63 / 69
Bルート:金髪の少年の伝説
第63話 グッドエンドは未来へ遠く
しおりを挟む
魔王に遺されていた気高き者たちの意志と、本来の輝きを取り戻した光の聖剣〝バルドリオン〟によって、魔王の肉体は頭頂部から真っ二つに両断された。
その瞬間、凄まじいほどの閃光が弾け、周囲の〝闇〟と瘴気を空間ごと吸い寄せてゆく。僕は飛翔魔法を解いて床へと下り、低い体勢で力の奔流を耐え凌ぐ――。
そして空間の揺れが治まった時、僕の目の前には闇色の輝きを放つ、禍々しい〝魔王の烙印〟が浮かんでいた。
「よし、開いたぞ! 三人とも、無事ですか!?」
一瞬の静寂を打ち破るように、僕の背後でアルトリウス王子の大声が響く。
気づけば周囲の景色は元の〝王の間〟へと戻っており、烙印の奥には空の玉座が確認できる。僕が振り返って静かに頷くと、アルトリウス王子とエピファネスの他、数名の兵士らが広間の中へとなだれ込んできた。
「あはは、さすがですね。ようやく最後の扉が開いたと思ったら、すでに終わったあとだったとは。――では、もしかするとそれが?」
「ええ。魔王の烙印です」
僕は再び玉座の方を振り返り、魔王の烙印へと視線を戻す。大きさは約一メートル四方といったところだろうか。闇色の光を放つそれは、僕らが使う〝ノイン語〟で言うところの〝怨〟と〝悔〟を重ねた文字のようにも見える。
《さあ、最後の仕上げだぞ! 聖なる光で闇を消し去り、悪しき因果を打ち砕け!》
再び光の聖剣に、強き正義の光が宿る。
僕は空中で停止している〝烙印〟を正面に捉え、ゆっくりと剣を振り上げる。
――が、僕は剣を振り下ろすこともなく、静かに右腕を下ろしてしまった。
「すみません。やっぱり僕には、烙印を砕くことは出来ません。魔王を討つ最後の瞬間、彼らの声を聞いたんです。――リーランドさんと、ヴァルナスさんの」
そう言った僕の背後から、小さなどよめきや息を呑む音が聞こえてくる。もちろん、あえて後ろを振り返らずとも、皆がどういう表情をしているのかは察しはつく。
「アインスよ。魔王の烙印を滅せねば、いずれ魔王は再臨しよう。汝は――」
「はい。わかっています。……でも、やっぱり信じたいんです。彼ら二人と、この世界の人々と、そして僕自身を」
僕は〝烙印〟をじっと見つめたまま、エピファネスの声に答える。
「へっ……。へへっ、そうか! いいぜ、俺は賛成だ!」
「ふっ。まさかこうなるとはな。――いいだろう。オレも戦友を信じよう」
先陣を切ったドレッドの言葉に続き、カイゼルも賛同の意思を示す。そして再度のどよめきが続いたあと、アルトリウス王子も口を開いた。
「わかりました。私もアインスさんを――。勇者の言葉を信じましょう」
「……ふむ。致し方あるまい。だがアインスよ、当然ながら策はあるのだな?」
「はい。もちろんです」
あの魔王の肉体はリーランドのものだったが、確かにヴァルナスの意識や記憶も遺っていた。それならば、僕自身に〝烙印〟を宿し、彼らと対話を続けよう。
それに、ここで彼らを消滅させてしまいたくはない。僕の目的は〝世界のすべて〟を救うこと。その中には当然ながら、彼ら二人の戦友も入っている。
背後を振り返ってみると、その場の全員が僕に真剣な眼差しを向けていた。そして彼らは一様に、首肯や敬礼を以って、僕の選択に同意を示す。
「ありがとうございます」
僕は〝烙印〟へと向き直り、静かにそれへと接近する。すると闇色の輝きが激しさを増し、すべてが僕の躰へと吸い込まれてゆく。
「うっ……。グッ……!」
憎悪、怒り、悲しみ、嘆き、そして救いきれぬほどの大きな絶望。頭に流れ込む負の感情に押しつぶされそうになりながらも、僕はそれらの〝闇〟を受け入れた。
*
「だ……、大丈夫ですか? アインスさん」
「ええ、なんとか。……はは、どうにか上手くやれそうです」
僕は額を押さえながら、振り返って笑みを返す。アルトリウス王子は僅かに神妙な表情を浮かべた後、周囲の兵らに指示を出しはじめた。
「よし、皆の者! 勇者アインスによって、無事に魔王は討ち取られた! しかし、すべての戦いが終わったわけではない! 残存する魔王軍を掃討し、魔物どもの手からガルマニアとネーデルタールを奪還する!――ただちに出撃準備に移れ!」
「ハッ!」
アルトリウス王子の号令に従い、連合軍の兵士らが一斉に王の間から飛び出してゆく。そして王子も彼らを追うように、扉の方へと足を向ける。
「これで……、よろしかったのですね?」
「はい。僕には最後の仕事があります。――後をよろしくお願いします」
「わかりました。……ありがとうございました、アインスさん」
僕にアルティリア式の敬礼をし、アルトリウス王子が退出する。続いてエピファネスも小さく頷き、彼に続いて王の間から去っていった。
「んじゃ、俺らも行くとすっかぁ! アインス。あいつらのこと、頼んだぜ?」
「任せてください」
「ふっ、また会おう」
カイゼルとドレッドは各自の祖国の敬礼をし、その場でくるりと踵を返す。そして真っ直ぐに歩みを進め、仲間たちの元へと向かっていった。
一人残された僕はバルドリオンを構え、何もない空間へ向かって思いきり振り下ろす。すると白い太刀筋が空間に刻まれ、目の前に転移門が出現する。
僕は額を押さえたまま、ふらつく足で真っ白な渦へと飛び込む。そして短い異空間を抜けたあと、目の前には水晶に覆われた、オーロラの射す大地が広がっていた。
*
原初の地。ダム・ア・ブイ。この小さな島そのものが〝大いなる闇〟へと繋がっており、ここがミストリアスに生まれた最初の大地でもある。
そんな〝はじまりの大地〟にて、ついに僕の冒険も終わる。
〝水晶の山〟の頂上へ転移した僕は、カルデラ状の火口の中央へと向かう。頭に押し寄せる数多の記憶と感情によって、すでに僕の意識は朦朧としているが――。まだ、倒れてしまうわけにはいかない。
まずは水晶に穿たれた穴に、鞘に納めたバルドリオンを突き立てる。彼には来たるべき時が訪れるまで、〝外〟の脅威から世界を守ってもらわなければならない。
《勇者の力は永久不滅だ! また会おう、新たなる勇者よ!》
少々うるさい相棒ではあったが。勝手に思考を読み取ってくるだけのことはあり、彼は僕の行動に対して、常に最善を尽くしてくれた。
《君の熱い思いは充分に伝わったぞ!――だからこの世界のこと、頼んだぜ?》
バルドリオンに背を向けながら、僕は小さく口元を上げる。さあ、これでいよいよ最後。あとは現実世界で眠る肉体が、この〝死の痛み〟に耐えられるかどうか――。
僕は襟元から〝木彫りの守護符〟を取り出し、裏面の文字を愛おしげに見つめる。そしてベルトに差した〝暗殺の刃〟を抜き、静かに自身の左胸へと当てた。
「お待たせしました。ヴァルナスさん、リーランドさん。今から僕も、この〝烙印〟の一部になります。――ここで共に語らいながら、静かな眠りに就きましょう」
足元の水晶には、額に闇色の〝烙印〟を浮かべた僕の顔が映っている。
おそらく〝神の眼〟を持つルゥランならば、現在の状況も把握しているだろう。彼がダム・ア・ブイを管理している限り、この場所には決して誰も近づけない。つまりここで僕が命を落とせば、烙印を消滅させることなく人々から安全に隔離できる。
覚悟を決めた僕は静かに目を瞑じ、刃を両手で握りしめる。
――しかし僕の意志に反し、暗殺の刃が両の手から零れ落ちた。
「駄目だ」
僕の口から自然と言葉が漏れる。閉じたはずの瞼も開いており、足元の水晶には、決意に満ちたアインスの顔が映っている。
「君を危険には曝せない。――大丈夫さ、あとの事は僕に任せて?」
友人に別れの挨拶をするかのように、僕が水晶に映る顔に向かって話す。
これは僕の意志ではない――。そう感じ取った瞬間、僕の意識が不思議な浮遊感と共に上昇し、視界が白い霧に包まれはじめた。
「まだ君には成すべきことがある。君だけにしか出来ないことが」
アインスがオーロラに彩られた空を、僕を見上げながら穏やかに笑う。
「――さようなら。四郎」
そう言ってアインスが小さく手を振った途端、彼に送り出されるかのように、僕の意識は天空へと吸い込まれ、視界が真っ白な闇に覆われる。
そして視界が元に戻った時――。
僕の眼には現実世界の、見慣れた天井が映っていた。
勇者ルート:希望/果たされた約束 【終わり】
その瞬間、凄まじいほどの閃光が弾け、周囲の〝闇〟と瘴気を空間ごと吸い寄せてゆく。僕は飛翔魔法を解いて床へと下り、低い体勢で力の奔流を耐え凌ぐ――。
そして空間の揺れが治まった時、僕の目の前には闇色の輝きを放つ、禍々しい〝魔王の烙印〟が浮かんでいた。
「よし、開いたぞ! 三人とも、無事ですか!?」
一瞬の静寂を打ち破るように、僕の背後でアルトリウス王子の大声が響く。
気づけば周囲の景色は元の〝王の間〟へと戻っており、烙印の奥には空の玉座が確認できる。僕が振り返って静かに頷くと、アルトリウス王子とエピファネスの他、数名の兵士らが広間の中へとなだれ込んできた。
「あはは、さすがですね。ようやく最後の扉が開いたと思ったら、すでに終わったあとだったとは。――では、もしかするとそれが?」
「ええ。魔王の烙印です」
僕は再び玉座の方を振り返り、魔王の烙印へと視線を戻す。大きさは約一メートル四方といったところだろうか。闇色の光を放つそれは、僕らが使う〝ノイン語〟で言うところの〝怨〟と〝悔〟を重ねた文字のようにも見える。
《さあ、最後の仕上げだぞ! 聖なる光で闇を消し去り、悪しき因果を打ち砕け!》
再び光の聖剣に、強き正義の光が宿る。
僕は空中で停止している〝烙印〟を正面に捉え、ゆっくりと剣を振り上げる。
――が、僕は剣を振り下ろすこともなく、静かに右腕を下ろしてしまった。
「すみません。やっぱり僕には、烙印を砕くことは出来ません。魔王を討つ最後の瞬間、彼らの声を聞いたんです。――リーランドさんと、ヴァルナスさんの」
そう言った僕の背後から、小さなどよめきや息を呑む音が聞こえてくる。もちろん、あえて後ろを振り返らずとも、皆がどういう表情をしているのかは察しはつく。
「アインスよ。魔王の烙印を滅せねば、いずれ魔王は再臨しよう。汝は――」
「はい。わかっています。……でも、やっぱり信じたいんです。彼ら二人と、この世界の人々と、そして僕自身を」
僕は〝烙印〟をじっと見つめたまま、エピファネスの声に答える。
「へっ……。へへっ、そうか! いいぜ、俺は賛成だ!」
「ふっ。まさかこうなるとはな。――いいだろう。オレも戦友を信じよう」
先陣を切ったドレッドの言葉に続き、カイゼルも賛同の意思を示す。そして再度のどよめきが続いたあと、アルトリウス王子も口を開いた。
「わかりました。私もアインスさんを――。勇者の言葉を信じましょう」
「……ふむ。致し方あるまい。だがアインスよ、当然ながら策はあるのだな?」
「はい。もちろんです」
あの魔王の肉体はリーランドのものだったが、確かにヴァルナスの意識や記憶も遺っていた。それならば、僕自身に〝烙印〟を宿し、彼らと対話を続けよう。
それに、ここで彼らを消滅させてしまいたくはない。僕の目的は〝世界のすべて〟を救うこと。その中には当然ながら、彼ら二人の戦友も入っている。
背後を振り返ってみると、その場の全員が僕に真剣な眼差しを向けていた。そして彼らは一様に、首肯や敬礼を以って、僕の選択に同意を示す。
「ありがとうございます」
僕は〝烙印〟へと向き直り、静かにそれへと接近する。すると闇色の輝きが激しさを増し、すべてが僕の躰へと吸い込まれてゆく。
「うっ……。グッ……!」
憎悪、怒り、悲しみ、嘆き、そして救いきれぬほどの大きな絶望。頭に流れ込む負の感情に押しつぶされそうになりながらも、僕はそれらの〝闇〟を受け入れた。
*
「だ……、大丈夫ですか? アインスさん」
「ええ、なんとか。……はは、どうにか上手くやれそうです」
僕は額を押さえながら、振り返って笑みを返す。アルトリウス王子は僅かに神妙な表情を浮かべた後、周囲の兵らに指示を出しはじめた。
「よし、皆の者! 勇者アインスによって、無事に魔王は討ち取られた! しかし、すべての戦いが終わったわけではない! 残存する魔王軍を掃討し、魔物どもの手からガルマニアとネーデルタールを奪還する!――ただちに出撃準備に移れ!」
