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【2】名もなき朝の写真《北星秀、最期の撮影》
2.シェフの娘『ハコ』
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北海道のどこに住まうかも決めていた。
函館周辺と定めている。
撮りたい素材が、七飯町の大沼国定公園にあるのだ。
しかし生活するには、やはり仕事も必要だ。写真を続けていくための仕事だ。もちろん、キャリアを持っているギャルソンで探すつもりだった。
食の宝庫、北海道。主だった観光地なら、レベルあるフレンチが必ずあるだろう。レストランでなくとも、国内随一の観光王国、ホテルや旅館で給仕を探しているところが必ずあるはずだと、秀星は狙いを定めていた。
まずは函館市から、あちこちのフレンチレストランの募集がないか探し、募集を見つけたらまずは客として店を訪れ、シェフの料理を食べてみることにしてみた。
給仕がそこそこでも、料理とシェフのスピリットを感じられたらいいという心構えでいくつかの店を訪れた。
函館市ならある程度の都市でもあって、休日に車を使えば大沼公園に行ける。
だが、秀星はその大沼公園で出会ってしまったのだ。
湖畔の片隅にある、ひっそりとしたフレンチレストランが給仕の募集をしていたので、予約をして訪れてみた。
正直、給仕は『並以下』だった。とにかく運んでくれるスタッフがいるという状態。だからオーナーシェフが、フレンチを経験している正式のギャルソンを探しているのがわかった。
それに反し、シェフの料理が素晴らしい。秀星がこの大沼に惚れたような、この土地に思い馳せることが出来る芸術がそこにあった。
そうフレンチはグルメでもあって芸術でもあるのだ。それがあるから秀星はこの世界も気に入っている。
すぐに履歴書を書いて面接を申し込んだ。
十和田シェフ直々の面接だったが、顔を覚えてくれていた。
「先週……、お客様として来られていましたよね?」
「はい。素晴らしいお料理でした。ですから、この店で働かせてください」
十和田シェフは履歴書を見ても戸惑っていた。
「神戸の、有名レストランではないですか。そこでメートル・ドテルまでお務めされていたのに、ここ、で?」
「趣味ですが、写真のために、ここ大沼に来ました。ここで暮らして写真を撮りたいのです」
「趣味、写真……のため……?」
仕事より趣味を優先する男だと見られる。
そこでこの男は駄目だと判断される。でもメートル・ドテルまで務めている。十和田シェフの戸惑いがそのまま表情に出ている。
「大沼公園の景観に惚れ込んでいます。毎日ここで四季折々の、または生き物の写真を量産していきたいです。私の信条ですが、仕事をきっちりやらぬ者には、壮大な美しい写真は撮れない――です。仕事はやります。断言します」
それでも目の前のコックコート姿の男性は困惑した顔をしている。
「カメラってお金がかかるんです。本体もその維持も。被写体を撮りに行くのにも旅費などかかります。それを維持するために仕事をしているんです。仕事がなければ、写真はできません。写真のために、仕事もきっちりやる――という信条です」
あとは信じてもらえることを祈るしかない。
「そうでなければ、神戸でメートル・ドテルを任されるわけないですもんね。こちらこそ、よろしくお願いいたします」
十和田シェフに頭を下げられ、秀星も驚き、慌てて『よろしくお願いいたします』と返礼をする。
大沼の畔にある、まだ真新しいフレンチレストランで働くことになった。
函館から行き来しなくとも、この被写体のそばで暮らせるという夢のような日々を手に入れて、秀星は充実した日々を送ることになる。
十和田シェフは、大沼公園のちかくにある北斗市の出身だった。北海道新幹線の到着駅がある都市である。
独立するときは、秀星と同じく景観豊かな大沼のほとりでレストランを経営するのが夢だったという。独立と共に家族と移転。妻と、子供ふたり。上の子は女の子、東京で歌手を目指しているらしい。次子は男の子で、札幌の大学生でそのままそこで就職しそうだとのこと。
レストランのそばに一軒家があり、そこでたまに帰省する子供を待ちながら、奥様とレストラン経営をしている。
秀星もレストラン近辺の賃貸アパートで暮らすことになった。
この大沼を愛する者同士、フレンチを愛する者同士、十和田シェフとは気が合った。
食材を探すドライブにも良く誘われ、道産子であるシェフが、道外からやってきた秀星が知らないフォトジェニックなスポットをたくさん案内してくれた。
いつしか家族のように慕ってくれ、自宅にも招かれ、年越しもするようになった。
その時に秀星は、一度も会ったことがない長女が、帰省もしないほど東京で頑張っていることを聞かされる。
『歌手になりたいと幼少のころから言い続けてきたもんだから、音楽専門学校に行かせたんだけど、その後はオーディション受けまくって、落ちまくって、アルバイトしながらボイストレーニングをして帰る暇も金もないんだと。まあ、叶ってもいいし、諦めて帰ってきたとしても、それでいいんだよ。やりたいだけやらせてやるのも大事だろ。なんせ、俺なんかも親を心配させながら料理人修行してきたわけだし』と、シェフが教えてくれた。
叶わぬ夢を追いかけている若者。でもまだ若いから諦めずに頑張っている。
そう思うとき、秀星の胸が痛む。夢を持った者が通る辛い道だった。
「秀星、娘が諦めて帰ってくるんだ。ここでひとまず働かせようと思っているのだが、任せていいかな。給仕のイロハだけでも叩き込んでやってくれ」
十和田シェフの店で働き始めて一年と少し経ったころだった。
