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アイドル候補生、ゲットだぜ!
親指を突き出す俺の隣で、イソトマがうきうきと異空間から布を引っ張り出してくる。
「まあ、まあ、まあ! ステキですわ、ステキですわあ! 竜の方のお衣装を仕立てたことはありませんけれど、ハジメテはいつだってドキドキいたしますわあ!」
目を輝かせるイソトマはやる気に満ち溢れている。
人外アイドル(見た目的な意味でね)というのもなかなかオツなものだ。
うんうん、と頷いていると小さな竜が首をぷるぷると振る。
「うちも、バエナもおねえちゃんみたいになるのっ」
叫んでぎゅ、とめをつむった竜の体がカッと光る。瞬きをする間に光は消え、そこにいたのは竜ではなくて二本足で立つ幼女。
ピンクのツインテールがあざとかわいい、幼女さまだ。人型を取ると鱗は同色のシンプルなワンピースになるわけだ。俺を犯罪者にしない、ありがたい仕様です。
「おおう、これはまさしく候補生……!」
かわいいけど俺に幼女を愛でる趣味はない。守備範囲外です。未来のアイドルとして愛でる対象ではあるけどね。
むん、と力む幼女さまににっこりしていると。
「バエナ! なにしてんだ!」
またもや岩場から声がかかる。
今度はショタボイス。ということは、そこにいるのは。
「わあー、ピンク子竜二号が来たよ」
「アンフィス!」
そう、またもやピンクの鱗の子竜である。バエナの呼びかけによるとその名はアンフィスらしい。
大きさはバエナの竜姿とほぼいっしょ。アンフィスのほうがすこしつり目かな?
でも並べないとわからないレベルでよく似てるなあ、なんて思ってると。
「おい、そこのひんじゃく! バエナにてをだすな!」
だすだすと駆け寄ってきたアンフィスににらまれてしまった。正直、つぶらな瞳の子竜に見上げられてるだけだから怖くない。
「んっ。否定しづらいけど肯定もしたくない呼び名! でもご安心ください。俺は幼女さまにはノータッチを誓ってる。世間的に死にたくないからねっ」
怖くはないけど傷つくのよ! と胸を抑える俺をよそに、ソテツが「にひひ」と笑ってバエナを抱きしめる。
「だったら僕がもらっちゃう~。だってこの子、自分でやってきたんだよ? 僕みたいにかわいくなりたい、って人型まで取ってさぁ」
「バエナ、おまえまたそんなことをいってるのか!」
むむっと顔をしかめる子竜。案外、表情豊かなんだね、爬虫類。爬虫類じゃないのか、竜って何類なんだろう。
俺の疑問をよそにアンフィスがぽんっと光って姿を変えた。
現れたのは、タンクトップと短パン姿の少年だ。桃色の髪が似合う男子って貴重だと思うんだけど、顔が良いからかそれともまだ幼いからか。なんの違和感もなく、むしろピンクの短髪が似合っててかわいいまである。
ていうか、男女のふたごアイドルとかむしろ世界が求めてるやつなのでは?
ちょっとロリショタで幼すぎるというのはあるけど、それは無限の未来が広がっているともいえるわけで。
今のうちからアイドルとは何か、を見て学んで身に着けていけば、数年後にはこの世界のトップアイドルを目指すのも夢じゃない、と思う。
だって、気弱な少女と気の強い少年のピンク髪双子なんて、誰だって眼福なわけだから。双子コーデとか双子ダンスとか、夢は無限大!
