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ぼくとさたんさん

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 『サンタさんにおれいのメッセージをかこう!』
 冬休み直前のクリスマスイブに出された授業の課題にぼくはなんと書いて良いのかとても悩んだ。
 お礼などと言われても、サンタさんとやらがぼくの家にやってきたことはないし、そんな見知らぬおじさんにメッセージなんて、と。
 というか、ぼく自身正直、その正体にあたるものを知っているし、それをここで言っても、純粋な子供というのを狂信している先生には一切通じないし、余計に話がこじれるだけだともわかっている。

 だからまあ、ぼくは捻くれているから、おれいと言うなの要求を書くことにした。
 格好つけて、以前ググって見つけた筆記体とかいうやつで。
 『サンタさん、ぼくはあなたの愛が欲しい』
 なんてね。

 いや、どうだろうか、二人にとって虐待を行うほどでないにしても、邪魔な存在だと思われているわけだし、ぼくだってあの二人は好きじゃない。
 世間体を取り繕うだけの理性がある分マシなんだろうけど。

 若干曖昧な記憶を頼りにああでもない、こうでもないと書いては消してを繰り返して書き上げたそれは黒ずんで、画像で見た格好いいものではなくなってしまったが、子供らしい頑張ったカードが出来たことで、先生もまあ満足したようで、特に何を言われるでもなく授業終了を迎えた。

 すべての授業が終わり、今日も今日とて誰もいない家に帰り着く。

 机の上に『明後日まで仕事で二人共帰れないから好きなものを買って食べなさい』とメモ書きと一万円札が置かれていた。
 どうやら二人で旅行に行くようだ。
 毎年のことで今更驚きもしない。
 今では金を置いていくだけマシだとさえ思ってしまう。

 少し早めにピザの出前の電話を入れて、届くのを待つ間に授業中に作ったメッセージカードの処分前に最後に目を通しておく。
 崩れと汚れで非常に読み取りづらくは有るが、『サタンクロスさんの愛が欲しい』と。
 「ああ、よく見たら間違えてる……あの先生もちゃんと確認して直しを入れてくれれば良いのに」
 確かに消し跡なんかで見づらくはあったけど、ホントに適当だよなぁ。

 焼いて消し炭にしたいけど、火事になったら大変だし、おとなしく手で破ることに。

 ピッと先端に切れ込みが入った瞬間、床に変な光る模様が現れ、そこから下着みたいな格好のおねえさんが現れた。
 「あら、どうも、可愛らしい召喚者さん。 あなたの願いはなにかしら?」
 優しげな微笑みと声音でぼくに声をかける正体不明のおねえさん。
 背中から艶っとした翼が生えていて、ハート型のさきっぽの尻尾、頭に生えてる二本の角。

 ぼくは夢でも見ているのかな?

 「緊張して声出せない?」
 心配そうに掛けられた声に返答しようとして、破こうとしたカードを取り落した。
 「へぇ……偶然だとは思うけど、私の愛がほしいのね? 良いわよ、一日限りでいいならたっぷり愛をあげるわ」
 カードに書かれた文面を読んだのだろう、おねえさんはそう言ってぼくを抱きしめる。
 「君はまだそういう経験も無さそうだから、そうね、これから先苦労しちゃうかもだけど、それは君が選んだことだから仕方ないわよね?」
 どうしてかぼくはライオンをイメージしてしまった。

 ピンポーンとインターホンの音が部屋にこだまする。
 「あっ……ピザ」
 「んぅ、タイミングが悪いわね。 ねえ、おねえさんのお顔、見て?」
 どうしてかその声に言われたとおりに顔を見つめてしまう。
 「なるほど、おねえさんが受け取ってきてあげるから君はここで待っててね?」
 と言い残して、ぎゅっとくっついたハグから開放され、おねえさんが指をパチンと鳴らすと急に角も羽も尻尾も消えて、あたたかそうな服装に変わって、机の上の一万円札を持って玄関に向かって行った。
 ややあっておねえさんが戻ってくると、机にお釣りと出前のパーティセットを乗せ、
 「君、これ一人で食べる気で買ったの?」
 と聞かれてしまう。

 「夜と明日の朝とかお昼にもしようかなって、あ、でも、その、おねえさんも食べる?」
 「一緒に食べていいの? 明日のごはんとかどうするの?」
 「冷凍食品有るから大丈夫」
 「そう、じゃあ、一緒に食べましょうか♪」

 一人で食べるのが味気ないからだろうか、なぜかぼくはおねえさんに一緒にたべようと誘ってしまった。
 けれど、どこか嬉しそうな表情と声音に、誘ってよかったと思う。

 その後何故か、ぼくはおねえさんの膝の上に座らされて、一緒にパーティセットを食べている。
 後頭部に感じるおっぱいのやわらかさとか、膝の上のやわからかさとかでドキドキして、味がわからない。

 『これ美味しいよ!』と口元に運ばれるビスケットやフライドポテトを食べたりしているうちに、結構あったはずのパーティセットは無くなっていた。

 「さて、一息ついたところで、これからが本番だよ~」
 食後、一緒に片付けをして、ぼくの部屋で休んでいるとおねえさんにベッドに押し倒された。
 ひんやりした細長い指が服を脱がしていく。
 お腹の上や胸を滑るくすぐったさに身を捩ると、とても楽しそうにしている。

 どうしてかぼくは逃げることも、抵抗する気も起きない。
 ただ、どんどんドキドキが加速していく。

 シャツまで脱がされてむき出しになった上半身をおねえさんが愛おしそうに眺めつつ、指が触れるか触れないかの距離で撫でてくる。
 顔が熱くなる。
 恥ずかしいし、くすぐったいし、今すぐに逃げたいのに、ずっとこうされていたい。

 そう思っていると、おねえさんの顔が近づき、キスされた。
 「お口、開けて?」
 ちょっとだけ口を離して、ささやくように伝えられた言葉に従って口を開くと、再びキスをされる。
 同時に、にゅるっと柔らかく、ぬれた何かが口の中に入ってくる。

 口の中でぐにゃぐにゃと動き回り、ぼくの舌や歯茎に這い回るそれはきっておねえさんの舌だ。
 なんでぼくの口の中を舐めているのかわからない。
 でも、なんでかどんどんドキドキしてアソコがむずむずしてくる。

 おねえさんの舌を伝って入ってくる唾は果物みたいな甘さでついつい舌で追ってしまう。
 それが嬉しかったのかのかおねえさんはぼくの舌を絡め取るようにして沢山唾を送ってくれる。

 頭がくらくらする程にぼくは興奮してしまう。
 ふと、おねえさんの口が離れる。
 「あっ……」
 もっとキスをしていたい。
 そんな思いが声として出てしまった。

 「大丈夫。 これからもっと気持ちよくなるからね。 それに後でたっぷりまたえっちなキスをしてあげるから」
 そう言われてしまうと、ぼくはこのまま次に期待をして待つことになる。

 「ほら、ここ、苦しいよね? すぐ楽にしてあげるからね」
 むずむずしていたアソコをズボンの上から撫でていたと思えば、脱がされ、パンツも下ろされてしまう。

 「大丈夫だから君はこのままおとなしく寝ててね?」
 そう言って、おねえさんがぼくのおちんちんを食べてしまう。
 ぞっとしたのも一瞬で、おねえさんの舌がぼくのおちんちんを舐める度に、なにかわからないけど、ぞくぞくと気持ち良いような変な感覚が全身を駆け巡る。

 「お、おねえさん、だめ」
 「らいぎょうふふぁよ~」
 口の中に含まれて喋られ、さらに変な感じが強く強くこみ上げてくる。
 じゅるり、じゅるりと軽く吸い込まれながら口の中で舐められ続け、おしっこをしたいような変な感じがビリビリときた。
 「なにか、変なのが! やめて、おねえさん、やめっ……」
 ぼくのお願いなんてお構いなしにより激しくじゅぽじゅぽと音を立てていじめられる。
 「あっ……あっ……あっ……もれちゃ」
 今までにない気持ちのいい感覚がアソコを駆け巡り、腰がビリビリと跳ね上がった。
 そして、何かが出ていったのがわかる。
 ただただ気持ちよかった。

 「んっ……んぐ……ぐ……っはぁあ……美味しかったぁ」
 うっとりとした表情でおねえさんがおちんちんから口を離してつぶやく。
 「初めての射精はどうだった? って聞かなくてもわかるか。 そのとろんとしたお顔、すっごく気持ちよかったね~」
 そういってぼくの頭をやさしく撫でてくれる。

 「でもまだ終わりじゃないよ~。 もっともぉっと気持ちいことがこれから起こるから、よぉく見ててね?」
 頬と口に軽くちゅっとキスをして、今度はアイスキャンディを舐めるようにアソコをペロペロと舐める。
 またむずむずとしたくすぐったいような感覚の後、ぼくのおちんちんが固くなっていく。

 「じゃあ、今度は下のお口で食べちゃうからね~」

 おねえさんはおちんちんの根本を軽く握ってその真上に腰を浮かせる。
 下のお口とはなんだろうか?
 さっきより気持ちいいんだろうか?
 そんな疑問を浮かべていると、ゆっくりとおねえさんの腰が下ろされる。

 ぼくのおちんちんがおねえさんのアソコの中に埋もれていく。
 熱く、つぶつぶとした不思議な、とても気持ちいい感覚がぼくを支配する。
 「うっあっ……おね……さん……うっ……なに、これ……」
 あまりの気持ちよさにさっきのすごく気持ちいいのが来そうになる。

 「これはね、おマ○コっていうの。 女の人が男の子のおちんちんを気持ちよく食べてあげるための場所なんだよ~」
 そう言って、ゆっくりと根本まで腰を下ろすおねえさん。

 おちんちん全体が気持ちいいに包まれて頭がおかしくなりそう。

 「すっごく気持ちいいでしょう? ほら、きゅっきゅって締め付けてあげる」
 言葉と同時に圧迫されるおちんちん。
 その気持ちよさにあのすごい気持ちいいがやってきて、また何かを出してしまう。

 「あはっ。 またイッちゃったんだね。 でもまだまだ気持ちよくなるからね」
 同時に腰を引き上げては下ろすを繰り返される。
 おちんちんがおマ○コを出入りして全体がコスられる度にどんどん気持ちいいが強くなる。

 「好きなだけ出していいからね? 君が壊れるまでずっとずぅっと気持ちよくしてあげるから」
 何度も激しく腰を振られ、その気持ちよさにぼくは何度も何度もあのすごい感覚を繰り返す。
 終わらない気持ちよさに怖くなり、半泣きになるぼくを見下ろしながら腰を打ち付けるおねえさんはすごくうっとりとした表情をしていた。

 「怖くなった? ゴメンね。 君がとっても可愛くておねえさん、つい意地悪したくなっちゃった」
 ほら大丈夫、もう怖くないよ。 と繋がったままおねえさんはぼくの耳元で優しく囁いて、舌を耳に這わせる。
 また知らないぞわぞわした感覚に耳から頭の中がとろけていく。

 「ねえ、おねえちゃんって呼んで? そうしてくれると、君も私もすっごく気持ちよくなれるから」
 ぐぽぐぽ、ざりざり、ぐにぐにと耳を舐められながら甘くささやかれたお願いに応える。

 「お、おねえちゃん?」
 緊張しながら呼ぶと、感極まったのか、覆いかぶさる体勢のままぎゅっとぼくを抱きしめる。
 「うん、おねえちゃんだよ~。 さあ、もっと気持ちよくなろうね?」
 「う、うんっぷ!?」
 返事をしたと同時にあのえっちなキスで口をふさがれてしまう。

 頭の中が幸せと気持ちよさで一杯になる。
 そのまま何度も繰り返して腰を振られ、意識がどんどんおねえちゃんにだけ向く。

 ぱんぱん、ぐちょぐちょ、ぴちゃぴちゃとえっちな音と、ギシギシと軋むベッドの音がリズミカルにぼくの部屋を埋めていく。
 おねえちゃんから香る甘い柑橘類の爽やかな香りとは真逆なこのえっちすぎる状況がぼくを更にドキドキさせる。

 「またイキそうなんだね? いいよ、来て、おねえちゃんのナカにもっと射精して」
 唇を離し、お互いの唾で出来た橋を落としながらおねえちゃんが優しくかけてくれた言葉。
 それがスイッチになってぼくは今までで一番すごく気持ちよくなってしまう。

 「あぅ……おねえちゃん……ぼく……もう……」
 頭が真っ白になりかけた気持ちよさに疲れ果てながら終わりを求めた。

 「ダ~メ♪ 君が壊れるまで続くって言ったでしょ?」
 そう言って、おねえちゃんは指をパチンと鳴らすと、再び角や翼の生えた姿に戻る。
 「もう力が入らないから、すんなり入っちゃうよ~」
 何かがぼくのお尻の穴にぐにぐにと入ってくる。
 「おねえちゃん!? なに!?」
 「大丈夫、怖くないからね~。 おねえちゃんの尻尾が、君のお尻も気持ちよくしてあげるだけだから」

 今よりもっと小さい頃に座薬を使ったとき以上の違和感がお尻に。
 ぐりっとソコに尻尾の先が触れた瞬間、また知らない痺れる感覚といっしょにおちんちんがびくびくと跳ねる。
 でも固くなる感覚はない。
 
 「じゃあ、壊れちゃおっか♪」
 おねえちゃんのおマ○コがぎゅっとおちんちんを締め付けながら腰をグリグリと回し、尻尾がさっきの場所に何かをかけながらぐにぐにと押してくる。
 頭がおかしくなりそうな程のきもちいいにわけがわからなくなる。
 「あっ……あっ……うっ……あっ……」
 よくわからない声が出る。
 そして、なにかがおちんちんからだらだらと漏れる感覚。

 「とろっとろに吐精し続けて狂っちゃえ♪」
 覆いかぶさられ、耳元でいたずらっぽく、艶っぽくささやかれ、耳をそのまま食べられる。

 終わらない気持ちよさでぼくは意識を失ってしまう。



 おちんちんにくすぐったさを感じ目が冷めた。
 おねえちゃんがぼくのを口に含んでいるのがわかる。
 そして、お尻に尻尾とはまた違う何かが入っている。
 多分指だ。
 あのわけわかんなくなる場所を指でくりくり弄りながら口の中にぼくが漏らしたものを飲んでいる。

 ぼくが目覚めたのに気づいたのか、口を離してにっこりと笑う。
 「おはよう、君のミルク美味しかったよ」
 おねえちゃんの口の端に垂れていたり、股のあたりにびちゃびちゃに垂れているのはぼくのミルクとやらなんだろう。

 「じゃあ今度は、乳首、開発してあげるね~。 でもその前に、おねえちゃんのおっぱいのもっか♪」
 そう言ってぼくの顔にその大きいおっぱいを押し付ける。
 「ほら、赤ちゃんみたいにちゅぱちゅぱ吸って?」

 言われたとおりにおっぱいの先にあるぷくっとした突起を口に含み吸い付く。
 「よしよし、いいこいいこ、そのまま舌でさきっぽころころしてくれるとおねえちゃん嬉しいなぁ」
 頭を撫でられながら、出された要望通りに舌を動かしていると、先が固くなっていく。
 「あんっ……そうよ、そのまま吸ってたら美味しいミルクが出てくるからね~」
 言われたとおりにしていると、本当にあまいあまぁいミルクが出てきた。

 「んっ……出てきたわね、じゃあ、たっぷり飲むのよ~。 あら、ふふ、もうおねえちゃんのミルクの虜になっちゃってるわね」

 甘く美味しいミルクを夢中で飲んでいると、またむくむくとぼくのおちんちんが固くなる。

 「うん、準備はできたみたいね。 じゃあおっぱいの時間はおわり。 君の乳首をいじめてあげる」
 おっぱいを離そうとするおねえちゃんに抵抗してしまう。
 もっと吸っていたい。
 おっぱいを揉むように掴んで離れたくないという意思表示。

 「もう、甘えん坊ね。 じゃあ、一回だけこのままイカせてあげる、それまでは飲んでていいからいっぱい我慢しようね?」
 そう言っておねえちゃんはぼくの固くなったおちんちんを握って上下に優しく動かす。
 細く冷たいサラサラした指に包み込まれ、気持ちよくされてしまう。
 どれだけ我慢しようとしても、そんな抵抗は無駄だと言わんばかりの気持ちいい痺れを与え続けられて、ぼくはおねえちゃんの手の中でイカされる。

 「じゃあ、おっぱいの時間は終わり。 わがままはダメだからね?」
 おとなしくおっぱいから口を離す。

 「そう、いい子いい子。 じゃあ、今度は君が乳首で気持ちよくなってね?」

 おねえちゃんの足の間に座らされ、細いしなやかな指先がぼくの乳首の周りをくるくると、くすぐる。
 もどかしいくすぐったさに身をよじると、おっぱいから垂れたミルクがぼくの背中を濡らす。
 少し硬いおねえちゃんの乳首がコリコリとしているのがわかる。

 「物足りないよね? でも気持ちよくて体が動いちゃう。 じゃあ、いくよ?」
 ひんやりとした指がぼくの乳首に触れる。
 くにくにと指先で揉まれ、固くなり立ち上がれば指の腹で擦られる。

 「はぁ……はぁ……」
 息が早くなる。

 「まだまだ、この上が有るからね? ほら、よぉく聞いて」
 左手だけを離したと思えば、ちゅぷちゅぷとえっちな音。
 
 「ほぉら、このとろとろに濡れた指でいじってあげるからね」
 目の前に持ってこられた指はおねえちゃんの唾液でぬらぬらとてかっていて、すごくえっちだ。
 そして、その指がぬるりとぼくの乳首を濡らしながら擦る。

 さっきとはまた違う気持ちよさに頭がしびれる。

 「ほら、くらべっこ♪」
 濡らされていない右の指と、唾液でぬるぬるの左の指。
 それぞれがそれぞれの乳首をいじる。
 異なった気持ちよさに身体がびくびくと跳ね上がってしまう。

 「ふふ、ほら、君のおちんちん、我慢汁だらだら垂らしてすっごいえっちになっちゃってる。 こっちも気持ちよくして欲しい?」
 意地悪そうに尋ねられ、ぼくは
 「う、うん、おねえちゃんに気持ちよくして欲しい」
 と答えていた。

 「じゃあ、体勢変えて、いじめてあげるね?」

 再びぼくはベッドに押し倒され、右の乳首はおねえちゃんの舌が、左は右手が、そして、おちんちんは左手が。
 それぞれにぼくを責め立てる。

 ぐりぐりと押し付けられる舌のざらついた感覚が、柔らかな指に弾かれ、擦られる感覚が、冷たくも温かい手に包み込まれてやさしく扱きあげられる感覚が、ぼくの身体を支配していく。

 「お、おねえちゃん、またっ」
 「イク? イッちゃうの? 良いよ。 じゃあイクって言いながら自分がイかされているのを確認しながらイッちゃえ!」
 「おねえちゃ、も、もう、イく、おねえちゃんの手で、舌で、イく、イく、イくぅ」

 どぴゅどぴゅと白い液体がぼくのおちんちんから勢いよく吹き出す。

 「イッちゃったね。 でも、おねえちゃんは満足してないから、また意識が無くなるまでいじめちゃうね?」
 「えっ?」

 宣言通り、おねえちゃんはイッたばかりのぼくの身体を押さえつけるように、乳首を舐めながら、おちんちんを扱いていく。
 身体が意識とは関係なくバタバタと暴れる。
 でも、おねえちゃんとの体格差と力の差で、押さえつけられて、逃れられない。

 「やめ、だめ、おかしく」
 「いいんだよ、君はおかしくなって、おねえちゃんにぐちゃぐちゃに壊されるんだからっ」
 荒い息をしながらおねえちゃんは興奮したように責め立てる。

 またイッてしまった。
 更にイッてしまった。
 ぼくの悲鳴と、くちゅくちゅとした音が部屋に響く。
 「うっ……あぁあああ、あぁぁ、あぁああぁぁあああああ」
 「ほら、もっと壊れちゃえ、頭の中おねえちゃんにシコシコされることだけで一杯になってバカになっちゃえ!」

 なにか、今までとは決定的に違う、おしっこを漏らすような、お尻をいじめられたときに似たような、すごい感覚がやってきた。
 「あはははは、潮、吹いちゃったね♪ 女の子みたいに悲鳴あげながらプシャァって」
 頭が真っ白になってぼんやりした頭の中におねえちゃんの声がやけにしっかり入ってくる。

 「じゃあ、次はまたおねえちゃんのナカでかわいがってあげるからね」
 びくびくと身体が跳ね上がるのが治まるか治まらないかで、おねえちゃんのナカにおちんちんが挿れられてしまう。

 「うぁ……やめ……あぁあああぁああああああ」
 「もっと悲鳴を上げて? もっと壊れていくところおねえちゃんによぉく見せて?」
 頭の中がまた気持ちいいだけになる。

 おマ○コに出入りするおちんちんが気持ちいい。
 おねえちゃんに舐められる乳首が気持ちいい。
 時々口の中に挿れられるおねえちゃんの指が気持ちいい。
 乳首をつねられ、弾かれ、擦られるのが気持ちいい。

 「あぅ……あぁ……」

 何度も何度もイかされて、意識がまた真っ白に飛んでいった。




 意識が戻ると、おねえちゃんが隣に座ってぼくの頭を愛おしそうになでていた。

 「どう? 素敵なホワイトクリスマスになったでしょ♪」
 にこやかに優しくかけられた言葉の意味がぼくにはよくわからない。
 でも、素敵と言うには少しばかり怖い気もする。
 だけど、すごく気持ちよくて、おねえちゃんが隣りにいることになんだか幸せな気持ちになったのは事実だった。

 「うん、ありがとう。 おねえちゃん」

 だからぼくはそう答えた。

 「あ、そうそう、おねえちゃんは君のことすっごく好きになったから、一人で寂しいときや大変なときはいつでも呼んでね? 最優先で駆けつけるから!」

 そう言ってぼくの左手の薬指に指輪を嵌める。

 「これはおねちゃんの大切な子だって証。 心配しないでいいわよ。 おねえちゃんみたいな悪魔とかにしか見えないし、見えた人は見えた人で君をどうこうしようなんて思えないからね」

 「結婚指輪みたいなことするんだね」

 「ええ、大切な契約で、約束の指輪だもの。 じゃあ、おねえちゃんは一度魔界に帰るわね。 その指輪が有る限りはいつでも何度でも会えるし、お話もできるから」

 そう言って、おねえちゃんは来たときみたいな変な模様を浮かばせてふわっと消えてしまった。

 一人部屋に残されたぼくが後片付けをしないとと見渡すと、部屋は綺麗に元の状態に戻されていた。
 左手の薬指に輝く銀の指輪が無ければ変な夢でも見たんじゃないかと思えるような体験だ。

 はやくも、もう一度会いたい、話したいと寂しさを感じると、頭の中に声が響く。

 『本当に甘えん坊ね? おねえちゃんがもう恋しい?』
 「え?」
 『ああ、大丈夫、声に出さないで、頭で思うだけで離せるから。 言ったでしょう? いつでも話せるって』 
 まるでスマホみたいなことが出来るんだと驚いてしまう。
 ああ、でもこれならうん。寂しくないし、安心できる。
 『そう? じゃあ、寂しくなったら、空いたくなったら本当にいつでも呼んでね?』

 「ははっ、これはすごいクリスマスプレゼントだ」
 サンタさんへのお礼がもしかしたら必要かもしれないと思うほどに刺激的で、不思議て、暖かく、うれしいプレゼントを手に入れた。
 でも、こんなことを他の人に話すことなんて出来ないし、しちゃえば頭のおかしい子になってしまう。

 そんな気持ちを胸に、寒々しい冬の朝の外の景色を眺めてぼくは慌てて学校に行く準備を始めるのだった。
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