【R18】モブキャラ喪女を寵愛中

文字の大きさ
上 下
54 / 156

寧々ちゃんバスタイム1 ※

しおりを挟む
 背後から抱き締められて筋肉質な胸板が背中に密着する、ドクンドクンって辰巳さんの早い心拍。
 頭にかかる熱い息がぞくってするのに心地よくってお腹と胸に回ってる太い腕をぎゅってした。

「初めて人を守ってあげたいって思った。自分が辛くても人の為に何か出来る人って物語の主人公のようで凄く魅かれたよ。まさに僕の前に舞い降りた天使」
「だから……本当に……大袈裟です。今こうしてるのは嬉しいけど、私はただ自分の為に……」
「茨の巻かれた天使を救えて良かった」

 肩に顎が乗って頬に軽いキスを何度もされて横を向けば何も言わなくても唇が重なった。
 さっきからしてるけど何度したって気持ちいい、唇全部食まれて舐められて舌が入ってくる、初めはくすぐったくて腰が浮くけど次第に頭が痺れて上顎をなぞられれば、声が漏れちゃって私も必死になって辰巳さんの口の中に舌を入れる。

「ぅっ……んん」
「好きな子とするキスってこんな気持ちいいんだってこの年で知ったよ、寧々ちゃん見ると直ぐにキスしたくなっちゃうんだよね。唇で体温や感触や何でもいいから感じたくて触れたくて」
「だからいっぱいキスしてくるんですか」
「そう、引き寄せられちゃうんだよ。ただ椅子に座ってるだけなのに異様に可愛く見えて抱きしめて頬でもどこでもいいからキスしたくなる。好きって君からの言葉が欲しくて何でもしてあげたくなるんだ。本当に好き……寧々ちゃんが好き今直ぐセックスしたい繋がりたい」

 荒い息と一緒に耳元で囁かれていつもみたいに、こめかみとか頬とか首とかいっぱいキスしてくる。

「ぁ、ん……でも……いやらしいちゅうもえっちなのもお外ではダメですよ」
「無理だな、神に体を操られているので寧々ちゃん可愛い可愛いするの止められないです。あ、ちなみに」
「はい?」
「君とお兄さんって距離が近すぎると思うんだけど何もないよね?」
「????」
「いやだって、腕組んで歩いたり寄り添って横浜港見ながら何時間もいたり適正な兄妹の距離間じゃないでしょう。僕には弟しかいないから余計異質に見えるよ」
「え? 何でそんな事!!」
「何度か君を見かけた事あるって言ったよね。横浜の外国人墓地……僕のおばあちゃんが眠ってますから」
「ああ……よく行ってました」
「で? お兄さんとは本当に何もないの?」

 辰巳さんは急に両手で下から胸を鷲掴んできて弾みそうになる息を抑えた。

「な、ないです……よ。当り前じゃないですか……私達は血の繋がった兄妹です」
「そうか信じるよ」

 きゅうって指の隙間に乳首を挟まれて強すぎる刺激に唇を噛んで首を縦に振る。

「僕嫉妬ってした事がなかったから、こんな胸の奥からメラメラと沸く執着心って初めてで正直戸惑ってるんだ。三小田君の時もそうだけど君を独占できないと気が狂いそうなんだよね。でも本当に寧々ちゃんが好きなんだなって実感するよ、人生で初めて充実した感情の使い方だな」
「辰巳さん胸……急に……」
「ああ、ごめん前も洗おうね」
「じ、自分で……しま」
「僕にさせて? 寧々ちゃんの体全部僕が綺麗にしたい」

 ボディーソープを足してスポンジを泡立たせると絞って両手に乗せて、前から背中から大きな手が滑って体中もこもこされる。

「こうやって一緒にお風呂に入れる日は毎日僕が洗ってあげるからね」
「あ……私、も……辰巳さん洗ってあげたいで、す……」
「うん、じゃあ今度は洗いっこしようね」

 胸いっぱい揉まれて息が上がっちゃって手の平で乳首を擦られる度乱れた声が勝手に出ちゃう、わざと指先で弾いてくるの、もっと強いのされたくて……でも口で言うのは恥かしいから淫らなキスで訴える。

 自分から辰巳さんの口の中を吸い尽くすように舌を這わせて動き回って、それに反応して辰巳さんの手がおっぱい激しく揉んでくれる。
 二人同時に濃厚な溜息が抜けて、また舌を絡めて見つめ合って全部気持ちいい。

「ふぁ……辰巳さ……口、おっぱいもっと」
「本当にエッチだよね、体洗ってるだけでこんなに口の中グズグズにさせて汗かいて女の匂いさせて」

 目とか額にいっぱいキスされてその度、あ、あ、って言ってビクンってして、もう体中敏感になってて少し触れられるだけで甘い刺激に変わってしまう。
 辰巳さんは浴槽のお湯を桶で掬うと背中からゆっくり掛けてくれて泡が排水溝に流れていく、流し残しがないか皮膚を撫でながら柔らかいお湯が肌を滑り落ちて泡がなくなった体はすべすべでさっぱり。

「じゃあお風呂に入ろうか」
「う? あ、はい……でも」
「なあに?」

 私下着着けたままだけどいいのかな。

「寧々ちゃん恥ずかしいかなって思って……じゃあ脱ぐだけ脱がせていい?」
「…………はい」
「立ってごらん」

 立ち上がれば、太腿やお尻にキスされてジリジリ下着を下ろされて、脱がされた所にもたくさん口づけ。
 柔らかい唇が下半身の色んな所にキスしてきて興奮を悟られないように必死だった。
 舌が股の寸前まで伸びて太腿を噛まれて、素通りされてお尻を舐められて必死に指を噛んで快感を逃がしてでもお腹の奥からあっついのいっぱいくる。

