【完結】またやりやがった！お子様と呼んでいる血縁の男の騒動。

あいつまたやった？

うちのお子様。

私にはまだ子供はいないが、その言葉に該当する輩が一名。
もう成人を過ぎ結婚したものの、それまでも色々あった。

主に迷惑な方面で。

貴族の家において、醜聞はお家没落の危機。
同じ船とするならば、穴が開けば沈む。

あいつに穴が物理的に開けば良いのに。

義務を全うしないために、権利を取り上げ
大人しくしていろと領地の一角に押し込めたものの


執事からの連絡の言葉、その意味はあいつ関連のこと。
何した？



縁を切られ、子供を作らない約束で添い遂げたはず。
精霊の契約は、破られたかどうかわかる。それを確認した執務室にて詳しく聞くと…


「奥方にお子が？」
確かにいるらしい、うちの専門医も確認した。

どういうわけだ？？

「トンチが必要か？とにかく会って話さなければいならないな。」

今後を決めるために、仕事を山積みにして行かねば。
馬車の中でも済ませるが、確実に徹夜をしなければならない未来にため息を吐いた。