「ハッ!」
アルトリウス王子の号令に従い、連合軍の兵士らが一斉に王の間から飛び出してゆく。そして王子も彼らを追うように、扉の方へと足を向ける。
「これで……、よろしかったのですね?」
「はい。僕には最後の仕事があります。――後をよろしくお願いします」
「わかりました。……ありがとうございました、アインスさん」
僕にアルティリア式の敬礼をし、アルトリウス王子が退出する。続いてエピファネスも小さく頷き、彼に続いて王の間から去っていった。
「んじゃ、俺らも行くとすっかぁ! アインス。あいつらのこと、頼んだぜ?」
「任せてください」
「ふっ、また会おう」
カイゼルとドレッドは各自の祖国の敬礼をし、その場でくるりと踵を返す。そして真っ直ぐに歩みを進め、仲間たちの元へと向かっていった。
一人残された僕はバルドリオンを構え、何もない空間へ向かって思いきり振り下ろす。すると白い太刀筋が空間に刻まれ、目の前に転移門が出現する。
僕は額を押さえたまま、ふらつく足で真っ白な渦へと飛び込む。そして短い異空間を抜けたあと、目の前には水晶に覆われた、オーロラの射す大地が広がっていた。
*
原初の地。ダム・ア・ブイ。この小さな島そのものが〝大いなる闇〟へと繋がっており、ここがミストリアスに生まれた最初の大地でもある。
そんな〝はじまりの大地〟にて、ついに僕の冒険も終わる。
〝水晶の山〟の頂上へ転移した僕は、カルデラ状の火口の中央へと向かう。頭に押し寄せる数多の記憶と感情によって、すでに僕の意識は朦朧としているが――。まだ、倒れてしまうわけにはいかない。
まずは水晶に穿たれた穴に、鞘に納めたバルドリオンを突き立てる。彼には来たるべき時が訪れるまで、〝外〟の脅威から世界を守ってもらわなければならない。
《勇者の力は永久不滅だ! また会おう、新たなる勇者よ!》
少々うるさい相棒ではあったが。勝手に思考を読み取ってくるだけのことはあり、彼は僕の行動に対して、常に最善を尽くしてくれた。
《君の熱い思いは充分に伝わったぞ!――だからこの世界のこと、頼んだぜ?》
バルドリオンに背を向けながら、僕は小さく口元を上げる。さあ、これでいよいよ最後。あとは現実世界で眠る肉体が、この〝死の痛み〟に耐えられるかどうか――。
僕は襟元から〝木彫りの守護符〟を取り出し、裏面の文字を愛おしげに見つめる。そしてベルトに差した〝暗殺の刃〟を抜き、静かに自身の左胸へと当てた。
「お待たせしました。ヴァルナスさん、リーランドさん。今から僕も、この〝烙印〟の一部になります。――ここで共に語らいながら、静かな眠りに就きましょう」
足元の水晶には、額に闇色の〝烙印〟を浮かべた僕の顔が映っている。
おそらく〝神の眼〟を持つルゥランならば、現在の状況も把握しているだろう。彼がダム・ア・ブイを管理している限り、この場所には決して誰も近づけない。つまりここで僕が命を落とせば、烙印を消滅させることなく人々から安全に隔離できる。
覚悟を決めた僕は静かに目を瞑じ、刃を両手で握りしめる。
――しかし僕の意志に反し、暗殺の刃が両の手から零れ落ちた。
「駄目だ」
僕の口から自然と言葉が漏れる。閉じたはずの瞼も開いており、足元の水晶には、決意に満ちたアインスの顔が映っている。
「君を危険には曝せない。――大丈夫さ、あとの事は僕に任せて?」
友人に別れの挨拶をするかのように、僕が水晶に映る顔に向かって話す。
これは僕の意志ではない――。そう感じ取った瞬間、僕の意識が不思議な浮遊感と共に上昇し、視界が白い霧に包まれはじめた。
「まだ君には成すべきことがある。君だけにしか出来ないことが」
アインスがオーロラに彩られた空を、僕を見上げながら穏やかに笑う。
「――さようなら。四郎」
そう言ってアインスが小さく手を振った途端、彼に送り出されるかのように、僕の意識は天空へと吸い込まれ、視界が真っ白な闇に覆われる。
そして視界が元に戻った時――。
僕の眼には現実世界の、見慣れた天井が映っていた。
勇者ルート:希望/果たされた約束 【終わり】
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
滅びゆく世界と創世の神々
幸崎 亮
ファンタジー
〝ある異世界の行く末。その植民世界は〝真世界〟たり得るのか?〟
ただ一つの大陸のみが残された、異世界ミストルティア。
偉大なる神々によって創生された、この〝植民世界〟は、今や消滅の危機に瀕していた。
その原因の一端となったのが、ラグナス魔王国によるフレスト聖王国への侵攻だ。
そして敢えなく聖王は討たれ、聖なる玉座は魔王の手に陥ちた。
この危機に際し、聖王国の天才神官長である〝バルド・ダンディ〟は時を操る力を秘める、〝時の宝珠〟を発動させる。これこそが聖王国と世界を救う、たったひとつだけの希望。
この瞬間――。
植民世界ミストルティアの命運は、彼の選択に委ねられた。
<全4話・1万文字(ルビ符号を除く)>
【登場人物紹介】
バルド・ダンディ:
フレスト聖王国に仕える神官長。
若くして要職に上りつめた、天才的な男。
ナナ・ロキシス:
ラグナス王国出身の若い女性。明るく天真爛漫な性格。
交換留学生として、フレスト聖王国を訪れていた。
イスルド:
ナナの恋人。フレスト聖王国の新米騎士。
誰に対しても好意的に接する。人あたりの良い好青年。
ウル・ロキス・ラグナス:
ラグナス王国の第一王子。
実妹である第二王女との結婚が決まり、晴れて王位継承者となった。
勇者は世界を平和にする!
幸崎 亮
ファンタジー
「俺が勇者だ! さあ、平和をはじめよう!」
俺は勇者として異世界へ降り立った!
なぜなら、勇者は平和の使者だからだ!
平和とは何か? 勇者とは何か?
最後はちょっと泣ける――かもしれないな!
<短編:全8エピソード・1万字以下>
※さらに全体的に文章を見直しました。
文字数は1万字以下(ルビによる加算を除く)のまま、変化ありません。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
真世界へと駆け抜ける風
幸崎 亮
ファンタジー
突如として〝終了〟を宣告された異世界・ミストリアス。
これはそんな終わりゆく世界の、最後の戦いの記憶。
<全5話・1万字(ルビ符号除く)>
【登場人物紹介】
アクセル・マークスター:
相棒グリードと共に盗賊稼業を行なっていた男。
最低限の礼儀は弁えており、風の魔法を得意とする。
グリード:
口が悪く、風の魔法に並々ならぬ執着を持つお調子者。
相棒アクセルと共に、変な名前の盗賊団を率いていた。
レクシィ:
魔王ヴァルナスを討つべく、討伐隊に加わった美しいエルフ族の女性。
ヴァルナスとは恋人関係にあったようだ。
ヴァルナス:
魔王として知られる男。恐るべき魔王軍を率いている。
世界消滅の危機に際してもなお他国を制圧すべく、各地へ侵攻を開始した。
わし七十歳定年退職者、十七歳冒険者と魂だけが入れ替わる ~17⇔70は地球でも異世界でも最強です~
天宮暁
ファンタジー
東京郊外で定年後の穏やかな生活を送る元会社員・桜塚猛(さくらづかたける)、70歳。
辺境の街サヴォンに暮らす万年D級冒険者ロイド・クレメンス、17歳。
冒険者ランク昇格をかけて遺跡の奥に踏み込んだロイドは、東京・桜塚家で目を覚ます。
一方、何事もなく眠りについたはずの桜塚猛は、冒険者の街サヴォンの宿屋で目を覚ました。
目覚めた二人は、自分の姿を見て驚愕する。ロイドはまったく見覚えのない老人の身体に、桜塚は若く精悍な冒険者の身体に変わっていたのだ。
何の接点もなかったはずの二人の意識が、世界を跨いで入れ替わってしまったのだ!
七十歳が十七歳に、十七歳が七十歳に――
いきなり常識の通じない「異世界」に放り出された二人の冒険が、今始まる!
※ 異世界、地球側並行で話が進みます。
完結まで毎日更新の予定です。
面白そう!と思ってもらえましたら、ご応援くださいませ。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる