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あ。

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遊んでて掴んでいた木の枝から落ちた。

「キャアアああ!王子様ぁ」

耳をつんざかんばかりのメイドの声。


叫ぶなって。

なんとか着地したのに、グラっと頭が揺れた。
あーあ。うるさくてその声のが気が遠のいたわ。


なんか思い出したところなのに。

あ、思い出した。俺、大学生。死んだ?


記憶にございません。
最近政治家が言ってたなあ。


王子なんだ、俺。
兄貴いるし?国を動かすってウザいおっさんと一緒なんてゾッとする。

俺はさっさと一抜けよ~っと。
せっかくの転生なんだから!
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