26 / 46
第一部・第二章:出会いと再会は突然に
26
しおりを挟む
エレベーターに乗り3階まで上がる。
降りてすぐ右に俺の部屋があり、女性から自室の鍵を手渡され、「では私は失礼します」と言って女性はカウンターへと戻っていった。
男子寮も女子寮も二人部屋。つまり、俺が突っ立っている扉の向こうにはもう1人の住人がいるのだ。今は授業中でいないけど、仲良くなれれば良いな。
鍵穴に鍵を挿し込みカチャリと音が鳴るまで回し、ドアノブに手をかける。
扉の先には廊下があり、何部屋かあるみたいで個室のドアがいくつか見える。
玄関で靴を脱ごうと屈んだとき、揃えられた靴が横にあった。
今は授業中だから誰もいないはず。
誰がいるんだ?
廊下をゆっくり歩き耳を澄ませばすぐ隣にある部屋からシャァリ、シャァリ……と、まるで包丁を磨ぐような不快な音が聞こえてきた。
………………ん? は?
包丁を磨ぐ音??
扉が半開きになっており、部屋の中が見渡せることに気付きチラリと見やる。
そこには、薄暗がりの中刀を磨ぐ金色の髪の男がいた。
「~~~~っっ!!?」
声にならない悲鳴をあげる俺。顔面蒼白だよ。
その間にも部屋だけに留まらず廊下にまで轟く刀の磨ぐ不快音。
どどどどうしよう!!!??
授業中なのになんでいるのかな、と思ったけどそんなことよりガチで危ない人が同じ部屋なん!?一生懸命刀磨いでるよあの金髪!!
……あれ?あの金髪男子、見覚えのあるシルエットだな。どこで見たっけか……
思考が頭の中をぐるぐる掻きまわした。そしてそこで浮かぶ1人の男。
出会い頭に術を放ち、俺を妖怪だと勘違いした見た目ヤクザだけど優しい少年。
「奥ヶ咲!?なんでここにいんのぉ!?」
まさかの奥ヶ咲だった。
え、なんでこいつがここにいんの!?奥ヶ咲霊能科だよね!?普通科同士で同室だと思ってたのに!
俺が思わぬ人物に出くわしたために思わず叫んでしまったことで、奥ヶ咲が俺の存在に気付き振り向く。
「柳!?なんでここに……」
奥ヶ咲も俺が同じ部屋だと知らされてなかったのか、慌てて刀を磨いでいた手を止める。
「まさか、同室なのか?聞いてないんだが」
「俺も知らなかったよ。学園長なんも言ってくれないし……」
「ああ、あの人はそういう人だから仕方ない。あ、そうだ。罰則かなりヤバイやつなんじゃないか?」
「あー、確かにヤバかったわ。学園内を探検してこいって言われてびっくりした。学園着いたばっかで右も左も分からん生徒に普通言うかねぇ」
あれ、なんか目ぇ見開いて硬直してる。
「探検……だけ?」
あ、それだけじゃなかった。南雲のこともあったんだ。
「いんや、探検ついでに入学以来ずっと授業を放棄する問題児の説得も頼まれた。奥ヶ咲と同じ霊能科のやつなんだけど、知ってる?」
ちょっと見開いた、ってレベルじゃなくこれでもか、ってくらい奥ヶ咲の目が見開かれる。
え?俺なんか変なこと言ったか?
マズイこと言っちゃったのか?
「その問題児って、南雲 清流か?」
「え、うん、そうだけど」
一発でわかるくらい有名なんだなぁ、あいつ。そりゃそうか、入学以来ずっと授業サボってるやつなんてわんさかいないよな。しかもあいつちょっと頭おかしいし。ぼっちだし。目立たないことのほうが珍しいわ。
奥ヶ咲は俺をじっと見つめて硬直したまま。声をかけようか迷ったが、ようやく我にかえった奥ヶ咲は両手を合わせて「ご愁傷さま」と一言放った。
「ちょおぉぉ!?何今の!?」
憐れむ目で言われると無性に心配になってくるじゃんか!なんなの!?何に対して憐れむ必要があるの!?俺に対してか!?
「いや、何でもない」
「何でもないって顔じゃないよね?」
「何でもないったら何でもない。まあ、あれだ。南雲は変わったやつだし、お前とは馬が合いそうにないし、縁のない出会いだったな」
「親睦を深めようって言われたんけど」
「………」
「…………」
「……………」
可哀想なものを見る目で見るな。
「お前、ある意味すごいぞ。誰ともつるまない南雲に気に入られるなんて……いったい何したんだ?」
誰ともつるまない?
『友人がいないからか、こうして話すだけでも嬉しいんだ』
ああ、ぼっち宣言してたなそいや。
でも話すだけでも嬉しいって言ってたし、自ら進んでぼっちになってる訳じゃないのか。じゃあなんで誰も友達になろうとしないんだろう?
原因のひとつは研究気質なあの性格だと思うけど、それだけでぼっちになるんかなぁ?
「別に何もしてないよ。ただ………」
南雲の作った強固な結界をすんなり通り抜けたのは不思議だったな、と口走りそうになったのを寸前で止めた。
これ以上霊能科のやつにやれ特異体質だのやれ謎なやつだの言われてまとわりつく宣言されんのは御免だ。
「何もしないでなつかれる訳ないだろうが。霊能科で最強を誇る南雲 清流なら尚更」
「最強?」
「ああ、編入したてで知らないんだったな。南雲 清流は、学生で使える者はまずいないってくらい上のレベルの術をいくつも使いこなす、学園きっての最強陰陽師なんだよ」
俺は目が点になった。
……え、あいつが最強?
「南雲 清流は結界にしても妖怪討伐にしても右に出る者はいない。陰陽師の名家・南雲流陰陽師を名乗る者だからな、敵う訳がない。おまけに代々近寄りがたい性格をしてるもんだから、仲良くなりたいって思うやつはいない。逆に南雲も俺達他人には心を開いてない」
淡々と紡がれるありえない言葉の数々。
てか、え?まじ?
確かに近寄りがたい性格だとは思うけどそこまでかな?いやそれよりも。
…………南雲が心開いてないってのが一番信じがたい。
だって、さっきのアレ、うざいくらい気さくに話しかけてきたんだよ?
心開いてるかどうかは置いておいて、一生仲良くできないって類の人種ではない気がするけどなぁ……ただの勘だけど。
まあ俺は仲良くしないけどな。白狐の言い付け守んなきゃだし。
降りてすぐ右に俺の部屋があり、女性から自室の鍵を手渡され、「では私は失礼します」と言って女性はカウンターへと戻っていった。
男子寮も女子寮も二人部屋。つまり、俺が突っ立っている扉の向こうにはもう1人の住人がいるのだ。今は授業中でいないけど、仲良くなれれば良いな。
鍵穴に鍵を挿し込みカチャリと音が鳴るまで回し、ドアノブに手をかける。
扉の先には廊下があり、何部屋かあるみたいで個室のドアがいくつか見える。
玄関で靴を脱ごうと屈んだとき、揃えられた靴が横にあった。
今は授業中だから誰もいないはず。
誰がいるんだ?
廊下をゆっくり歩き耳を澄ませばすぐ隣にある部屋からシャァリ、シャァリ……と、まるで包丁を磨ぐような不快な音が聞こえてきた。
………………ん? は?
包丁を磨ぐ音??
扉が半開きになっており、部屋の中が見渡せることに気付きチラリと見やる。
そこには、薄暗がりの中刀を磨ぐ金色の髪の男がいた。
「~~~~っっ!!?」
声にならない悲鳴をあげる俺。顔面蒼白だよ。
その間にも部屋だけに留まらず廊下にまで轟く刀の磨ぐ不快音。
どどどどうしよう!!!??
授業中なのになんでいるのかな、と思ったけどそんなことよりガチで危ない人が同じ部屋なん!?一生懸命刀磨いでるよあの金髪!!
……あれ?あの金髪男子、見覚えのあるシルエットだな。どこで見たっけか……
思考が頭の中をぐるぐる掻きまわした。そしてそこで浮かぶ1人の男。
出会い頭に術を放ち、俺を妖怪だと勘違いした見た目ヤクザだけど優しい少年。
「奥ヶ咲!?なんでここにいんのぉ!?」
まさかの奥ヶ咲だった。
え、なんでこいつがここにいんの!?奥ヶ咲霊能科だよね!?普通科同士で同室だと思ってたのに!
俺が思わぬ人物に出くわしたために思わず叫んでしまったことで、奥ヶ咲が俺の存在に気付き振り向く。
「柳!?なんでここに……」
奥ヶ咲も俺が同じ部屋だと知らされてなかったのか、慌てて刀を磨いでいた手を止める。
「まさか、同室なのか?聞いてないんだが」
「俺も知らなかったよ。学園長なんも言ってくれないし……」
「ああ、あの人はそういう人だから仕方ない。あ、そうだ。罰則かなりヤバイやつなんじゃないか?」
「あー、確かにヤバかったわ。学園内を探検してこいって言われてびっくりした。学園着いたばっかで右も左も分からん生徒に普通言うかねぇ」
あれ、なんか目ぇ見開いて硬直してる。
「探検……だけ?」
あ、それだけじゃなかった。南雲のこともあったんだ。
「いんや、探検ついでに入学以来ずっと授業を放棄する問題児の説得も頼まれた。奥ヶ咲と同じ霊能科のやつなんだけど、知ってる?」
ちょっと見開いた、ってレベルじゃなくこれでもか、ってくらい奥ヶ咲の目が見開かれる。
え?俺なんか変なこと言ったか?
マズイこと言っちゃったのか?
「その問題児って、南雲 清流か?」
「え、うん、そうだけど」
一発でわかるくらい有名なんだなぁ、あいつ。そりゃそうか、入学以来ずっと授業サボってるやつなんてわんさかいないよな。しかもあいつちょっと頭おかしいし。ぼっちだし。目立たないことのほうが珍しいわ。
奥ヶ咲は俺をじっと見つめて硬直したまま。声をかけようか迷ったが、ようやく我にかえった奥ヶ咲は両手を合わせて「ご愁傷さま」と一言放った。
「ちょおぉぉ!?何今の!?」
憐れむ目で言われると無性に心配になってくるじゃんか!なんなの!?何に対して憐れむ必要があるの!?俺に対してか!?
「いや、何でもない」
「何でもないって顔じゃないよね?」
「何でもないったら何でもない。まあ、あれだ。南雲は変わったやつだし、お前とは馬が合いそうにないし、縁のない出会いだったな」
「親睦を深めようって言われたんけど」
「………」
「…………」
「……………」
可哀想なものを見る目で見るな。
「お前、ある意味すごいぞ。誰ともつるまない南雲に気に入られるなんて……いったい何したんだ?」
誰ともつるまない?
『友人がいないからか、こうして話すだけでも嬉しいんだ』
ああ、ぼっち宣言してたなそいや。
でも話すだけでも嬉しいって言ってたし、自ら進んでぼっちになってる訳じゃないのか。じゃあなんで誰も友達になろうとしないんだろう?
原因のひとつは研究気質なあの性格だと思うけど、それだけでぼっちになるんかなぁ?
「別に何もしてないよ。ただ………」
南雲の作った強固な結界をすんなり通り抜けたのは不思議だったな、と口走りそうになったのを寸前で止めた。
これ以上霊能科のやつにやれ特異体質だのやれ謎なやつだの言われてまとわりつく宣言されんのは御免だ。
「何もしないでなつかれる訳ないだろうが。霊能科で最強を誇る南雲 清流なら尚更」
「最強?」
「ああ、編入したてで知らないんだったな。南雲 清流は、学生で使える者はまずいないってくらい上のレベルの術をいくつも使いこなす、学園きっての最強陰陽師なんだよ」
俺は目が点になった。
……え、あいつが最強?
「南雲 清流は結界にしても妖怪討伐にしても右に出る者はいない。陰陽師の名家・南雲流陰陽師を名乗る者だからな、敵う訳がない。おまけに代々近寄りがたい性格をしてるもんだから、仲良くなりたいって思うやつはいない。逆に南雲も俺達他人には心を開いてない」
淡々と紡がれるありえない言葉の数々。
てか、え?まじ?
確かに近寄りがたい性格だとは思うけどそこまでかな?いやそれよりも。
…………南雲が心開いてないってのが一番信じがたい。
だって、さっきのアレ、うざいくらい気さくに話しかけてきたんだよ?
心開いてるかどうかは置いておいて、一生仲良くできないって類の人種ではない気がするけどなぁ……ただの勘だけど。
まあ俺は仲良くしないけどな。白狐の言い付け守んなきゃだし。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
恋より友情!〜婚約者に話しかけるなと言われました〜
k
恋愛
「学園内では、俺に話しかけないで欲しい」
そう婚約者のグレイに言われたエミリア。
はじめは怒り悲しむが、だんだんどうでもよくなってしまったエミリア。
「恋より友情よね!」
そうエミリアが前を向き歩き出した頃、グレイは………。
本編完結です!その後のふたりの話を番外編として書き直してますのでしばらくお待ちください。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
裏切りの代償
志波 連
恋愛
伯爵令嬢であるキャンディは婚約者ニックの浮気を知り、婚約解消を願い出るが1年間の再教育を施すというニックの父親の言葉に願いを取り下げ、家出を決行した。
家庭教師という職を得て充実した日々を送るキャンディの前に父親が現れた。
連れ帰られ無理やりニックと結婚させられたキャンディだったが、子供もできてこれも人生だと思い直し、ニックの妻として人生を全うしようとする。
しかしある日ニックが浮気をしていることをしり、我慢の限界を迎えたキャンディは、友人の手を借りながら人生を切り開いていくのだった。
他サイトでも掲載しています。
R15を保険で追加しました。
表紙は写真AC様よりダウンロードしました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる