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寧々ちゃんまだまだ寵愛中
体のこと
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目覚ましか鳴って目が覚めればピヨちゃん抱っこしてて、起き上がっても朝ご飯の匂いがしなかった。
カーテンの隙間から差し込む朝日がキラキラしてるから、今日は晴れだって伸びをしながら眼鏡を探す。
辰巳さんがベッドにいなくて朝ご飯も作ってないって事は屋根裏部屋だなあって部屋を出た。
書斎に行けばやっぱり屋根裏に続く梯子が降りてる。
辰巳さん? って呼びながら上がって、辺りを見渡せばクッションとひざ掛けの置いてあるスペースで辰巳さんは丸くなって寝ていた。
安心して側に行って、頭の所に置かれていた手持ちランプの灯りを消す、柔らかい髪を梳いてあげて子供みたいって思った。
部屋で読めばいいのに、と言えば、部屋の明かりを点けて私の睡眠を妨害したくないんだそうだ。
それで少し読みたいなってここに来て、帰るつもりが結局寝てる。
気持ち良さそうに寝息を立てる額にキスして、何の夢見てるのかなって夢の中まで覗きたくなる。
何でもできて、格好良くスーパーマンな辰巳さんのこういう所、凄く好き。
ちなみに辰巳さんはお日様に当てておくと無限に寝ちゃうんだ、だからこのまま添い寝すると、マジで夕方(日が落ちる)まで起きなかったりする。
でも今日は会社あるから起こさないとって体揺すれば、呼吸と一緒に艶っぽい声がした。
「んん……」
「起ーきーてー辰巳さん」
「ああ……おはよう、朝から天使のお迎えなんて、最高の目覚めです」
「おはようございます、朝から好きです」
「ありがとう、僕も夢の中でも好き」
抱き付いて、起こしてあげて辰巳さんの温かい、いい匂い。
寝起きの辰巳さんってレアだしふにゃにゃしてて何だか可愛いんだよな。
「今日は私が朝ご飯作ります! はい、眼鏡」
「ありがとう……ああ、そっかここ屋根裏……」
立ち上がって、辰巳さんはお腹かきながら本棚見渡してる。
「!!!!?」
「ん? なあに?」
「い、いや別に……」
寝起きの癖になんっちゅー腹筋してんだよって思うけど言わない。
「んっと……ご飯はご飯炊けてるし、昨日の残りのカレーを少し温めるだけですから、僕がやりますよ」
「は、はい」
お腹撫でながら近寄られて、同じ生活してるのに、我々のこの腹の違いはなんだよ! って無意識に自分のお腹プニプニしてしまった。
「んー? 寧々ちゃんどうしたの?」
「私…………あの! 今日朝ご飯いりません!」
「え? どうして?」
「ダ、ダイエット……」
「うーん」
後ろから抱きすくめられて、こともあろうに辰巳さん吾輩のお腹をプニプニ揉んでくるぞよ!!
「ダイエット自体は否定しないですけど、ご飯を抜くというのは別問題なので、他の方法探しま」
「えええい! 触るな!!」
会話の途中で、てい! って手払い除けて、階段を駆け下りた。
居間に行って、腹筋腹筋!!
私だってカレー食べたいですぅ!
辰巳さんは降りてきて、気にする事ないのに、って キッチンに行っちゃって、そりゃあんな体してたら、他人の体なんて気にもなりませんでしょうね!?
カレーは半分まで! って決めてたのに、気付いたら完食してて、うわぁん! ご飯の後も涙の腹筋ですよ!
辰巳さんは洗い物終えて新聞読んでる。
「もう! もうもう!! そうやって自分は何もしてないとこが尚、嫌な感じ! 天然の腹筋って事ですか? 何アレ? 何ファイあるの? シックスフェイあるの?」
「へえ、腹筋ってそんな風に数えるんだ知らなかった」
新聞読んでるから生返事でとぼけてるし!! 何かムカツクから変顔の刑だな!
「えい」
「ん」
が、残念ながら、イケメン変顔にしても辰巳さんはそんな事では新聞を読むの止めないし、イケメンだし私の腹筋も割れないのであった。
カーテンの隙間から差し込む朝日がキラキラしてるから、今日は晴れだって伸びをしながら眼鏡を探す。
辰巳さんがベッドにいなくて朝ご飯も作ってないって事は屋根裏部屋だなあって部屋を出た。
書斎に行けばやっぱり屋根裏に続く梯子が降りてる。
辰巳さん? って呼びながら上がって、辺りを見渡せばクッションとひざ掛けの置いてあるスペースで辰巳さんは丸くなって寝ていた。
安心して側に行って、頭の所に置かれていた手持ちランプの灯りを消す、柔らかい髪を梳いてあげて子供みたいって思った。
部屋で読めばいいのに、と言えば、部屋の明かりを点けて私の睡眠を妨害したくないんだそうだ。
それで少し読みたいなってここに来て、帰るつもりが結局寝てる。
気持ち良さそうに寝息を立てる額にキスして、何の夢見てるのかなって夢の中まで覗きたくなる。
何でもできて、格好良くスーパーマンな辰巳さんのこういう所、凄く好き。
ちなみに辰巳さんはお日様に当てておくと無限に寝ちゃうんだ、だからこのまま添い寝すると、マジで夕方(日が落ちる)まで起きなかったりする。
でも今日は会社あるから起こさないとって体揺すれば、呼吸と一緒に艶っぽい声がした。
「んん……」
「起ーきーてー辰巳さん」
「ああ……おはよう、朝から天使のお迎えなんて、最高の目覚めです」
「おはようございます、朝から好きです」
「ありがとう、僕も夢の中でも好き」
抱き付いて、起こしてあげて辰巳さんの温かい、いい匂い。
寝起きの辰巳さんってレアだしふにゃにゃしてて何だか可愛いんだよな。
「今日は私が朝ご飯作ります! はい、眼鏡」
「ありがとう……ああ、そっかここ屋根裏……」
立ち上がって、辰巳さんはお腹かきながら本棚見渡してる。
「!!!!?」
「ん? なあに?」
「い、いや別に……」
寝起きの癖になんっちゅー腹筋してんだよって思うけど言わない。
「んっと……ご飯はご飯炊けてるし、昨日の残りのカレーを少し温めるだけですから、僕がやりますよ」
「は、はい」
お腹撫でながら近寄られて、同じ生活してるのに、我々のこの腹の違いはなんだよ! って無意識に自分のお腹プニプニしてしまった。
「んー? 寧々ちゃんどうしたの?」
「私…………あの! 今日朝ご飯いりません!」
「え? どうして?」
「ダ、ダイエット……」
「うーん」
後ろから抱きすくめられて、こともあろうに辰巳さん吾輩のお腹をプニプニ揉んでくるぞよ!!
「ダイエット自体は否定しないですけど、ご飯を抜くというのは別問題なので、他の方法探しま」
「えええい! 触るな!!」
会話の途中で、てい! って手払い除けて、階段を駆け下りた。
居間に行って、腹筋腹筋!!
私だってカレー食べたいですぅ!
辰巳さんは降りてきて、気にする事ないのに、って キッチンに行っちゃって、そりゃあんな体してたら、他人の体なんて気にもなりませんでしょうね!?
カレーは半分まで! って決めてたのに、気付いたら完食してて、うわぁん! ご飯の後も涙の腹筋ですよ!
辰巳さんは洗い物終えて新聞読んでる。
「もう! もうもう!! そうやって自分は何もしてないとこが尚、嫌な感じ! 天然の腹筋って事ですか? 何アレ? 何ファイあるの? シックスフェイあるの?」
「へえ、腹筋ってそんな風に数えるんだ知らなかった」
新聞読んでるから生返事でとぼけてるし!! 何かムカツクから変顔の刑だな!
「えい」
「ん」
が、残念ながら、イケメン変顔にしても辰巳さんはそんな事では新聞を読むの止めないし、イケメンだし私の腹筋も割れないのであった。
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