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V 舗装された道
部屋②
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しかしそこで、
扉の前に気配を感じた。
トントン
軽やかなノックは遠慮がちな音だが、中を伺っている気配がする。
メンバーの誰のものでもない。それは気配で分かった。危険な感じもしないが…。
「はい!」セリがノックに答えた。宿の関係者かもと思ったんだろう。
しかし、宿の人間が
このあからさまに2人用の部屋に用事とはなんだろうか?
夫婦か恋人、金を節約したい者ならこの宿以外にするだろう。
まあまあなグレードの宿なのだ。この辺に宿は少ないが
つまり、限りなく低い可能性。
それでも、邪魔が入った。
せっかく2人きりなのに。
ガッカリしている気分を悟られないよう
セリに俺が出ると合図し、仕方なく扉の前に来た。
「何の用だ?」不機嫌な声なのは仕方がない。
これから、ゆっくりセリとの時間を楽しむところだったのだ。
要らん用事ならぶん殴るくらいの気持ちはあった。
「あ・け・て?」女の声だ。宿の人間じゃないとわかった。
同時に、
ロードはうんざりした。
((呼んでねぇ。))
さっき食堂で近づいてきたどちらかの女だろうと察する。
声が同じだ、たぶん。興味は欠片もなかった。
断っても来るのはホント迷惑でしかない。
相手の機嫌良さげな声も気に触る。
俺と過ごせると決めてかかるのが気持ち悪い。
ささっと追い返そうと即、決めた。
しかし、
どう追い返そうか?決めかねる。
このドアを開けたくはないが、声で追い返せるか微妙だ。
俺がいるとは相手はまだ、わかっていない。
ただ、
セリを出す気もなく、あの足で今日、もう一歩たりとも歩かせるつもりはない。
疲れた足を揉みながら…
俺は、セリに癒されたいんだ。
足を触りまくってな!
その気持ちのまま
ベッドの方を振り返れば、キョトン顔のセリ。
足を投げ出し、言われた通りに待っている。
出ないの?と言いたげな顔は、誰が来たかわかっていない。
可愛い。
扉の外など、どうでも良くなった。
構ってやる時間が惜しい。
扉からさっさと離れて、セリの足元に跪く。
見上げるセリも良い。
軽く足を触っていき、かなり張っているのを確認する。
これは尻、上半身もマッサージしたほうが良さそうだなと
欲望込みで判断した。実際やった方が良いとも思う。
だいぶ酷使したなと全身を触っていれば
セリが「ン…」と身動ぎするのに、少し興奮した。
トントン!と先ほどより強いノック音は無視だ。
セリは扉が気になるようだが、こちらを向かせた。
ちゅっと唇を奪う。
集中できないな。
こっちが何しているか、わかれば良いのか。
ロードがらしくなく、ニッコリとセリに笑いかけた。
扉の前に気配を感じた。
トントン
軽やかなノックは遠慮がちな音だが、中を伺っている気配がする。
メンバーの誰のものでもない。それは気配で分かった。危険な感じもしないが…。
「はい!」セリがノックに答えた。宿の関係者かもと思ったんだろう。
しかし、宿の人間が
このあからさまに2人用の部屋に用事とはなんだろうか?
夫婦か恋人、金を節約したい者ならこの宿以外にするだろう。
まあまあなグレードの宿なのだ。この辺に宿は少ないが
つまり、限りなく低い可能性。
それでも、邪魔が入った。
せっかく2人きりなのに。
ガッカリしている気分を悟られないよう
セリに俺が出ると合図し、仕方なく扉の前に来た。
「何の用だ?」不機嫌な声なのは仕方がない。
これから、ゆっくりセリとの時間を楽しむところだったのだ。
要らん用事ならぶん殴るくらいの気持ちはあった。
「あ・け・て?」女の声だ。宿の人間じゃないとわかった。
同時に、
ロードはうんざりした。
((呼んでねぇ。))
さっき食堂で近づいてきたどちらかの女だろうと察する。
声が同じだ、たぶん。興味は欠片もなかった。
断っても来るのはホント迷惑でしかない。
相手の機嫌良さげな声も気に触る。
俺と過ごせると決めてかかるのが気持ち悪い。
ささっと追い返そうと即、決めた。
しかし、
どう追い返そうか?決めかねる。
このドアを開けたくはないが、声で追い返せるか微妙だ。
俺がいるとは相手はまだ、わかっていない。
ただ、
セリを出す気もなく、あの足で今日、もう一歩たりとも歩かせるつもりはない。
疲れた足を揉みながら…
俺は、セリに癒されたいんだ。
足を触りまくってな!
その気持ちのまま
ベッドの方を振り返れば、キョトン顔のセリ。
足を投げ出し、言われた通りに待っている。
出ないの?と言いたげな顔は、誰が来たかわかっていない。
可愛い。
扉の外など、どうでも良くなった。
構ってやる時間が惜しい。
扉からさっさと離れて、セリの足元に跪く。
見上げるセリも良い。
軽く足を触っていき、かなり張っているのを確認する。
これは尻、上半身もマッサージしたほうが良さそうだなと
欲望込みで判断した。実際やった方が良いとも思う。
だいぶ酷使したなと全身を触っていれば
セリが「ン…」と身動ぎするのに、少し興奮した。
トントン!と先ほどより強いノック音は無視だ。
セリは扉が気になるようだが、こちらを向かせた。
ちゅっと唇を奪う。
集中できないな。
こっちが何しているか、わかれば良いのか。
ロードがらしくなく、ニッコリとセリに笑いかけた。
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