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あらすじ

ロードの※※

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小さな手を握る

この時点で見えるのはつがいの頭頂部
そこにキスすれば、おやすみの意味になってしまう。

腕に閉じ込められるサイズだから仕方がない。
そしてまだ、顔が見えない。

両の頬に手を置けばふにっと柔らかい
傷をつけないよう、慎重に触る。

すべすべと柔らかいが、少し触りすぎると赤くなって傷つく
(なんてヤワなのか。)


指を肌に滑らせるのも俺の剣ダコのある指では、傷つける可能性があった。

ふっと視線が合った。俺の番と絡み合う


その瞳から感情を汲み取ろうとしてじっと伺えば。
瞬きの間に視線が、胸に。

「胸?」

膨らみがでできた、胸の谷間に釘つけられた。

視線を上に。
変わらず視線を向けられていた。俺の番

子どもの姿ではなく、少女と言って良い肉付き
白く薄いが肌触りの良い下着は、可憐さを際立たせる。

「綺麗だな」

変わらない瞳の色
変わった視線、手首、首筋

さらりと動いた髪に、首をかしげたような仕草。

あゝ
彼女を喰いたい

ハァ
情欲を少しでも吐き出そうとした。
しかし、でも

ギリギリの自制は今日は効かないらしい。
匂い、フェロモン?妖艶な肌に、口をつける。

耐えろ、耐えろっ

番を壊してしまう!


俺の手は、我慢がきかず彼女の身体を撫で回した。
背をなぞって、尻の肉付きを丸みを触って。

擦りつくように顔で彼女の肌を感じる、
思いっきり彼女の匂いを吸い込んだ。

拒否はされない

身体が興奮する!
胸の膨らみを掴み、形を確かめるようにまさぐる。
彼女の無防備な喉元に戯れにキスしてみる。

この首筋、急所を曝け出されているようで
信頼と身を任される様が、下半身にグッとくる。



勢いと熱のまま
ベッドに押し倒し、懐くように俺は頭を押し付けた。
俺の番!

俺のっ俺のだッ

もどかしく下着を脱ぎ捨て、彼女の纏う布もビリッと音が鳴るが
「限界だ」

ふんふんと匂いを嗅ぎながら、ペロリと弱いトコを探し舐め上げていく。
「しっかり匂い付けしねーとな?」

歯形を残す程はダメだ。

嫌われる。
けどけど、「ヤりたい。」

ガキみたいに我儘になる。

彼女を求めた。

乳房の先端を含み、片手で彼女の下の口に
ぐちゃぐちゃと音と溢れる汁が

俺のはとっくに反り返っている。
はやく挿れてくれ!と怒張した。


ガッと抱きつく
柔らかくなった彼女の蜜壺に突き立てる

「ハッ…ア…」
頭に靄がかかる、気持ちいいしか考えられなくなる。

「気持ちい!ハアっ……ウ……」


“出る”







パチリと開けた目が捉えたのは、朝の光。
俺の寝床で

ぐちゃりと気持ち悪い、下着の中。

「……ガキかよ。」

力が抜ける。
俺の妄想がまだ足りぬと、下の息子が文句を言い立てているようだった。

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