「このエッチが大好きな体愛しすぎてついつい虐めたくなっちゃうんだよね。こんなに震えて舐めて欲しい癖に我慢して」
「い、意地悪ぅ……」
「うん、だって焦らして焦らして腰砕けてる寧々ちゃん見たくてさ」
「?!!」

 立ってるの辛くていつの間にか壁に手突いてて辰巳さんにお尻突き出して、でも肝心な所は何もされてないけど。
 背中や腰を丁寧に舐められて、たまにチリって痛くなるのも気持ちいい、きっと見えない所にもたくさん紅いの着いてる。

「ぅううう……やだ、辰巳さんお風呂入るって……」
「うん、入るよ?」
「もう止めッ」

 振り向いたらキスされて、ねっとり舌が擦り合う理性なくなってきて、舌噛まれて掻き混ぜられてまた胸揉んできて抵抗する言葉を失った頃に唇を解放されて今度は耳を犯される。
 全部、全部気持ちいい事ばっかりで、耳の奥で熱い吐息が弾けて情けない声が出てしまった。

「あん! ぁあ」
「お預けされて苦しいね、寧々ちゃん涙目すげーそそる」
「んん…………」

 壁に押し付ける様に覆いかぶさってきて耳たぶ噛まれて首筋舐められて、舌が耳の中に入ってきて体がピッタリくっついてる。
 腰に硬いの擦り付けられてゾクゾクゾクゾク背筋に快感が這う。

「たちゅ……」
「キスしよ寧々ちゃん」

 壁に突いた手に上から大きい手が被さって指が間に入ってきて握り込まれて、またくちゅくちゅ鳴るキスが始まる。
 背中に先っぽぐりぐりされて粘着質な音が響く、ぞくぞくヤバイ、頭可笑しくなりそう舌上手く動かせなくって顎に飲めない唾液が伝って、それでも辰巳さんはキスを止めてくれなくておっぱい壁に潰れてもう体に力入らなくて下半身熱くてもう限界って舌噛まれた瞬間腰が抜けてしまった。

「やっ……もう無ッ……」
「ごめん可愛くってつい」

 膝が床に着く前に辰巳さんは軽々私を抱えると、無理って言ったのにまたキスしてきた。
 いやってしたいのに舌がくっつけば舐められるまま動いちゃう。
 唾液が糸を伝うのを楽しむみたいに辰巳さんは何度もぬめった舌を少し離したり張り付けたり確認して、また深く差し込んでくる、吐きそうになっても止めてくれなくて苦しくって喉の奥からでた唾液を音をさせながら啜られて離れた顔は何故か満足気で怖い。

 眼鏡直した緑の目を細めて言う。

「まだまだこんなんじゃ足りないから」
「??!」
「もっともっと寧々ちゃんからいっぱい出てくるの全部飲ませて」
「いっぱい……出る……の?」
「大丈夫、僕が全部出してあげるスッキリしようね? 寧々ちゃん」

 優しく額と鼻の先、唇とキスしてきたけど、きっととんでもない事を言われてる気がすると思いつつ抱っこのまま浴槽に沈められてしまった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

【R18】豹変年下オオカミ君の恋愛包囲網〜策士な後輩から逃げられません!〜

湊未来
恋愛
「ねぇ、本当に陰キャの童貞だって信じてたの?経験豊富なお姉さん………」 30歳の誕生日当日、彼氏に呼び出された先は高級ホテルのレストラン。胸を高鳴らせ向かった先で見たものは、可愛らしいワンピースを着た女と腕を組み、こちらを見据える彼の姿だった。 一方的に別れを告げられ、ヤケ酒目的で向かったBAR。 「ねぇ。酔っちゃったの……… ………ふふふ…貴方に酔っちゃったみたい」 一夜のアバンチュールの筈だった。 運命とは時に残酷で甘い……… 羊の皮を被った年下オオカミ君×三十路崖っぷち女の恋愛攻防戦。 覗いて行きませんか? ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ・R18の話には※をつけます。 ・女性が男性を襲うシーンが初回にあります。苦手な方はご注意を。 ・裏テーマは『クズ男愛に目覚める』です。年上の女性に振り回されながら、愛を自覚し、更生するクズ男をゆるっく書けたらいいなぁ〜と。

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

ねえ、私の本性を暴いてよ♡ オナニークラブで働く女子大生

花野りら
恋愛
オナニークラブとは、個室で男性客のオナニーを見てあげたり手コキする風俗店のひとつ。 女子大生がエッチなアルバイトをしているという背徳感! イケナイことをしている羞恥プレイからの過激なセックスシーンは必読♡

【R18】ドS上司とヤンデレイケメンに毎晩種付けされた結果、泥沼三角関係に堕ちました。

雪村 里帆
恋愛
お陰様でHOT女性向けランキング31位、人気ランキング132位の記録達成※雪村里帆、性欲旺盛なアラサーOL。ブラック企業から転職した先の会社でドS歳下上司の宮野孝司と出会い、彼の事を考えながら毎晩自慰に耽る。ある日、中学時代に里帆に告白してきた同級生のイケメン・桜庭亮が里帆の部署に異動してきて…⁉︎ドキドキハラハラ淫猥不埒な雪村里帆のめまぐるしい二重恋愛生活が始まる…!優柔不断でドMな里帆は、ドS上司とヤンデレイケメンのどちらを選ぶのか…⁉︎ ——もしも恋愛ドラマの濡れ場シーンがカット無しで放映されたら?という妄想も込めて執筆しました。長編です。 ※連載当時のものです。

【R18】エリートビジネスマンの裏の顔

白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます​─​──​。 私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。 同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが…… この生活に果たして救いはあるのか。 ※サムネにAI生成画像を使用しています

処理中です...