父親としての気持ちもわかった、そして、秀星も思うところがあった。
「お任せください」
夢破れて帰ってくる若い彼女の指導を引き受けた。
函館周辺と定めている。
撮りたい素材が、七飯町の大沼国定公園にあるのだ。
しかし生活するには、やはり仕事も必要だ。写真を続けていくための仕事だ。もちろん、キャリアを持っているギャルソンで探すつもりだった。
食の宝庫、北海道。主だった観光地なら、レベルあるフレンチが必ずあるだろう。レストランでなくとも、国内随一の観光王国、ホテルや旅館で給仕を探しているところが必ずあるはずだと、秀星は狙いを定めていた。
まずは函館市から、あちこちのフレンチレストランの募集がないか探し、募集を見つけたらまずは客として店を訪れ、シェフの料理を食べてみることにしてみた。
給仕がそこそこでも、料理とシェフのスピリットを感じられたらいいという心構えでいくつかの店を訪れた。
函館市ならある程度の都市でもあって、休日に車を使えば大沼公園に行ける。
だが、秀星はその大沼公園で出会ってしまったのだ。
湖畔の片隅にある、ひっそりとしたフレンチレストランが給仕の募集をしていたので、予約をして訪れてみた。
正直、給仕は『並以下』だった。とにかく運んでくれるスタッフがいるという状態。だからオーナーシェフが、フレンチを経験している正式のギャルソンを探しているのがわかった。
それに反し、シェフの料理が素晴らしい。秀星がこの大沼に惚れたような、この土地に思い馳せることが出来る芸術がそこにあった。
そうフレンチはグルメでもあって芸術でもあるのだ。それがあるから秀星はこの世界も気に入っている。
すぐに履歴書を書いて面接を申し込んだ。
十和田シェフ直々の面接だったが、顔を覚えてくれていた。
「先週……、お客様として来られていましたよね?」
「はい。素晴らしいお料理でした。ですから、この店で働かせてください」
十和田シェフは履歴書を見ても戸惑っていた。
「神戸の、有名レストランではないですか。そこでメートル・ドテルまでお務めされていたのに、ここ、で?」
「趣味ですが、写真のために、ここ大沼に来ました。ここで暮らして写真を撮りたいのです」
「趣味、写真……のため……?」
仕事より趣味を優先する男だと見られる。
そこでこの男は駄目だと判断される。でもメートル・ドテルまで務めている。十和田シェフの戸惑いがそのまま表情に出ている。
「大沼公園の景観に惚れ込んでいます。毎日ここで四季折々の、または生き物の写真を量産していきたいです。私の信条ですが、仕事をきっちりやらぬ者には、壮大な美しい写真は撮れない――です。仕事はやります。断言します」
それでも目の前のコックコート姿の男性は困惑した顔をしている。
「カメラってお金がかかるんです。本体もその維持も。被写体を撮りに行くのにも旅費などかかります。それを維持するために仕事をしているんです。仕事がなければ、写真はできません。写真のために、仕事もきっちりやる――という信条です」
あとは信じてもらえることを祈るしかない。
「そうでなければ、神戸でメートル・ドテルを任されるわけないですもんね。こちらこそ、よろしくお願いいたします」
十和田シェフに頭を下げられ、秀星も驚き、慌てて『よろしくお願いいたします』と返礼をする。
大沼の畔にある、まだ真新しいフレンチレストランで働くことになった。
函館から行き来しなくとも、この被写体のそばで暮らせるという夢のような日々を手に入れて、秀星は充実した日々を送ることになる。
十和田シェフは、大沼公園のちかくにある北斗市の出身だった。北海道新幹線の到着駅がある都市である。
独立するときは、秀星と同じく景観豊かな大沼のほとりでレストランを経営するのが夢だったという。独立と共に家族と移転。妻と、子供ふたり。上の子は女の子、東京で歌手を目指しているらしい。次子は男の子で、札幌の大学生でそのままそこで就職しそうだとのこと。
レストランのそばに一軒家があり、そこでたまに帰省する子供を待ちながら、奥様とレストラン経営をしている。
秀星もレストラン近辺の賃貸アパートで暮らすことになった。
この大沼を愛する者同士、フレンチを愛する者同士、十和田シェフとは気が合った。
食材を探すドライブにも良く誘われ、道産子であるシェフが、道外からやってきた秀星が知らないフォトジェニックなスポットをたくさん案内してくれた。
いつしか家族のように慕ってくれ、自宅にも招かれ、年越しもするようになった。
その時に秀星は、一度も会ったことがない長女が、帰省もしないほど東京で頑張っていることを聞かされる。
『歌手になりたいと幼少のころから言い続けてきたもんだから、音楽専門学校に行かせたんだけど、その後はオーディション受けまくって、落ちまくって、アルバイトしながらボイストレーニングをして帰る暇も金もないんだと。まあ、叶ってもいいし、諦めて帰ってきたとしても、それでいいんだよ。やりたいだけやらせてやるのも大事だろ。なんせ、俺なんかも親を心配させながら料理人修行してきたわけだし』と、シェフが教えてくれた。
叶わぬ夢を追いかけている若者。でもまだ若いから諦めずに頑張っている。
そう思うとき、秀星の胸が痛む。夢を持った者が通る辛い道だった。
「秀星、娘が諦めて帰ってくるんだ。ここでひとまず働かせようと思っているのだが、任せていいかな。給仕のイロハだけでも叩き込んでやってくれ」
十和田シェフの店で働き始めて一年と少し経ったころだった。
父親としての気持ちもわかった、そして、秀星も思うところがあった。
「お任せください」
夢破れて帰ってくる若い彼女の指導を引き受けた。
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