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アイドルと言われて思い浮かべるのはどんな姿だろう。
ふわふわかわいいパステルカラーの衣装にキラキラの笑顔。思わずドキリと胸が高鳴るかわいいしぐさに、甘い歌声。
それとも、凝った衣装に目をひく化粧をほどこして、かわいい顔とは裏腹のかっこいいダンスにときめいたり。
(まあ、俺の推しのミミクちゃんは異色の擬態系ですけど? 最新の公園ライブ映像ではあまりにも完璧な擬態に見つけられなくて歌声を聞くどころじゃなかったですけど?)
かわいらしいアイドルには適度にキュンとしつつ、このところはもっぱらミミクちゃん一筋だった俺だけれど。
「ミミクちゃん、ごめん。俺は浮気します……」
胸の前で手を組み、遠く地球の日本で今日も活躍しているだろうミミクちゃん懺悔する。
「なにをぶつぶつ言っておる、ネイよ」
落ち着いた声が俺の脳内ミミクちゃんをかき消した。
代わりに、目の前に立つ国民的元魔王さまがまぶしいほどの美少女度合いで俺の視野から脳内、胸の内までいっぱいにする。
豊かな黒髪を頭の左右に伸びる角にゆるく巻き付けて垂らす。
艶があり、手触りの良さそうなマグノリアの髪はそれだけでじゅうぶんに美しい。
きめ細かな肌は化粧を施すまでもなくハッとするくらいの白さを誇っていて。そのあまりの白さに、黒いミニスカートと黒いガーターベルトの間に作られた絶対領域はまるで輝いて見える。
ていうかほんと、きれいすぎない?
俺が提案した黒いゴスロリ服にガーターベルトをチラ見せさせて、長い黒髪をすこし角に巻いただけ。
それがこんなにびっくりするくらい映えるなんて。
「うふふ、マグノリアさまのあまりの麗しさに見惚れておいでなのですわぁ」
「む。そうなのか、ネイ」
ほんのりとむくれながら問われて、答えないわけにいかないでしょ。
俺はすかさずマグノリアの足元(もちろん厚底の膝上丈ブーツだ)にひざまずく。
「もちろんです、マグノリア様! この胸に湧き上がる言葉にできない熱い感情……! これはまさしくアイドルに抱くもの! マグノリア様はこのうえなくアイドルです! いやむしろ神なのでは!? いやこの美しさは天使!? ていうか魔王様だった!」
「ん、うむ。何を言っているのか今ひとつ理解に苦しむところではあるが、つまりは褒め言葉なのだな?」
ちらちらと俺を見下ろしながら問いかけてくる姿も超麗しい。
凛々しさがかわいさとセットになると、とんでもない破壊力を持つということを俺はここに宣言します。
俺が並のアイドルオタクならここで全財産をばら撒いて土下座してるとこだよ。お金を払わせてくれって拝むところ。
でもまあね、俺は普通にかわいいだけのアイドルに熱を上げるような並のオタクではありませんし?
擬態系アイドルをガチ推しするくらいのハイレベルなオタクですし?
息を整え姿勢を正した俺は地面に正座し、すっと頭を下げた。
「褒めるとかいう次元は突破してます。尊い……しゅき……」
語彙は死んだ。
俺に許されるのは押し寄せる感情のままにうめくことだけだ。
「す……!?」
「あらあらマグノリアさま、お顔が真っ赤ですわあ」
え、なにそれ見たい!
黒髪クール系美少女アイドルの赤面、超見たい!
欲望のままに顔をあげたのに、俺に見えたのはそっぽを向くマグノリアの後ろ姿だけ。
いやでも陶器みたいになめらかなほっぺたが赤く色づいてるのは見える!
「見える、見えるぞ……!」
マグノリアは背を向けて顔を見せてはくれないけれど、俺には見える。
恥じらいに頬を染め、いつになく潤んだ瞳で虚空を睨む顔さえ超絶かわいい美少女の姿が……!
「これはロータス召喚事案では!?」
はっとしてポケットにしまったばかりのハスの実をさぐる。
こんな先代魔王様の劇的ビフォーアフター、魔王の名を受け継いだ彼が知らないわけにはいかないだろう。
そう思って伸ばした俺の手を慌てて止めたのはマグノリアだった。
「待て待て。落ち着け、あやつを呼ぶほどの事態にはなっておらんだろう?」
すぐそばに迫ったマグノリアの顔は意外なことに赤くなってない。
残念。残念だけど、やわらかい指に手を握られてるだけでじゅうぶんご褒美です!
「そうかなあ。俺ならこんなきれいになった姿、見逃したら七転八倒、悶絶して泣き喚く。断言します」
「む!」
ぼ、とマグノリアの頬に色がつく。
やだ赤面かわいい! と茶化すはずが、俺のポンコツな口は大事なときに限って営業停止。
「んんんッ」
愚かな俺にできるのは、目を泳がせながら意味のない声をあげるばかり。
だけどマグノリアは笑ってくれた。
ほんのかすかにだけど、唇の端っこを緩ませて。
「ネイは言葉が直接的すぎる」
「あれっ、これってダメ出しされてる!?」
あわーい微笑いただきました、って踊り狂うのを耐えた俺ってば、完全なるぬか喜び? ぬか喜びのぬかってなんなの。ぬかってぬか漬けのぬか? よく漬かむた喜びとか意味不明だし、漬物臭い喜びはもっと訳わからん。
「ふふふ、マグノリアさまは照れておいでなのですわぁ」
頭を抱える俺に、イソトマがふんわり微笑んでくれた。
さすがはサキュバス。包容力あふれるそのお姿についついふらりと引き寄せられちゃう。
決して、決して! 揺れる谷間に引き寄せられているわけではないっ。
「はっ! て、照れて?」
危ういところで意識を取り戻した俺を見るマグノリアの視線は冷ややかで、さっき見た微笑のかけらもない。
隣に立つイソトマの笑顔との対比がものっすごい。
「マグノリアさまは厳格な魔王さまでいらっしゃいましたから。どなたさまも特別なお心配りをもって接しておいででしたわ」
やんわりと、遠回しなイソトマの言葉はわかるようなわからないような。
たぶん異世界の言葉だからだネ。変換がうまくいってないのヨ。うん、きっとそう。そうに違いない。
「……まあ、ネイほど率直に物を言う者はいなかったな」
「あ、はい。ごめんなさい?」
ストレートに言い過ぎだ、っていう訴えかと思って謝れば、マグノリアはかすかに唇をとがらせる。
「構わん。慣れないだけだ」
黒髪ストレートクールな魔王系美少女×黒ゴスロリでの素直じゃない発言の破壊力よ。
俺は推す。
俺の最推しはマグノリアになりました!
ふわふわかわいいパステルカラーの衣装にキラキラの笑顔。思わずドキリと胸が高鳴るかわいいしぐさに、甘い歌声。
それとも、凝った衣装に目をひく化粧をほどこして、かわいい顔とは裏腹のかっこいいダンスにときめいたり。
(まあ、俺の推しのミミクちゃんは異色の擬態系ですけど? 最新の公園ライブ映像ではあまりにも完璧な擬態に見つけられなくて歌声を聞くどころじゃなかったですけど?)
かわいらしいアイドルには適度にキュンとしつつ、このところはもっぱらミミクちゃん一筋だった俺だけれど。
「ミミクちゃん、ごめん。俺は浮気します……」
胸の前で手を組み、遠く地球の日本で今日も活躍しているだろうミミクちゃん懺悔する。
「なにをぶつぶつ言っておる、ネイよ」
落ち着いた声が俺の脳内ミミクちゃんをかき消した。
代わりに、目の前に立つ国民的元魔王さまがまぶしいほどの美少女度合いで俺の視野から脳内、胸の内までいっぱいにする。
豊かな黒髪を頭の左右に伸びる角にゆるく巻き付けて垂らす。
艶があり、手触りの良さそうなマグノリアの髪はそれだけでじゅうぶんに美しい。
きめ細かな肌は化粧を施すまでもなくハッとするくらいの白さを誇っていて。そのあまりの白さに、黒いミニスカートと黒いガーターベルトの間に作られた絶対領域はまるで輝いて見える。
ていうかほんと、きれいすぎない?
俺が提案した黒いゴスロリ服にガーターベルトをチラ見せさせて、長い黒髪をすこし角に巻いただけ。
それがこんなにびっくりするくらい映えるなんて。
「うふふ、マグノリアさまのあまりの麗しさに見惚れておいでなのですわぁ」
「む。そうなのか、ネイ」
ほんのりとむくれながら問われて、答えないわけにいかないでしょ。
俺はすかさずマグノリアの足元(もちろん厚底の膝上丈ブーツだ)にひざまずく。
「もちろんです、マグノリア様! この胸に湧き上がる言葉にできない熱い感情……! これはまさしくアイドルに抱くもの! マグノリア様はこのうえなくアイドルです! いやむしろ神なのでは!? いやこの美しさは天使!? ていうか魔王様だった!」
「ん、うむ。何を言っているのか今ひとつ理解に苦しむところではあるが、つまりは褒め言葉なのだな?」
ちらちらと俺を見下ろしながら問いかけてくる姿も超麗しい。
凛々しさがかわいさとセットになると、とんでもない破壊力を持つということを俺はここに宣言します。
俺が並のアイドルオタクならここで全財産をばら撒いて土下座してるとこだよ。お金を払わせてくれって拝むところ。
でもまあね、俺は普通にかわいいだけのアイドルに熱を上げるような並のオタクではありませんし?
擬態系アイドルをガチ推しするくらいのハイレベルなオタクですし?
息を整え姿勢を正した俺は地面に正座し、すっと頭を下げた。
「褒めるとかいう次元は突破してます。尊い……しゅき……」
語彙は死んだ。
俺に許されるのは押し寄せる感情のままにうめくことだけだ。
「す……!?」
「あらあらマグノリアさま、お顔が真っ赤ですわあ」
え、なにそれ見たい!
黒髪クール系美少女アイドルの赤面、超見たい!
欲望のままに顔をあげたのに、俺に見えたのはそっぽを向くマグノリアの後ろ姿だけ。
いやでも陶器みたいになめらかなほっぺたが赤く色づいてるのは見える!
「見える、見えるぞ……!」
マグノリアは背を向けて顔を見せてはくれないけれど、俺には見える。
恥じらいに頬を染め、いつになく潤んだ瞳で虚空を睨む顔さえ超絶かわいい美少女の姿が……!
「これはロータス召喚事案では!?」
はっとしてポケットにしまったばかりのハスの実をさぐる。
こんな先代魔王様の劇的ビフォーアフター、魔王の名を受け継いだ彼が知らないわけにはいかないだろう。
そう思って伸ばした俺の手を慌てて止めたのはマグノリアだった。
「待て待て。落ち着け、あやつを呼ぶほどの事態にはなっておらんだろう?」
すぐそばに迫ったマグノリアの顔は意外なことに赤くなってない。
残念。残念だけど、やわらかい指に手を握られてるだけでじゅうぶんご褒美です!
「そうかなあ。俺ならこんなきれいになった姿、見逃したら七転八倒、悶絶して泣き喚く。断言します」
「む!」
ぼ、とマグノリアの頬に色がつく。
やだ赤面かわいい! と茶化すはずが、俺のポンコツな口は大事なときに限って営業停止。
「んんんッ」
愚かな俺にできるのは、目を泳がせながら意味のない声をあげるばかり。
だけどマグノリアは笑ってくれた。
ほんのかすかにだけど、唇の端っこを緩ませて。
「ネイは言葉が直接的すぎる」
「あれっ、これってダメ出しされてる!?」
あわーい微笑いただきました、って踊り狂うのを耐えた俺ってば、完全なるぬか喜び? ぬか喜びのぬかってなんなの。ぬかってぬか漬けのぬか? よく漬かむた喜びとか意味不明だし、漬物臭い喜びはもっと訳わからん。
「ふふふ、マグノリアさまは照れておいでなのですわぁ」
頭を抱える俺に、イソトマがふんわり微笑んでくれた。
さすがはサキュバス。包容力あふれるそのお姿についついふらりと引き寄せられちゃう。
決して、決して! 揺れる谷間に引き寄せられているわけではないっ。
「はっ! て、照れて?」
危ういところで意識を取り戻した俺を見るマグノリアの視線は冷ややかで、さっき見た微笑のかけらもない。
隣に立つイソトマの笑顔との対比がものっすごい。
「マグノリアさまは厳格な魔王さまでいらっしゃいましたから。どなたさまも特別なお心配りをもって接しておいででしたわ」
やんわりと、遠回しなイソトマの言葉はわかるようなわからないような。
たぶん異世界の言葉だからだネ。変換がうまくいってないのヨ。うん、きっとそう。そうに違いない。
「……まあ、ネイほど率直に物を言う者はいなかったな」
「あ、はい。ごめんなさい?」
ストレートに言い過ぎだ、っていう訴えかと思って謝れば、マグノリアはかすかに唇をとがらせる。
「構わん。慣れないだけだ」
黒髪ストレートクールな魔王系美少女×黒ゴスロリでの素直じゃない発言の破壊力よ。
俺は推す。
俺の最推しはマグノリアになりました!
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