185 / 200
V 舗装された道
まったく、ね?
しおりを挟む
「朝っぱらからお盛んで」
とでも言えば良いのか、セリからの発言に慌て出した保護者枠の2人。
顔を見ればわかる。“昨日は良かった“なんて
色事の意味はない。
素で言ってる。深い意味はないけど、大人はスルーできない言い回しだね?
グスタフはわかってる。
言い回しが閨の話に聞こえるんだけど
セリは気持ちが上がってるせいで気付いていないね?
あ、なんか変なこと言ったって顔したわ。
なんなら朝っぱらから言うことじゃないから。
こうも狼狽えているシュルトとカナンが笑えるけど。
今朝はこの話で持ちきりなようだ。
まあこのふぬけた空気は楽で良い。
愉快だしね。
食事の席でロードが昨日の事を話し出した。
あー、昨日来た女かあ。
あれって単なる客引き?誰かに差し向けられてないかなあ。
一応調べてよね!依頼中に狙われてるんだし。
だいたい、金持ってる人間を狙うよね?
冒険者より商業ギルド長のが金持ってるよー。
いや、ロードの死蔵している物のが高い値がつくかな?
ただ、命を狙いに来たにしてはお粗末だ。
部屋に踏み込まなかったわけだし。
そっちの線は薄いかー。
だって、そうなら商業ギルド長の部屋に突撃すれば良いし?
ずっと篭って書類書いてたらしいけど
今日はすっきりした顔してる。
仕事がひと山終わったって言いたげ。後は超特急で王都に着けば良いもんね?
おっと、ロードが言い訳してる
”マッサージ“ね。
手を出さないわけないじゃん。
昨夜はマッサージが主だったかもしれないけど
徐々に・・持ちこむでしょ?
そう考えるとあれ?セリは
そういうとこ、ガードが硬いと思ったんだけど?
身持ち堅そうってのは貴族の教育と
孤児院で育ったとか環境で考えられるんだけど
運命神って処女は求めないし
離婚も容認してるけど、相手は1人って教えだからねー。
その教義は持ってそう。行動がね。
僕の美貌に寄りかかってこないのが好ましい。
まあ、たま~に見てるけど、熱はないから良いや。
そうそう、どうしてこうもセリが攻めに弱いかって事だった。
話を聞いてるとロードの手腕もあるけど
身内認定したからかあ。
2人で一部屋なんだから
何らおかしくないんだけど
シュルトと、カナンも加わった保護者組みが
黙ってないよね?
セリに負担があるってのは考えられる事。
ロードは、良いも悪いも自己中心的だからね。
ま、それが最適解になるからリーダーなんだけど。
フォローが必要なのは明らかだ。
強い力と影響の波は
知らず知らずに起こってしまう。
僕もロードのことは言えない?
まあロードより大人しくしてるけどね。
あの調子じゃあセリは渡した本が読めなかっただろう。
まあ拠点に着けば、挨拶回りに引っ張りまわされる前に
暇ができるでしょ。
挨拶に行くところがないし。
準備もそこそこ、本を読んで話に付き合ってもらおうじゃない?
その時ロードをどう大人しくさせるか考えとかないとなー。
今日の馬車、尻がいたくなりそうだなと1人考えながら
食事の席でのやり取りに
”いつも通り“を感じたキースだった。
とでも言えば良いのか、セリからの発言に慌て出した保護者枠の2人。
顔を見ればわかる。“昨日は良かった“なんて
色事の意味はない。
素で言ってる。深い意味はないけど、大人はスルーできない言い回しだね?
グスタフはわかってる。
言い回しが閨の話に聞こえるんだけど
セリは気持ちが上がってるせいで気付いていないね?
あ、なんか変なこと言ったって顔したわ。
なんなら朝っぱらから言うことじゃないから。
こうも狼狽えているシュルトとカナンが笑えるけど。
今朝はこの話で持ちきりなようだ。
まあこのふぬけた空気は楽で良い。
愉快だしね。
食事の席でロードが昨日の事を話し出した。
あー、昨日来た女かあ。
あれって単なる客引き?誰かに差し向けられてないかなあ。
一応調べてよね!依頼中に狙われてるんだし。
だいたい、金持ってる人間を狙うよね?
冒険者より商業ギルド長のが金持ってるよー。
いや、ロードの死蔵している物のが高い値がつくかな?
ただ、命を狙いに来たにしてはお粗末だ。
部屋に踏み込まなかったわけだし。
そっちの線は薄いかー。
だって、そうなら商業ギルド長の部屋に突撃すれば良いし?
ずっと篭って書類書いてたらしいけど
今日はすっきりした顔してる。
仕事がひと山終わったって言いたげ。後は超特急で王都に着けば良いもんね?
おっと、ロードが言い訳してる
”マッサージ“ね。
手を出さないわけないじゃん。
昨夜はマッサージが主だったかもしれないけど
徐々に・・持ちこむでしょ?
そう考えるとあれ?セリは
そういうとこ、ガードが硬いと思ったんだけど?
身持ち堅そうってのは貴族の教育と
孤児院で育ったとか環境で考えられるんだけど
運命神って処女は求めないし
離婚も容認してるけど、相手は1人って教えだからねー。
その教義は持ってそう。行動がね。
僕の美貌に寄りかかってこないのが好ましい。
まあ、たま~に見てるけど、熱はないから良いや。
そうそう、どうしてこうもセリが攻めに弱いかって事だった。
話を聞いてるとロードの手腕もあるけど
身内認定したからかあ。
2人で一部屋なんだから
何らおかしくないんだけど
シュルトと、カナンも加わった保護者組みが
黙ってないよね?
セリに負担があるってのは考えられる事。
ロードは、良いも悪いも自己中心的だからね。
ま、それが最適解になるからリーダーなんだけど。
フォローが必要なのは明らかだ。
強い力と影響の波は
知らず知らずに起こってしまう。
僕もロードのことは言えない?
まあロードより大人しくしてるけどね。
あの調子じゃあセリは渡した本が読めなかっただろう。
まあ拠点に着けば、挨拶回りに引っ張りまわされる前に
暇ができるでしょ。
挨拶に行くところがないし。
準備もそこそこ、本を読んで話に付き合ってもらおうじゃない?
その時ロードをどう大人しくさせるか考えとかないとなー。
今日の馬車、尻がいたくなりそうだなと1人考えながら
食事の席でのやり取りに
”いつも通り“を感じたキースだった。
1
お気に入りに追加
640
あなたにおすすめの小説
めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜
ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました
誠に申し訳ございません。
—————————————————
前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。
名前は山梨 花。
他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。
動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、
転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、
休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。
それは物心ついた時から生涯を終えるまで。
このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。
—————————————————
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~
丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月
働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。
いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震!
悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。
対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。
・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。
もう少しマシな奴いませんかね?
あっ、出てきた。
男前ですね・・・落ち着いてください。
あっ、やっぱり神様なのね。
転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。
ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。
不定期更新
誤字脱字
理解不能
読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる