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寧々ちゃんまだまだ寵愛中
寧々ちゃんとパフューム
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私が作れる切ったり火を使った料理で、一番豪華なご飯は親子丼で、調味料の分量は全部、冷蔵庫に貼ってあるから、お料理するの! ってなったらこれだ。
自分でレシピを調べたり冒険はしない、神様がいないとモブキャラだけの冒険は危険すぎるから、ダメ、絶対!!
で、今日は辰巳さん取引先から直帰で、私の方が早く家に着いてたから、これはネネクッキングぅ!!
張り切ってご飯を作るぞ! って冷蔵庫の前で拳振り上げてたら携帯が電波を受信した。
【Angelどこ?】
「My House」
【お疲れ様】
「あのねぇ、今からねえ」
【なあに?】
「ご飯作るところですよ」
【え!】
「いつもの親子丼ですけど」
【Excellent】
「早く帰ってきて下さいね」
【yes】
「辰巳さん大好き」
【はい、僕も】
「早く会いたいです」
【うん】
よし! 送ったってチルド室にある鶏肉小さく切って………あああ!!! そうだった、お肉切る前に野菜切らなくちゃだったのに忘れてた!
ま、いっか、またまな板洗う……あああ!! そうだ、ご飯あるのか確認するの忘れた。
炊飯器見て、よしご飯あった、で、ふう、喉乾いたなってジュース飲んで小休憩、ああ、お菓子食べたいな……。
でも夕飯の前にお菓子食べると辰巳さん怒る……。
しかたないから、まな板の前に戻って、えっと何してたんだっけ、これ切って……あ、フライパン出すの忘れた!
こんな感じで、手際クッソ悪いんだけど、頑張って後は溶き卵入れるだけ、って所まできたよ。
卵入れたら後は半熟のとこで丼に移すだけだから、辰巳さん帰ってきてからしようかな……ってああああ!!
肝心な丼ぶりがないじゃんよ!!
えとえっと……確か丼は、シンクの上の棚だった気がする!!
背届かないから台持って来てどこだっけな? ってしてたら玄関が開く音がした。
わぁ神様はいつもグッドタイミングで帰ってくるなあって思ってたら、ドアが開いて、ふわふわな金髪が見えた、だいしゅき辰巳さん。
「ただいま寧々ちゃん」
「おかえりない! 上手にできたよ! 後丼ぶり探して卵落とすだけ!」
「そっか、手伝います」
辰巳さんはジャケットを脱いで腕まくりしながらこっちに来てくれて、まずは後ろからぎゅうってしてくれた。
「可愛い、僕のためにご飯作ってくれる寧々ちゃんがすでにご馳走」
「ふふふ」
ってするのはいーんだけど…………?!! う?!!
あれ? 何かあれ?? あれれ????
気になって振り向いて正面から辰巳さんに抱き付く、台に乗ってるから目線が同じ。
「なあに? どうしたの? 寧々ちゃん」
むむむむむむ……??
お胸のとこスンスンして……。
「何か辰巳さん、違う匂いする……?」
「え」
「寧々の辰巳さんじゃない匂いするぅ!!」
これ……なんか変な甘い香りみたいの明らかに女ものの香水の匂いで、何コレ! 何コレ何コレ!!!
急に胸がはち切れそうになって……なって……!!
「やぁだぁ!!」
「あの、これはね寧々ちゃ」
「辰巳さんは私のだもん!!」
眼鏡取り上げて髪引っ張ってキスして、勢い余ってグラつく体を大きな手が直ぐ支えてくれる。
匂いが移る程女の人と抱き合ったなんて許せない!!! 私から舌を出したら直ぐ辰巳さんは口を開けてくれた。
あれ、でも舌が振れた瞬間に、ああこれ、寧々の辰巳さんって直に分かってそれからは、体の力が急に抜けて辰巳さんにいっぱい口の中してもらった。
ちょっと腰抜けそうなくらいで、唇が離れてハンカチで私の口元を拭いながら辰巳さんは言う。
「嫉妬しちゃう寧々ちゃん可愛すぎだし、キスしただけで何もなかったってわかる寧々ちゃんも僕専用な感じがしてたまらないよ……」
「う、う、う……だって服から女子の匂いしたから……でもお口はいつもの辰巳さんだった」
「うん、そうそう今日はね、あのラブレボ マエストロの会社に行ってたからね。新作の異性を誘う香水だかをどうですかってかけられて……」
「異性を誘う?」
「そう! 効果バッチリ!」
「他の人来ちゃったら困るからつけちゃだーめ!!」
飛び付いて結局抱っこのまま最後の仕上げは辰巳さんがしてくれた。
親子丼は美味しかった、だって辰巳レシピにあったままだし!
で、あの香水……!!
嗅いだ瞬間、辰巳さんとチュウしなきゃ!! ってなったから私もつけたら、辰巳さんもそうなるのかなー?
ってちょっと思ってしまって、今買おうか検討中。
自分でレシピを調べたり冒険はしない、神様がいないとモブキャラだけの冒険は危険すぎるから、ダメ、絶対!!
で、今日は辰巳さん取引先から直帰で、私の方が早く家に着いてたから、これはネネクッキングぅ!!
張り切ってご飯を作るぞ! って冷蔵庫の前で拳振り上げてたら携帯が電波を受信した。
【Angelどこ?】
「My House」
【お疲れ様】
「あのねぇ、今からねえ」
【なあに?】
「ご飯作るところですよ」
【え!】
「いつもの親子丼ですけど」
【Excellent】
「早く帰ってきて下さいね」
【yes】
「辰巳さん大好き」
【はい、僕も】
「早く会いたいです」
【うん】
よし! 送ったってチルド室にある鶏肉小さく切って………あああ!!! そうだった、お肉切る前に野菜切らなくちゃだったのに忘れてた!
ま、いっか、またまな板洗う……あああ!! そうだ、ご飯あるのか確認するの忘れた。
炊飯器見て、よしご飯あった、で、ふう、喉乾いたなってジュース飲んで小休憩、ああ、お菓子食べたいな……。
でも夕飯の前にお菓子食べると辰巳さん怒る……。
しかたないから、まな板の前に戻って、えっと何してたんだっけ、これ切って……あ、フライパン出すの忘れた!
こんな感じで、手際クッソ悪いんだけど、頑張って後は溶き卵入れるだけ、って所まできたよ。
卵入れたら後は半熟のとこで丼に移すだけだから、辰巳さん帰ってきてからしようかな……ってああああ!!
肝心な丼ぶりがないじゃんよ!!
えとえっと……確か丼は、シンクの上の棚だった気がする!!
背届かないから台持って来てどこだっけな? ってしてたら玄関が開く音がした。
わぁ神様はいつもグッドタイミングで帰ってくるなあって思ってたら、ドアが開いて、ふわふわな金髪が見えた、だいしゅき辰巳さん。
「ただいま寧々ちゃん」
「おかえりない! 上手にできたよ! 後丼ぶり探して卵落とすだけ!」
「そっか、手伝います」
辰巳さんはジャケットを脱いで腕まくりしながらこっちに来てくれて、まずは後ろからぎゅうってしてくれた。
「可愛い、僕のためにご飯作ってくれる寧々ちゃんがすでにご馳走」
「ふふふ」
ってするのはいーんだけど…………?!! う?!!
あれ? 何かあれ?? あれれ????
気になって振り向いて正面から辰巳さんに抱き付く、台に乗ってるから目線が同じ。
「なあに? どうしたの? 寧々ちゃん」
むむむむむむ……??
お胸のとこスンスンして……。
「何か辰巳さん、違う匂いする……?」
「え」
「寧々の辰巳さんじゃない匂いするぅ!!」
これ……なんか変な甘い香りみたいの明らかに女ものの香水の匂いで、何コレ! 何コレ何コレ!!!
急に胸がはち切れそうになって……なって……!!
「やぁだぁ!!」
「あの、これはね寧々ちゃ」
「辰巳さんは私のだもん!!」
眼鏡取り上げて髪引っ張ってキスして、勢い余ってグラつく体を大きな手が直ぐ支えてくれる。
匂いが移る程女の人と抱き合ったなんて許せない!!! 私から舌を出したら直ぐ辰巳さんは口を開けてくれた。
あれ、でも舌が振れた瞬間に、ああこれ、寧々の辰巳さんって直に分かってそれからは、体の力が急に抜けて辰巳さんにいっぱい口の中してもらった。
ちょっと腰抜けそうなくらいで、唇が離れてハンカチで私の口元を拭いながら辰巳さんは言う。
「嫉妬しちゃう寧々ちゃん可愛すぎだし、キスしただけで何もなかったってわかる寧々ちゃんも僕専用な感じがしてたまらないよ……」
「う、う、う……だって服から女子の匂いしたから……でもお口はいつもの辰巳さんだった」
「うん、そうそう今日はね、あのラブレボ マエストロの会社に行ってたからね。新作の異性を誘う香水だかをどうですかってかけられて……」
「異性を誘う?」
「そう! 効果バッチリ!」
「他の人来ちゃったら困るからつけちゃだーめ!!」
飛び付いて結局抱っこのまま最後の仕上げは辰巳さんがしてくれた。
親子丼は美味しかった、だって辰巳レシピにあったままだし!
で、あの香水……!!
嗅いだ瞬間、辰巳さんとチュウしなきゃ!! ってなったから私もつけたら、辰巳さんもそうなるのかなー?
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