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問い詰める

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「知ってしまったか、我が娘よ。」

「お父様!なぜこんなことを?」

小さな頃から顔を合わせていたからわかるl
この男とは合わない!なのに、婚約破棄を阻止しているなんて

「2人で動くことでまた仲良くなるかと思って。」

何言ってんの?この歳で仲良しこよしなんて…

「幻想よ」

こんな決めつける男と一緒で未来なんてないし、
「お父様も嫌い。」


沈めば良いのよ。


「この女に次の相手はできないな」

来ていた男と睨み合いながら


「やっぱ仲良し?」
と父親2人が言う。もうプッツンした。


「まだ戯けた事を言うから、今だけは共闘しましょう?」
「異論なし。」

とりあえず、暴れたわ。


秘蔵のワインもピンハネして、成人してから飲む事にする。


まったく。子供の将来に夢見るからよ。
現実を見なさいな。

その代金は、ワインで済ませてあげる。
「生まれ年ね。」

「おい、俺にも寄越せよ。」

「まあ、卒業の祝いに飲ませてあげなくもないわ。」

「ハッその時は、2人分、俺のパートナーの分ももらおう。」

「あら、じゃあいなかったら貴方も無しで、私の未来の旦那様と楽しむわ。」


こうして、パートナー獲得に動き出した2人だった。

“やっぱ仲良いだろう”という言葉は耳に届かない方が良い。
今度はワインくらいじゃすまないのだから。

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