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7 改革

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「問題は、やっぱり縁がないことですか?」

高位貴族もいる事から、縁組みなんて簡単と思っていたのだけど。
逆に複雑だから難しいとかあるらしい。お貴族様って複雑。
「俺も貴族なんだけど?」

そろそろ、グルグル巻きを取ったらどうだろうか?同行の魔術士はリラックスモードだった。

「資金繰りもだが、独り立ちは難しい。」
「家を飛び出して魔術士になった者もいるからな。」

「つまり、家の事情と生活能力的に難しい事になっていると?」

家を頼れない、関われない意外なら女性の情報網から、条件に会う方がいるんじゃないかしら?
年齢が少し離れたり、学園に通っていないと出会もない。

「女友達の魔術士は、結婚するなら派閥も引っかからない相手が良いと。
条件としては、手繰り寄せられるのでは?」

性格やら懐具合は私には、どうにもできないけど。魔術士の男は嫌だと言わない限り、縁があったら会ってみたい
という夢みがちな…んっチャレンジャーな娘もいる。

「まあやぶさかではないのだが」

おお?出会に前向き。けど、ああ、そこは魔術士かって思う点もあった。

服装の教育はしなくて良くても、考え方や喋り方は変えてもらった方が良さそう。
だって偉そうだし、坊ちゃんっぽいし。

「結婚しても何もできなそー」

なんだこの女って顔された。不服。

「長が結婚していないのも、問題か?」

オジ様、独身なのね。真面目に考えてくれているみたい。
今回は一部の暴走みたいなものだけど、東の魔塔が盛り上がってるならこっちだってと
思ったり、プライドというのも絡んでいるのか。

しかし、よくよく見てみる。
かっこいいかも。

ちょっと今後のお話をする約束を取り付け私は無事、東の魔塔に帰った。

「俺のお相手は?」

私達は無事に帰った。今回の報告で関わった西の魔術士はお叱りを受けて。
私への謝罪もあったけど、利点もあった。


西の魔塔長と知り合うという



そして、結婚を決めてもらった。
私と。

東の魔塔所属の魔女な友人にも、誘拐犯の主犯格だった男を紹介した。
結局、婚約したらしい、

「おめでとう?」

「そこは普通に祝いなさいよ。」
「だって誘拐めいたことをされたし。」

「まあ、私が手綱を引くからそんなバカなこと2度とさせないわ。」

とても心強い。


縁故、家の影響力、御令嬢との面会。その前に、人柄の評価を入れて教育する役目を担う。
私、事務員よね?

これをキッカケに。東と西に魔塔との交流は深まった。

勝負は、結婚からかもしれない

魔術士は粘り強いのよ、まあなんとかなるでしょ。
私の結婚もトントン拍子に決まった。何かに勝てた気分。



そして、始まるんだと日々実感のある毎日です。


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