とはいえ、まずは今の彼らと向き合わなければいけない。
俺の胸のうちの滾りはいったん置いておいて、姿を変えた少年に目を向ければ、アンフィスはかわいい顔を目いっぱいしかめて、バエナの手首をぎゅっと握った。
はわわ、双子がおてて繋いでるの、かわいいが過ぎる~。
「おいらたちはりゅうなの! りゅうはりゅうのくらしがあるんだから、ひとがたまぞくなんかについていっちゃダメだ!」
「でも、うち……」
「でもじゃない! りゅうがすみかをかえなくていいのは、まおーさまががんばってくれたからなんだぞ。まおーさまにかんしゃしてくらしていこう、っていわれてるだろ!」
少年の言葉に俺はマグノリアを見た。
魔王さま。たぶん、アンフィス少年のいう魔王さまって先代魔王さまのことだよね。
そういう気持ちを込めた視線は、小首をかしげたマグノリアに受け止められた。
イソトマは誇らしげな顔でにこにこしてるし、ソテツの興味は石のすき間に顔を出した植物? うねるってのは植物でいいのか?? まあ、よそに向いている。
俺が同行者たちの様子をうかがっている間にも、少年の言葉は続いて少女はすっかりうなだれてしまっている。
そのちいさな拳のなか、握りしめている夢が壊れてしまう前に声をかけるのは、年長者の役目だろ。
「バエナちゃん、アンフィスくん。このひとね、魔王さま。先代だけどね」
じゃん、と両手でマグノリアを示して言えば、彼らの目は大きく見開かれた。
少女は希望を宿し、少年は驚きに染めて、それぞれの目でマグノリアを見つめる。
マグノリアは、胸を張り堂々とその視線を受け止めた。そして、厳かに口を開く。
「竜族をこの地にとどめたのは、確かに我だ。魔族の領土平定において竜の巨体、その持ちうる力を生かしたいと王都への誘致を望む意見が他の魔族から出はしたが、当人たちの意思を無視して竜の居住地、竜の巣から引き出すことを禁じもした」
確かにこの辺あったかいし、爬虫類もあったかいほうが好きなはずだからなあ。竜の姿で暮らすのが普通なら、住み慣れた土地に居たいと思ったのかもしれない。
「だが、我は竜族が自らの意思でこの地を出ることを禁じてはいない」
きっぱりと告げるマグノリアの声に、バエナちゃんの顔がぱあっと明るくなる。その変化が映ったかのように、マグノリアもうれしそうに唇の端を吊り上げた。
「つまり、そこの少女が望むなら王都に連れていくことに魔王は異論を唱えない。先代だがな」
冗談ぽくつけたすところさえ、様になってる。
民に希望を与える王。
マグノリア、ほんとかっこいい。
ミニスカゴスロリ姿だけど、そのギャップがむしろ最高にかっこいい。
やっぱ、魔王系アイドルって有りだな。
俺は超推します。改めて、最推しに認定です。
親指を突き出す俺の隣で、イソトマがうきうきと異空間から布を引っ張り出してくる。
「まあ、まあ、まあ! ステキですわ、ステキですわあ! 竜の方のお衣装を仕立てたことはありませんけれど、ハジメテはいつだってドキドキいたしますわあ!」
目を輝かせるイソトマはやる気に満ち溢れている。
人外アイドル(見た目的な意味でね)というのもなかなかオツなものだ。
うんうん、と頷いていると小さな竜が首をぷるぷると振る。
「うちも、バエナもおねえちゃんみたいになるのっ」
叫んでぎゅ、とめをつむった竜の体がカッと光る。瞬きをする間に光は消え、そこにいたのは竜ではなくて二本足で立つ幼女。
ピンクのツインテールがあざとかわいい、幼女さまだ。人型を取ると鱗は同色のシンプルなワンピースになるわけだ。俺を犯罪者にしない、ありがたい仕様です。
「おおう、これはまさしく候補生……!」
かわいいけど俺に幼女を愛でる趣味はない。守備範囲外です。未来のアイドルとして愛でる対象ではあるけどね。
むん、と力む幼女さまににっこりしていると。
「バエナ! なにしてんだ!」
またもや岩場から声がかかる。
今度はショタボイス。ということは、そこにいるのは。
「わあー、ピンク子竜二号が来たよ」
「アンフィス!」
そう、またもやピンクの鱗の子竜である。バエナの呼びかけによるとその名はアンフィスらしい。
大きさはバエナの竜姿とほぼいっしょ。アンフィスのほうがすこしつり目かな?
でも並べないとわからないレベルでよく似てるなあ、なんて思ってると。
「おい、そこのひんじゃく! バエナにてをだすな!」
だすだすと駆け寄ってきたアンフィスににらまれてしまった。正直、つぶらな瞳の子竜に見上げられてるだけだから怖くない。
「んっ。否定しづらいけど肯定もしたくない呼び名! でもご安心ください。俺は幼女さまにはノータッチを誓ってる。世間的に死にたくないからねっ」
怖くはないけど傷つくのよ! と胸を抑える俺をよそに、ソテツが「にひひ」と笑ってバエナを抱きしめる。
「だったら僕がもらっちゃう~。だってこの子、自分でやってきたんだよ? 僕みたいにかわいくなりたい、って人型まで取ってさぁ」
「バエナ、おまえまたそんなことをいってるのか!」
むむっと顔をしかめる子竜。案外、表情豊かなんだね、爬虫類。爬虫類じゃないのか、竜って何類なんだろう。
俺の疑問をよそにアンフィスがぽんっと光って姿を変えた。
現れたのは、タンクトップと短パン姿の少年だ。桃色の髪が似合う男子って貴重だと思うんだけど、顔が良いからかそれともまだ幼いからか。なんの違和感もなく、むしろピンクの短髪が似合っててかわいいまである。
ていうか、男女のふたごアイドルとかむしろ世界が求めてるやつなのでは?
ちょっとロリショタで幼すぎるというのはあるけど、それは無限の未来が広がっているともいえるわけで。
今のうちからアイドルとは何か、を見て学んで身に着けていけば、数年後にはこの世界のトップアイドルを目指すのも夢じゃない、と思う。
だって、気弱な少女と気の強い少年のピンク髪双子なんて、誰だって眼福なわけだから。双子コーデとか双子ダンスとか、夢は無限大!
とはいえ、まずは今の彼らと向き合わなければいけない。
俺の胸のうちの滾りはいったん置いておいて、姿を変えた少年に目を向ければ、アンフィスはかわいい顔を目いっぱいしかめて、バエナの手首をぎゅっと握った。
はわわ、双子がおてて繋いでるの、かわいいが過ぎる~。
「おいらたちはりゅうなの! りゅうはりゅうのくらしがあるんだから、ひとがたまぞくなんかについていっちゃダメだ!」
「でも、うち……」
「でもじゃない! りゅうがすみかをかえなくていいのは、まおーさまががんばってくれたからなんだぞ。まおーさまにかんしゃしてくらしていこう、っていわれてるだろ!」
少年の言葉に俺はマグノリアを見た。
魔王さま。たぶん、アンフィス少年のいう魔王さまって先代魔王さまのことだよね。
そういう気持ちを込めた視線は、小首をかしげたマグノリアに受け止められた。
イソトマは誇らしげな顔でにこにこしてるし、ソテツの興味は石のすき間に顔を出した植物? うねるってのは植物でいいのか?? まあ、よそに向いている。
俺が同行者たちの様子をうかがっている間にも、少年の言葉は続いて少女はすっかりうなだれてしまっている。
そのちいさな拳のなか、握りしめている夢が壊れてしまう前に声をかけるのは、年長者の役目だろ。
「バエナちゃん、アンフィスくん。このひとね、魔王さま。先代だけどね」
じゃん、と両手でマグノリアを示して言えば、彼らの目は大きく見開かれた。
少女は希望を宿し、少年は驚きに染めて、それぞれの目でマグノリアを見つめる。
マグノリアは、胸を張り堂々とその視線を受け止めた。そして、厳かに口を開く。
「竜族をこの地にとどめたのは、確かに我だ。魔族の領土平定において竜の巨体、その持ちうる力を生かしたいと王都への誘致を望む意見が他の魔族から出はしたが、当人たちの意思を無視して竜の居住地、竜の巣から引き出すことを禁じもした」
確かにこの辺あったかいし、爬虫類もあったかいほうが好きなはずだからなあ。竜の姿で暮らすのが普通なら、住み慣れた土地に居たいと思ったのかもしれない。
「だが、我は竜族が自らの意思でこの地を出ることを禁じてはいない」
きっぱりと告げるマグノリアの声に、バエナちゃんの顔がぱあっと明るくなる。その変化が映ったかのように、マグノリアもうれしそうに唇の端を吊り上げた。
「つまり、そこの少女が望むなら王都に連れていくことに魔王は異論を唱えない。先代だがな」
冗談ぽくつけたすところさえ、様になってる。
民に希望を与える王。
マグノリア、ほんとかっこいい。
ミニスカゴスロリ姿だけど、そのギャップがむしろ最高にかっこいい。
やっぱ、魔王系アイドルって有りだな。
俺は超推します。改めて、最推しに認定です。
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