24 / 70
本編
食事中
しおりを挟む
和やかに始まった食事。
久しぶりの豪華で落ち着いた席で舌鼓をうつ。
会話を楽しむ…
「最近どう?大変なようだけど」
「なんとか問題に目処が立ちそうです。」
・・腹の探り合いだわ。
奥さんは商売の企画に関わって、お茶会や集まりに訪れる。
私の個人的に卸していたお茶を商品として、売りたいらしいけど。
あれを広めるつもりはない。
身内限定、お裾分け程度の代物。そうしたい理由は話していない。
「あのお茶が毎日飲みたいわ!」
「気にいっていただけて嬉しいです。」
当たり障りのない解答。また作るとも言わない。
口撃をうまくかわさないと。言質を取らせてはならない。
これは貴族対応とは違った注意もいる。
「生活が変わるでしょう?」
(精神的揺さぶりもくるんだよねえ。)
「今のところ大きく何か変える気はないです。」
「あら、危険な冒険者稼業を続けるの?」
「引退には早いですよ。」言及はしない。
ほとぼりを冷ます期間は、この地を離れたいし
それには収入も必要だ。
そこを突いた、お誘いなのだろう。
話題を変えたい。
「セリは商業kギルドと縁が深いのか?」
ロードからの助け舟だ!
「薬の材料を卸していて、調合も少しできたからレシピを登録してる。
商業ギルド長とは、護衛の依頼で。翁とは…」
「茶に付き合っておったのよ」
お茶を飲みながら商売の話をしていた。
アイデアも持っているだけじゃなく、使える人が持たないとね。
「俺にもお茶を飲ませてくれるか?」
「ええ。もちろん!」
この会話で番にだけ作ると印象づけておこう。
「仲が良いのねえ」
これで引いてくれるかな?
「ロードさんとおっしゃった?凄腕の冒険者だって聴いたわ。」
「そうですか。」
会話が止まった。
謙遜の言葉を言うと思ったけど、会話が終わったよ?
ちょっとびっくり。
「あー、オレら『竜の翼』はダンジョンでの活動が多いので、
巷の話には上らないと思いますよ。」
カナンのフォローだね。
これは、パーティとかで慣れている対応なのかなあ。
「そうなの?護衛依頼は受け付けていないかしら?」
人数が必要だ、合同パーティを募ることもあるけど
商業ギルド長ががするとは思えない
決まった冒険者のが守りも強固だろう。
「うちは人数が少ないのでmほぼ受けないですね。」
(へえ少数のパーティなのか。)
人数も知らないと気づいたので、詳しく聞いておこう。
「そろそろ諦めたか?」
「う~。」
翁とギルド長は呆れ気味だけど、奥様??
「セリの勧誘を最後にしろと通告してある」
『あ、助かります。』と口に出しそうだった。納得した。
「諦めてなかったんですね?」
「そりゃそうよ!お爺様とお話が合って、
あのお茶を作れるのよ?是非うちの商会で…」
「その意思がないのにか?」
ギルド長の言う通り。それとない勧誘をかわし続けてきた。
“商業ギルドで働けば安定した金額を得られる”と。
私にその意思はないのだけど、商業ギルドに関わることもあるので無碍にできない。
「良い相手も紹介できると…」と更に言い募った奥様だったけど…
バリンッ!!!
皿が割れました。
ロードの皿が割れた理由は冷気かな?
あやばいと奥様以外が思ったようだ。
「不良品かしら?」とひと言あったので。
冷やりとした一幕があったものの、豪華な食事は最後までいただけました。
久しぶりの豪華で落ち着いた席で舌鼓をうつ。
会話を楽しむ…
「最近どう?大変なようだけど」
「なんとか問題に目処が立ちそうです。」
・・腹の探り合いだわ。
奥さんは商売の企画に関わって、お茶会や集まりに訪れる。
私の個人的に卸していたお茶を商品として、売りたいらしいけど。
あれを広めるつもりはない。
身内限定、お裾分け程度の代物。そうしたい理由は話していない。
「あのお茶が毎日飲みたいわ!」
「気にいっていただけて嬉しいです。」
当たり障りのない解答。また作るとも言わない。
口撃をうまくかわさないと。言質を取らせてはならない。
これは貴族対応とは違った注意もいる。
「生活が変わるでしょう?」
(精神的揺さぶりもくるんだよねえ。)
「今のところ大きく何か変える気はないです。」
「あら、危険な冒険者稼業を続けるの?」
「引退には早いですよ。」言及はしない。
ほとぼりを冷ます期間は、この地を離れたいし
それには収入も必要だ。
そこを突いた、お誘いなのだろう。
話題を変えたい。
「セリは商業kギルドと縁が深いのか?」
ロードからの助け舟だ!
「薬の材料を卸していて、調合も少しできたからレシピを登録してる。
商業ギルド長とは、護衛の依頼で。翁とは…」
「茶に付き合っておったのよ」
お茶を飲みながら商売の話をしていた。
アイデアも持っているだけじゃなく、使える人が持たないとね。
「俺にもお茶を飲ませてくれるか?」
「ええ。もちろん!」
この会話で番にだけ作ると印象づけておこう。
「仲が良いのねえ」
これで引いてくれるかな?
「ロードさんとおっしゃった?凄腕の冒険者だって聴いたわ。」
「そうですか。」
会話が止まった。
謙遜の言葉を言うと思ったけど、会話が終わったよ?
ちょっとびっくり。
「あー、オレら『竜の翼』はダンジョンでの活動が多いので、
巷の話には上らないと思いますよ。」
カナンのフォローだね。
これは、パーティとかで慣れている対応なのかなあ。
「そうなの?護衛依頼は受け付けていないかしら?」
人数が必要だ、合同パーティを募ることもあるけど
商業ギルド長ががするとは思えない
決まった冒険者のが守りも強固だろう。
「うちは人数が少ないのでmほぼ受けないですね。」
(へえ少数のパーティなのか。)
人数も知らないと気づいたので、詳しく聞いておこう。
「そろそろ諦めたか?」
「う~。」
翁とギルド長は呆れ気味だけど、奥様??
「セリの勧誘を最後にしろと通告してある」
『あ、助かります。』と口に出しそうだった。納得した。
「諦めてなかったんですね?」
「そりゃそうよ!お爺様とお話が合って、
あのお茶を作れるのよ?是非うちの商会で…」
「その意思がないのにか?」
ギルド長の言う通り。それとない勧誘をかわし続けてきた。
“商業ギルドで働けば安定した金額を得られる”と。
私にその意思はないのだけど、商業ギルドに関わることもあるので無碍にできない。
「良い相手も紹介できると…」と更に言い募った奥様だったけど…
バリンッ!!!
皿が割れました。
ロードの皿が割れた理由は冷気かな?
あやばいと奥様以外が思ったようだ。
「不良品かしら?」とひと言あったので。
冷やりとした一幕があったものの、豪華な食事は最後までいただけました。
0
お気に入りに追加
220
あなたにおすすめの小説
初めてのパーティプレイで魔導師様と修道士様に昼も夜も教え込まれる話
トリイチ
恋愛
新人魔法使いのエルフ娘、ミア。冒険者が集まる酒場で出会った魔導師ライデットと修道士ゼノスのパーティに誘われ加入することに。
ベテランのふたりに付いていくだけで精いっぱいのミアだったが、夜宿屋で高額の報酬を貰い喜びつつも戸惑う。
自分にはふたりに何のメリットなくも恩も返せてないと。
そんな時ゼノスから告げられる。
「…あるよ。ミアちゃんが俺たちに出来ること――」
pixiv、ムーンライトノベルズ、Fantia(続編有)にも投稿しております。
【https://fantia.jp/fanclubs/501495】
騎士団長の欲望に今日も犯される
シェルビビ
恋愛
ロレッタは小さい時から前世の記憶がある。元々伯爵令嬢だったが両親が投資話で大失敗し、没落してしまったため今は平民。前世の知識を使ってお金持ちになった結果、一家離散してしまったため前世の知識を使うことをしないと決意した。
就職先は騎士団内の治癒師でいい環境だったが、ルキウスが男に襲われそうになっている時に助けた結果纏わりつかれてうんざりする日々。
ある日、お地蔵様にお願いをした結果ルキウスが全裸に見えてしまった。
しかし、二日目にルキウスが分身して周囲から見えない分身にエッチな事をされる日々が始まった。
無視すればいつかは収まると思っていたが、分身は見えていないと分かると行動が大胆になっていく。
文章を付け足しています。すいません
【R18】いくらチートな魔法騎士様だからって、時間停止中に××するのは反則です!
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
寡黙で無愛想だと思いきや実はヤンデレな幼馴染?帝国魔法騎士団団長オズワルドに、女上司から嫌がらせを受けていた落ちこぼれ魔術師文官エリーが秘書官に抜擢されたかと思いきや、時間停止の魔法をかけられて、タイムストップ中にエッチなことをされたりする話。
※ムーンライトノベルズで1万字数で完結の作品。
※ヒーローについて、時間停止中の自慰行為があったり、本人の合意なく暴走するので、無理な人はブラウザバック推奨。
プールの中で幼馴染のイケメン双子に挟まれてえっちな悪戯されるし、プールサイドでクリを溺愛された後に交代で手マンされてお潮いっぱい吹く女の子
ちひろ
恋愛
ひとりえっちのネタとして使える、すぐえっち突入のサクッと読める会話文SSです。
いっぱい恥ずかしい言葉で責められて、イヤイヤしても溺愛されちゃいます。
お兄ちゃんが私にぐいぐいエッチな事を迫って来て困るんですけど!?
さいとう みさき
恋愛
私は琴吹(ことぶき)、高校生一年生。
私には再婚して血の繋がらない 二つ年上の兄がいる。
見た目は、まあ正直、好みなんだけど……
「好きな人が出来た! すまんが琴吹、練習台になってくれ!!」
そう言ってお兄ちゃんは私に協力を要請するのだけど、何処で仕入れた知識だかエッチな事ばかりしてこようとする。
「お兄ちゃんのばかぁっ! 女の子にいきなりそんな事しちゃダメだってばッ!!」
はぁ、見た目は好みなのにこのバカ兄は目的の為に偏った知識で女の子に接して来ようとする。
こんなんじゃ絶対にフラれる!
仕方ない、この私がお兄ちゃんを教育してやろーじゃないの!
実はお兄ちゃん好きな義妹が奮闘する物語です。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
ヤンデレ義父に執着されている娘の話
アオ
恋愛
美少女に転生した主人公が義父に執着、溺愛されつつ執着させていることに気が付かない話。
色々拗らせてます。
前世の2人という話はメリバ。
バッドエンド苦手な方は閲覧注意です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる