弟って事で私のセンサーが作動していなかったけど、そうか……!!!!
動揺で眼鏡に添えた手がカチャカチャしちゃって、全身が震えてくる。
「あれれー? そういうのに偏見もっちゃうタイプー? 悲しいなー」
「い、いえ」
「まあ、俺は? 男が専門って訳じゃなくて、こいついいなって心から思った相手なら、抱きたいし抱かれてもいいって思うだけで、性別って尺度で人間見てないって話なんだけどね」
「!!!」
何か凄いのキタコレ!
離れた距離を音を立てず高速で縮めて、下を向く、目なんて合わせられないですから、こんな高貴なお方と。
「あ? 何よ」
「いえいえいえいえいえ、あの」
キラッと指輪が光る右手を両手で握って、もちろん下を向いたままご挨拶だ!
「わたくし、八雲寧々、そのような感性をお持ちの方を非常に崇拝しておりまして、目を見るのも烏滸がましく先日は大変無礼な態度を取ってしまい申し訳ございませんでした。このような、上からで失礼しますが、後日時間がある際には貴殿の尊い実体験等を詳しくお聞かせ願えませんでしょうか」
「うっわ何コイツめっちゃしゃべる」
手離して頭下げ……いや、土下座の方が一生懸命さが伝わ……?? とか考えていたら、ガレージが開く音がした。
「あ、辰巳しゃん!」
「おいちょっと待てお前、もしかして変な目で兄貴を……!」
垂れ目でキリっと睨まれて、え? え?? え??? 兄弟愛ですか!! ご褒美です!
眼鏡キリってさせとく!
「もちろん私の神様は寛容ですから、こんな私も大好きですよ」
「ふざけるなよお前!」
「わーい、お迎えに行って来よう!!」
大好きな辰巳さんのお荷物お持ちます!! ってガレージまで迎えに行ったら、辰巳さんは土とか肥料を降ろしてた。
そっか、今日は植木市もしてたんだ。
「おかえりなさいおかえりなさいおかえりなさいおかえりなさいおかえりなさいおかえりなさい大ちゅき」
「ただいま愛してる、元気だね可愛い。家で待っていて良かったのに」
「一秒でも早く辰巳さんに会いたくて」
「僕もだよ」
にこってしてくれて、荷解きしてる背中に体が勝手に飛び付いてしまう、わーいわーい好き好きー。
ってしてたら、肩に回した手クンクンされて、辰巳さんは眼鏡クイって直した。
「ドーラが来ているね?」
「ああ、ジョギングして汗かいたから休憩って庭にいましたよ」
「へえ?」
そのまま背中にくっついて、お家に入って玄関で降りて。
「あ、しまった! 荷物取りに行ったのに私が荷物になってた!!」
「なってないですよ、両手の荷物の重みが寧々ちゃんがいる事によって相殺」
「される訳ねえだろ、どんだけ甘やかすんだよ」
ドロ君は家に上がってて、おお服着てる。
辰巳さんの手から、重そうな方の袋持ってリビングに先に行ってしまった。
テーブルに袋を置いて、私達も後に続いて袋を置く。
「で? 休憩はすんだのドロ」
「うん、で、はいコレ」
「ん? 何」
どこから出したのか、ドロ君は小さな紙袋を差し出してきて、辰巳さんが背中押してくるから私が受け取った。
ほえ!!! まさか貴殿の自叙伝!?
そしたら、ドロ君は辰巳さんに、
「Пряники」
「ああ、ロシア行ってたのか」
「ぷにゃーにき?」
「そそ、兄貴これ好きだったろ、同じ材料で日本で作ってもこの味出せなくて、昔よく作ってたよな」
「そうだったね僕も覚えてるよ。そう、これを届けに?」
「おう、これやるから昼飯食わせてもらおうかなって、小さい時に食ってたにーにの飯が恋しくて~」
となんとドロ君は辰巳さんに抱き付いて絶句してしまった。
辰巳さんは、ああそうって軽く流して直ぐ体を離す、辰巳さん越しにドロ君は私を見下してきて小さな声で。
「兄貴に変な事したら許さないからな」
「!!!」
よく聞くあの名台詞ぅう!!! お、お絵かきしたい!!!!
何でって最近辰巳さんは週末やたらと激しいのだ、昨夜も例に漏れず寧々ちゃん寧々ちゃんされて、朝ご飯の時何気なく腰を擦ってたら、寧々ちゃんはお家の事しててってお留守番任されてしまった。
まあ、私が行くと倍時間かかるし、お金も無駄遣いさせちゃうから、お留守番でもいいけどさ。
なら、お家の事頑張る!! って気合いを入れて、本の整理したり、掃除機かけたり、洗面所磨いたり、私すっごく家事できるようになったなあって、ピカピカになった鏡見て頷いてしまった。
このお家に来た時は、洗濯機の石鹸入れる場所も分からなかったし、お風呂の排水溝だって触れた事もなかった。
私にしてはお家綺麗に片付いたぞ! って帰って来た辰巳さんに褒めてもらえるの想像してニヤニヤして、今度はキッチンの前に立った。
お昼はいっぱいピザ焼く約束してるんだ!
オーブンと魚焼きグリルを駆使して、量産するの! 冷まして冷凍すればいつでも美味しいピザが食べられて最高なのだ!
ボールを覗けば、昨夜まん丸だった生地が発酵して膨張してて何だか可愛い、たっぷり作ったトマトソースも美味しいよぉ、生地にマヨネーズ塗ってに辰巳さんが作ってくれた照り焼きチキンとネギ乗せたピザも好きだ!
ピザの日だけ許してもらえる食事中のコーラもバッチリ冷やしてあるし、はああああ、お昼楽しみすぎてシンクをバンバン叩いてしまった。
そうだ、サラミや玉ねぎ切っとこ! って冷蔵庫開けたけど……あ、ダメだスライサーは一人の時使っちゃダメって言われてるんだった!(以前指スライスしちゃって辰巳さんを一週間落ち込ませる)
むむむ……じゃあコーン水切りしたり、オリーブ切ったりしとく? って冷蔵庫の中と睨めっこしてたら、物音がして……。
辰巳さん? もう帰ってきたんだーって思ったけど、音は玄関じゃなくて庭からで……え、何で?
庭って? まあ門から庭に入れるけど……ってゆうか、駐車場のシャッターが開く音しなかったよな……?
うわん! 恐い!! けど、今この家を守れるのは私だけ! と目の前にあったフライパン握りしめて忍び足で見に行ったら。
「…………」
あ、音の犯人いた、だし、泥棒とかではなかったんだけど、私は固まってしまって声を出せないでいる。
だって、あのドロ君が庭にいるんですよ、いるのはいいんだけどさ(いや、急にはビックリするけど)上半身裸なんだよ!! 肩にタオル掛けてるけど何にも隠れてない。
え! 何してんの?!!
「あー暑い暑い」
「!!!!」
庭にある水道の蛇口捻って顔にバシャバシャしてて、ヤ、ヤダ! キラキラビームみたいの出てる!!
「あ?」
「う」
一歩後退したら板の間がギシッて鳴っちゃってドロ君はこっちに振り返った。
「ジョギングして汗かいたから、小休憩」
「そ、そそ、そうですか」
こっち向いて垂れ目をニヤッてさせて、立ち上がって、
「ヒッ!!」
「なーんだよ、処女みたいな見た目して実は淫乱な癖に処女みたいな声出しちゃってさ?」
「こここここここっち来ないで下さッ」
ドロ君はニヤニヤしながら私の方に向かってきて、艶やかな体が光ってる、左胸にバラのタトゥーと肩にキスマークのタトゥーが彫られていた。
ガッチリした辰巳さんと違って線が細くてスラッとした体躯に長い手足、胸に咲いた薔薇。
辰巳さんの色気には敵わないけど、こんなの喪女即死させるには充分なセクシーオーラなんだってば!!
ドロ君は自分の肩にあるキスマークに口づけて、目を細めて言う。
「何ビビってんだよ。毎晩兄貴の裸見てんだろ?」
「それとこれとは」
「ん? 何? 俺の裸にも興奮しちゃうって?」
「そんな訳ないでしょ!」
「そりゃそうだよな? あんないい体した兄貴に抱かれてるんだもんな? 俺になんか興味ないよな」
縁側まで来られて、辰巳さんより背は低いけど、それでも段差がある私よりも大きい。
肩にかかったタオルで濡れた髪を乱暴に拭いて、至近距離で見る朝日に照らされたドロ君は尋常じゃない美男子だ。
声も出ずに見惚れていたら、細くて長い指がすっと伸びてきた、怖くて顔を引いたらおさげを取られた。
「これは? 兄貴がやってんの?」
「…………」
コクコク頷いて、そのまま手の届かない距離まで後退っておく。
「マジでお気に入りなんだな、ふーん、アンタ大丈夫? 来世の分も男運使い果たしちゃったんじゃないの?」
「え」
マジでか!! いや、その通りな気がするな? むしろ来世どころじゃないのでは!?
「いいよなー兄貴、俺も兄貴、じゃなきゃ惚れてるよ」
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
んん?!! あれ??? あれれ?!! 今なんて言って?? ああ、やばい!! 辰巳さんの弟って事で私のセンサーが作動していなかったけど、そうか……!!!!
動揺で眼鏡に添えた手がカチャカチャしちゃって、全身が震えてくる。
「あれれー? そういうのに偏見もっちゃうタイプー? 悲しいなー」
「い、いえ」
「まあ、俺は? 男が専門って訳じゃなくて、こいついいなって心から思った相手なら、抱きたいし抱かれてもいいって思うだけで、性別って尺度で人間見てないって話なんだけどね」
「!!!」
何か凄いのキタコレ!
離れた距離を音を立てず高速で縮めて、下を向く、目なんて合わせられないですから、こんな高貴なお方と。
「あ? 何よ」
「いえいえいえいえいえ、あの」
キラッと指輪が光る右手を両手で握って、もちろん下を向いたままご挨拶だ!
「わたくし、八雲寧々、そのような感性をお持ちの方を非常に崇拝しておりまして、目を見るのも烏滸がましく先日は大変無礼な態度を取ってしまい申し訳ございませんでした。このような、上からで失礼しますが、後日時間がある際には貴殿の尊い実体験等を詳しくお聞かせ願えませんでしょうか」
「うっわ何コイツめっちゃしゃべる」
手離して頭下げ……いや、土下座の方が一生懸命さが伝わ……?? とか考えていたら、ガレージが開く音がした。
「あ、辰巳しゃん!」
「おいちょっと待てお前、もしかして変な目で兄貴を……!」
垂れ目でキリっと睨まれて、え? え?? え??? 兄弟愛ですか!! ご褒美です!
眼鏡キリってさせとく!
「もちろん私の神様は寛容ですから、こんな私も大好きですよ」
「ふざけるなよお前!」
「わーい、お迎えに行って来よう!!」
大好きな辰巳さんのお荷物お持ちます!! ってガレージまで迎えに行ったら、辰巳さんは土とか肥料を降ろしてた。
そっか、今日は植木市もしてたんだ。
「おかえりなさいおかえりなさいおかえりなさいおかえりなさいおかえりなさいおかえりなさい大ちゅき」
「ただいま愛してる、元気だね可愛い。家で待っていて良かったのに」
「一秒でも早く辰巳さんに会いたくて」
「僕もだよ」
にこってしてくれて、荷解きしてる背中に体が勝手に飛び付いてしまう、わーいわーい好き好きー。
ってしてたら、肩に回した手クンクンされて、辰巳さんは眼鏡クイって直した。
「ドーラが来ているね?」
「ああ、ジョギングして汗かいたから休憩って庭にいましたよ」
「へえ?」
そのまま背中にくっついて、お家に入って玄関で降りて。
「あ、しまった! 荷物取りに行ったのに私が荷物になってた!!」
「なってないですよ、両手の荷物の重みが寧々ちゃんがいる事によって相殺」
「される訳ねえだろ、どんだけ甘やかすんだよ」
ドロ君は家に上がってて、おお服着てる。
辰巳さんの手から、重そうな方の袋持ってリビングに先に行ってしまった。
テーブルに袋を置いて、私達も後に続いて袋を置く。
「で? 休憩はすんだのドロ」
「うん、で、はいコレ」
「ん? 何」
どこから出したのか、ドロ君は小さな紙袋を差し出してきて、辰巳さんが背中押してくるから私が受け取った。
ほえ!!! まさか貴殿の自叙伝!?
そしたら、ドロ君は辰巳さんに、
「Пряники」
「ああ、ロシア行ってたのか」
「ぷにゃーにき?」
「そそ、兄貴これ好きだったろ、同じ材料で日本で作ってもこの味出せなくて、昔よく作ってたよな」
「そうだったね僕も覚えてるよ。そう、これを届けに?」
「おう、これやるから昼飯食わせてもらおうかなって、小さい時に食ってたにーにの飯が恋しくて~」
となんとドロ君は辰巳さんに抱き付いて絶句してしまった。
辰巳さんは、ああそうって軽く流して直ぐ体を離す、辰巳さん越しにドロ君は私を見下してきて小さな声で。
「兄貴に変な事したら許さないからな」
「!!!」
よく聞くあの名台詞ぅう!!! お、お絵かきしたい!!!!
0
お気に入りに追加
1,063
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R18】豹変年下オオカミ君の恋愛包囲網〜策士な後輩から逃げられません!〜
湊未来
恋愛
「ねぇ、本当に陰キャの童貞だって信じてたの?経験豊富なお姉さん………」
30歳の誕生日当日、彼氏に呼び出された先は高級ホテルのレストラン。胸を高鳴らせ向かった先で見たものは、可愛らしいワンピースを着た女と腕を組み、こちらを見据える彼の姿だった。
一方的に別れを告げられ、ヤケ酒目的で向かったBAR。
「ねぇ。酔っちゃったの………
………ふふふ…貴方に酔っちゃったみたい」
一夜のアバンチュールの筈だった。
運命とは時に残酷で甘い………
羊の皮を被った年下オオカミ君×三十路崖っぷち女の恋愛攻防戦。
覗いて行きませんか?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
・R18の話には※をつけます。
・女性が男性を襲うシーンが初回にあります。苦手な方はご注意を。
・裏テーマは『クズ男愛に目覚める』です。年上の女性に振り回されながら、愛を自覚し、更生するクズ男をゆるっく書けたらいいなぁ〜と。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ねえ、私の本性を暴いてよ♡ オナニークラブで働く女子大生
花野りら
恋愛
オナニークラブとは、個室で男性客のオナニーを見てあげたり手コキする風俗店のひとつ。
女子大生がエッチなアルバイトをしているという背徳感!
イケナイことをしている羞恥プレイからの過激なセックスシーンは必読♡
【R18】ドS上司とヤンデレイケメンに毎晩種付けされた結果、泥沼三角関係に堕ちました。
雪村 里帆
恋愛
お陰様でHOT女性向けランキング31位、人気ランキング132位の記録達成※雪村里帆、性欲旺盛なアラサーOL。ブラック企業から転職した先の会社でドS歳下上司の宮野孝司と出会い、彼の事を考えながら毎晩自慰に耽る。ある日、中学時代に里帆に告白してきた同級生のイケメン・桜庭亮が里帆の部署に異動してきて…⁉︎ドキドキハラハラ淫猥不埒な雪村里帆のめまぐるしい二重恋愛生活が始まる…!優柔不断でドMな里帆は、ドS上司とヤンデレイケメンのどちらを選ぶのか…⁉︎
——もしも恋愛ドラマの濡れ場シーンがカット無しで放映されたら?という妄想も込めて執筆しました。長編です。
※連載当時のものです。
【R18】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる