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1-7 回避したい
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ギルドへの誹謗はすぐ広まる事はない。不満なんて噂程度、酒の肴ですぐ忘れる。
冒険者達の仲なんて、適当なものだ。
ギルド員は、冒険者を下に見ていた。
“脳筋ですぐに忘れるバカども”
一部事実であっても、それらをフォローするのが冒険者ギルドだ。
そもそもが、流れてきた冒険者と依頼者の橋渡しをするための組織として初まった。
魔物の脅威は、生活圏の外で少なからずある。魔物の監視と討伐に腕に覚えのある冒険者が引き受け、その見返りに依頼主が報酬を渡す。貴族の領主と、流れの冒険者では諍いや血の流れる結果が多かったとか。
この町に留まる冒険者などは、町を守る気概などない。強い魔物が出れば街にいるクランが我先にと依頼を引ったくって行く。
「金が入れば良い」
こんな町で、マシな冒険者など居ないしさっさと出て行く者に興味はない。
「さっさとこんな町、おさらばしたいな。」
あのクランのトップとは、その点だけ共通している。
金払いの良い依頼を捌ければ、街の冒険者ギルドへ異動できる。あの男クランの名を売って街で拠点を構えたいのだろう。上昇志向だけが高い、小狡い男だ。
あの女の方ができるのは今いるクランへの働きかけ、脱退だ。さっさと許可して終わりだろう。
いや、居残れるよう渋っているのかもな。脱退をできれば回避したいのは、依頼を受けた女の方か。
「さっさと終わらせれば良いのに。クズばかりだ。」
メイヤの名前さえ覚えていないギルド員は、面倒くさいとぶつぶつ文句を言いながら書類を片付ける。
その様子を知り、少し痛い目を見てほしいと思うクリスがいた。
「さて、どうしたら動いてくれるかな?」
その呟きに応えた存在は、ヒトではなかった。
その日の昼時、ギルドへ依頼を見に来た冒険者達に注目を浴びた。
冒険者ギルドに登録しているのなら別におかしな事ではないし、依頼で来る者もいる。
おかしな事ではないのだが、目を引いた。
“騎士さま”と呼ばれるクリスと、まだ若いメイヤの組み合わせだ。
クリスを気にする視線と、なぜ女の子を連れているにだろう?という疑問。
「親切に道案内でもしたと言われたら信じるかもしれないが。」
「本当に冒険者ギルドへの道案内ってしそうだな、あの騎士さまなら。」
気になる人物にツレがいるのが、余計に気になる。
「俺、聞いてくるわ!」
思いついたように、絡みに行った冒険者がいた。もちろんアイツもほどほどに呑んでいる。
まだ酔っ払っちゃいないが、あの図々しく喧嘩っ早いが首を突っ込むのが好きなバカが動いた。
呑んでいる冒険者達はその先を見ながら言い合う。
「よく行くな、アイツ」
「やり返されるのがオチだな」
「お嬢ちゃんだけなら、止めるけどよー」
暇で刺激を求める冒険者達は、アイツが加わった後の展開を見守った。
あの騎士さまは、どう反応する?
『いつも余裕で、キレたところを見たことがない。』
『お貴族様みたいな綺麗な顔して、どんな性根をしているか?』
女どもは楽しそうだが、オッサン冒険者達は「詐欺師かもな」という見解が多かった。
「顔が良すぎる」
「お上品なのに、腕は立つ。」
「態度がもう冒険者じゃねーだろ」
“なんで冒険者やってるんだ?”という意見が大半だ。
あの高貴な顔で冒険者より、稼げる仕事があるだろうに。
『大店の護衛、貴族への婿入り、騎士として雇われる。』
自身が見目も良く腕が立ったら、なってみたい憧れ的な立場だ。
貴族で血筋に見た目、剣の技があれば王族の覚えも良くなるんだとか。
「無い物ねだりは知っているが、あの持てる男はどうなんだろうなあ。」
『どこの騎士なんだ?』と真面目に聞いていた冒険者まで出ていた。
直接本人に聞きに行かないのは、やんわり否定された者がいるからか。
“言う気がないんだな”と判断されて、話題に出すくらいには気になっている。
まあ、分からないままでも問題ないが。だって、すぐ出て行くだろう?ここから街まで行くのが
冒険者の成り上がりってなもんだよ。と言ってたが、まだあの男、居る。
“このまま、この町にいるんだろうか?”
そうなると依頼の取り合いから、特殊な依頼のおこぼれまで得られるかもしれない。
あの風変わりの男の行動は結局、気になるのだ。
「まあ今のところ、派手な武勇も聞かないから見た目だけじゃないか?ーヘックション!」
とも言い出す始末。なぜかクシャミをしている奴が多いな。風邪でも流行ってるのか?
「きったねえな!」
そして、こづきあいの喧嘩になるまでが日常風景だ。そんな冒険者の言いように不快を示さない男、クリスの謎が深まる。
そんな中、バカは直接聞きに行きやがった!その様子を見守るというか気になる。
「よお騎士さま。可愛いお嬢ちゃん連れての依頼かい?」
「ん?依頼を見に来ただけですよ。彼女も冒険者です。」
受付には寄らず、依頼ボードを見て早々に帰るのか。
「なんか探してんのかい?初級者向けはもう無くなってるぞ」
「ええ、早朝依頼はそうでしょうね。ちょっと違う依頼を、襲いに行く依頼とか?」
含みのある事を言う、なんかの謎かけか?と考え出し聞き耳をたてる面々がいた。
「魔物を襲いに行くなら依頼だが」
絡みに行った男はバカ正直に相談に乗っている。アイツそういうところが嫌いになれねえわ。
襲いに行く依頼ってなんだ?まさか、人を?盗賊退治の事だろうか。
お嬢ちゃんをつれての依頼は、骨が折れそうだな。
「その辺のを襲う依頼なんて、受けたギルドも冒険者も捕まるぞ?」
「ええ、そうだとは思うんですけど、似た依頼が無いかと思って。」
「冗談にもならんな、犯罪奴隷になるぞ!」
バカが正しい。騎士に捕まる案件だ。なんでまたそんなのを探していると公言する?
この冒険者ギルドでそんな依頼あれば、問題になって騎士が来るだろう。
街からギルドのお偉いさんも来るかもな。
そう言った類似した依頼が出たのか?
今回、その噂もしくは依頼を広めるために来たんだろうか。
なにかの罠か?
クリスだけなら何かの陰謀の布石かと思うが、お嬢ちゃんを連れているのが気になる。
それも狙いか。
依頼なら、魔法で誓約という代物もある。精霊に力が篭った石や魔法を使うのに妖精を。
ギルド登録にも使われ、個人の魔力で分かる事も多いんだとか。
それを偽装する方法もできてはいるが、規制されている。そこはイタチごっこでありものの、高位の魔術師くらいにしかできず難しいので除外されている。
「そんな依頼、ここに出ねーよ!」
「そうですね。安心しました」
まだしゃべってるし!と温い酒を呑んで待つ。
「気をつけてなー」
気安く話し終わって、バカがこっちに帰ってきた。
「オマエ、よく無事だったな!」
「怖いものなしか?あの男に絡みに行きやがってっ」
「一杯奢ってやるから、一字一句話せっ」
「いいぜ、いっぱい奢れよ~」
盛り上がる冒険者ギルドの酒場で、騒がし中を話題の中心物達は出て行く。
怒らせたら怖いんだろうなとクリスを見たメイヤに、微笑みで返された。
冒険者ギルドの呑兵衛たちは、呑みながらツマミを追加しさっきの話をしている。
「ここで噂を広めろって事だな?」
「内容は、“ヤバい依頼が出てたかも”な」
「ボードじゃなく、指名依頼だな。」
「広げて?利用しようとしてんな。」
この面々には得もしないし、利用される可能性が頭をよぎる。
「たぶん嬢ちゃん関係だよなー。」
「あの子、どこのクランにいたっけ?」
「ウチじゃねえな。あの気に食わねー、俺様クランの?」
「あそこかよ!」
「んー、それも加えて流せば良いんじゃね?」
冒険者ギルドがその依頼を通したら問題だ。こっちにも響いてくるかもしれない。
「あの男の思惑が分かりずらいが、お嬢ちゃんは信用してるよな。」
「ついに、靡いた女が?!」
「若すぎないか?成人したばかりの年齢だろ。」
「そうだなあ、娘の年齢じゃないか。」
話はズレていったが、話は素早く駆け巡っていった。街まで、迅速に。
冒険者達の仲なんて、適当なものだ。
ギルド員は、冒険者を下に見ていた。
“脳筋ですぐに忘れるバカども”
一部事実であっても、それらをフォローするのが冒険者ギルドだ。
そもそもが、流れてきた冒険者と依頼者の橋渡しをするための組織として初まった。
魔物の脅威は、生活圏の外で少なからずある。魔物の監視と討伐に腕に覚えのある冒険者が引き受け、その見返りに依頼主が報酬を渡す。貴族の領主と、流れの冒険者では諍いや血の流れる結果が多かったとか。
この町に留まる冒険者などは、町を守る気概などない。強い魔物が出れば街にいるクランが我先にと依頼を引ったくって行く。
「金が入れば良い」
こんな町で、マシな冒険者など居ないしさっさと出て行く者に興味はない。
「さっさとこんな町、おさらばしたいな。」
あのクランのトップとは、その点だけ共通している。
金払いの良い依頼を捌ければ、街の冒険者ギルドへ異動できる。あの男クランの名を売って街で拠点を構えたいのだろう。上昇志向だけが高い、小狡い男だ。
あの女の方ができるのは今いるクランへの働きかけ、脱退だ。さっさと許可して終わりだろう。
いや、居残れるよう渋っているのかもな。脱退をできれば回避したいのは、依頼を受けた女の方か。
「さっさと終わらせれば良いのに。クズばかりだ。」
メイヤの名前さえ覚えていないギルド員は、面倒くさいとぶつぶつ文句を言いながら書類を片付ける。
その様子を知り、少し痛い目を見てほしいと思うクリスがいた。
「さて、どうしたら動いてくれるかな?」
その呟きに応えた存在は、ヒトではなかった。
その日の昼時、ギルドへ依頼を見に来た冒険者達に注目を浴びた。
冒険者ギルドに登録しているのなら別におかしな事ではないし、依頼で来る者もいる。
おかしな事ではないのだが、目を引いた。
“騎士さま”と呼ばれるクリスと、まだ若いメイヤの組み合わせだ。
クリスを気にする視線と、なぜ女の子を連れているにだろう?という疑問。
「親切に道案内でもしたと言われたら信じるかもしれないが。」
「本当に冒険者ギルドへの道案内ってしそうだな、あの騎士さまなら。」
気になる人物にツレがいるのが、余計に気になる。
「俺、聞いてくるわ!」
思いついたように、絡みに行った冒険者がいた。もちろんアイツもほどほどに呑んでいる。
まだ酔っ払っちゃいないが、あの図々しく喧嘩っ早いが首を突っ込むのが好きなバカが動いた。
呑んでいる冒険者達はその先を見ながら言い合う。
「よく行くな、アイツ」
「やり返されるのがオチだな」
「お嬢ちゃんだけなら、止めるけどよー」
暇で刺激を求める冒険者達は、アイツが加わった後の展開を見守った。
あの騎士さまは、どう反応する?
『いつも余裕で、キレたところを見たことがない。』
『お貴族様みたいな綺麗な顔して、どんな性根をしているか?』
女どもは楽しそうだが、オッサン冒険者達は「詐欺師かもな」という見解が多かった。
「顔が良すぎる」
「お上品なのに、腕は立つ。」
「態度がもう冒険者じゃねーだろ」
“なんで冒険者やってるんだ?”という意見が大半だ。
あの高貴な顔で冒険者より、稼げる仕事があるだろうに。
『大店の護衛、貴族への婿入り、騎士として雇われる。』
自身が見目も良く腕が立ったら、なってみたい憧れ的な立場だ。
貴族で血筋に見た目、剣の技があれば王族の覚えも良くなるんだとか。
「無い物ねだりは知っているが、あの持てる男はどうなんだろうなあ。」
『どこの騎士なんだ?』と真面目に聞いていた冒険者まで出ていた。
直接本人に聞きに行かないのは、やんわり否定された者がいるからか。
“言う気がないんだな”と判断されて、話題に出すくらいには気になっている。
まあ、分からないままでも問題ないが。だって、すぐ出て行くだろう?ここから街まで行くのが
冒険者の成り上がりってなもんだよ。と言ってたが、まだあの男、居る。
“このまま、この町にいるんだろうか?”
そうなると依頼の取り合いから、特殊な依頼のおこぼれまで得られるかもしれない。
あの風変わりの男の行動は結局、気になるのだ。
「まあ今のところ、派手な武勇も聞かないから見た目だけじゃないか?ーヘックション!」
とも言い出す始末。なぜかクシャミをしている奴が多いな。風邪でも流行ってるのか?
「きったねえな!」
そして、こづきあいの喧嘩になるまでが日常風景だ。そんな冒険者の言いように不快を示さない男、クリスの謎が深まる。
そんな中、バカは直接聞きに行きやがった!その様子を見守るというか気になる。
「よお騎士さま。可愛いお嬢ちゃん連れての依頼かい?」
「ん?依頼を見に来ただけですよ。彼女も冒険者です。」
受付には寄らず、依頼ボードを見て早々に帰るのか。
「なんか探してんのかい?初級者向けはもう無くなってるぞ」
「ええ、早朝依頼はそうでしょうね。ちょっと違う依頼を、襲いに行く依頼とか?」
含みのある事を言う、なんかの謎かけか?と考え出し聞き耳をたてる面々がいた。
「魔物を襲いに行くなら依頼だが」
絡みに行った男はバカ正直に相談に乗っている。アイツそういうところが嫌いになれねえわ。
襲いに行く依頼ってなんだ?まさか、人を?盗賊退治の事だろうか。
お嬢ちゃんをつれての依頼は、骨が折れそうだな。
「その辺のを襲う依頼なんて、受けたギルドも冒険者も捕まるぞ?」
「ええ、そうだとは思うんですけど、似た依頼が無いかと思って。」
「冗談にもならんな、犯罪奴隷になるぞ!」
バカが正しい。騎士に捕まる案件だ。なんでまたそんなのを探していると公言する?
この冒険者ギルドでそんな依頼あれば、問題になって騎士が来るだろう。
街からギルドのお偉いさんも来るかもな。
そう言った類似した依頼が出たのか?
今回、その噂もしくは依頼を広めるために来たんだろうか。
なにかの罠か?
クリスだけなら何かの陰謀の布石かと思うが、お嬢ちゃんを連れているのが気になる。
それも狙いか。
依頼なら、魔法で誓約という代物もある。精霊に力が篭った石や魔法を使うのに妖精を。
ギルド登録にも使われ、個人の魔力で分かる事も多いんだとか。
それを偽装する方法もできてはいるが、規制されている。そこはイタチごっこでありものの、高位の魔術師くらいにしかできず難しいので除外されている。
「そんな依頼、ここに出ねーよ!」
「そうですね。安心しました」
まだしゃべってるし!と温い酒を呑んで待つ。
「気をつけてなー」
気安く話し終わって、バカがこっちに帰ってきた。
「オマエ、よく無事だったな!」
「怖いものなしか?あの男に絡みに行きやがってっ」
「一杯奢ってやるから、一字一句話せっ」
「いいぜ、いっぱい奢れよ~」
盛り上がる冒険者ギルドの酒場で、騒がし中を話題の中心物達は出て行く。
怒らせたら怖いんだろうなとクリスを見たメイヤに、微笑みで返された。
冒険者ギルドの呑兵衛たちは、呑みながらツマミを追加しさっきの話をしている。
「ここで噂を広めろって事だな?」
「内容は、“ヤバい依頼が出てたかも”な」
「ボードじゃなく、指名依頼だな。」
「広げて?利用しようとしてんな。」
この面々には得もしないし、利用される可能性が頭をよぎる。
「たぶん嬢ちゃん関係だよなー。」
「あの子、どこのクランにいたっけ?」
「ウチじゃねえな。あの気に食わねー、俺様クランの?」
「あそこかよ!」
「んー、それも加えて流せば良いんじゃね?」
冒険者ギルドがその依頼を通したら問題だ。こっちにも響いてくるかもしれない。
「あの男の思惑が分かりずらいが、お嬢ちゃんは信用してるよな。」
「ついに、靡いた女が?!」
「若すぎないか?成人したばかりの年齢だろ。」
「そうだなあ、娘の年齢じゃないか。」
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