195 / 200
闇の友
(ロク)甘露だ、酒だ!
しおりを挟む
今日の寝床になる場所へ戻れば、
新参者の子供が木の実を寄越してくる。
ワレに貢ぎたいのか?
フハハハハ
いい心がけだ!手に乗っている木の実を啄んだ。
貢ぎ物の山ぶどうや木の実を食す。
良い心がけだ。
褒めて遣わすぞ~。
後ろの竜小僧(ロード)の視線が五月蝿い。狭心だの。
番を得たばかりならこんなものだろうか?
ツンツン!(嘴で突く)
美味。手から食うのは信頼しているという意味があるらしいが…
まあ、貢ぎ物は受け取ろう(個人として認めた)
モフ係よ、ワレの信を得るのは、並大抵のことではないぞ?
はげむが良い。
モフ係は、
嬉しそうにワレの羽毛を撫でておる。
ワレを恐れず、その眼は羽毛の手触りを楽しむだけか。
他意がないのよな。
軽く様子を見た触り方は、撫でる強さに切り替わった。
様子を見て変えたな?
よいよい。苦しゅうないぞ!
子供と言うのは、騒がしくベタベタ抑えつけるように触ってきおる。
そういった小僧からは退散するのが常だ。
そういったのには、突き返す!くらいならするがな。
巨木小僧(グスタフ)がワレを
狼小僧(カナン)がことを治める。
食事係(シュルト)が小言を寄越すのが常だな。
それにしても…
お主、やりおるな?
下から上に空気を含むように撫でられる手は
強すぎず、モフリ、もふりとワレの羽をなぞって行く。
動きのままにウトウト出来そうな
動きが一定のリズムと安定した力加減が心地よい。
よし!子供、お主を専任の
モフ係(セリ)に任命する!
ワレの羽毛に空気を入れるが良い。ハハハハっ、
苦しゅうないぞ。
ふむ、夕食にするか、ホ!酒だ。
ワレを夜中まで待たせる気だったのか?
いや、こいつらならば寝酒から呑みだすだろう。
ワレを爪弾きにするのは許さぬぞ!
それはそれで、狙うことにするとして。
甘露、かんろ。
この場でゆるりとしておる、
巨木小僧(グスタフ)に酌をさせた。
食事が済んだところで、「飲む?」と聞くモフ係。
置物小僧がよく飲んでいる色のついた湯か。
湯なぞ飲まんわ!貢ぐなら酒だぞ。
と羽を動かした。
モフ係(セリ)がワレに窺いを立てるとは、殊勝なことよ。
よくワレに仕えるが良い。
そして夜の帳が降りてきた。
巨木小僧(グスタフ)以外が
子供を寝かせつけに行ったところで、見張りの時間という…
大人の時間だ。
狼小僧(カナン)が酒を出していそうだな。
後で、ワレの分をとりに行くとしよう。(勝手にもらう)
酒を呑みながら、考える…
あの魔力と雷魔法
フフフ。
只人ができる技ではない。
少々唇からの魔力を探ってみたが、”清浄な気“だ。
あのモフ係(セリ)が加わって、面白みが出てきおったわ!
ニヤリという笑みとともに酒を呑み干した。
新参者の子供が木の実を寄越してくる。
ワレに貢ぎたいのか?
フハハハハ
いい心がけだ!手に乗っている木の実を啄んだ。
貢ぎ物の山ぶどうや木の実を食す。
良い心がけだ。
褒めて遣わすぞ~。
後ろの竜小僧(ロード)の視線が五月蝿い。狭心だの。
番を得たばかりならこんなものだろうか?
ツンツン!(嘴で突く)
美味。手から食うのは信頼しているという意味があるらしいが…
まあ、貢ぎ物は受け取ろう(個人として認めた)
モフ係よ、ワレの信を得るのは、並大抵のことではないぞ?
はげむが良い。
モフ係は、
嬉しそうにワレの羽毛を撫でておる。
ワレを恐れず、その眼は羽毛の手触りを楽しむだけか。
他意がないのよな。
軽く様子を見た触り方は、撫でる強さに切り替わった。
様子を見て変えたな?
よいよい。苦しゅうないぞ!
子供と言うのは、騒がしくベタベタ抑えつけるように触ってきおる。
そういった小僧からは退散するのが常だ。
そういったのには、突き返す!くらいならするがな。
巨木小僧(グスタフ)がワレを
狼小僧(カナン)がことを治める。
食事係(シュルト)が小言を寄越すのが常だな。
それにしても…
お主、やりおるな?
下から上に空気を含むように撫でられる手は
強すぎず、モフリ、もふりとワレの羽をなぞって行く。
動きのままにウトウト出来そうな
動きが一定のリズムと安定した力加減が心地よい。
よし!子供、お主を専任の
モフ係(セリ)に任命する!
ワレの羽毛に空気を入れるが良い。ハハハハっ、
苦しゅうないぞ。
ふむ、夕食にするか、ホ!酒だ。
ワレを夜中まで待たせる気だったのか?
いや、こいつらならば寝酒から呑みだすだろう。
ワレを爪弾きにするのは許さぬぞ!
それはそれで、狙うことにするとして。
甘露、かんろ。
この場でゆるりとしておる、
巨木小僧(グスタフ)に酌をさせた。
食事が済んだところで、「飲む?」と聞くモフ係。
置物小僧がよく飲んでいる色のついた湯か。
湯なぞ飲まんわ!貢ぐなら酒だぞ。
と羽を動かした。
モフ係(セリ)がワレに窺いを立てるとは、殊勝なことよ。
よくワレに仕えるが良い。
そして夜の帳が降りてきた。
巨木小僧(グスタフ)以外が
子供を寝かせつけに行ったところで、見張りの時間という…
大人の時間だ。
狼小僧(カナン)が酒を出していそうだな。
後で、ワレの分をとりに行くとしよう。(勝手にもらう)
酒を呑みながら、考える…
あの魔力と雷魔法
フフフ。
只人ができる技ではない。
少々唇からの魔力を探ってみたが、”清浄な気“だ。
あのモフ係(セリ)が加わって、面白みが出てきおったわ!
ニヤリという笑みとともに酒を呑み干した。
1
お気に入りに追加
640
あなたにおすすめの小説
めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜
ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました
誠に申し訳ございません。
—————————————————
前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。
名前は山梨 花。
他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。
動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、
転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、
休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。
それは物心ついた時から生涯を終えるまで。
このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。
—————————————————
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
転生してしまったので服チートを駆使してこの世界で得た家族と一緒に旅をしようと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
俺はクギミヤ タツミ。
今年で33歳の社畜でございます
俺はとても運がない人間だったがこの日をもって異世界に転生しました
しかし、そこは牢屋で見事にくそまみれになってしまう
汚れた囚人服に嫌気がさして、母さんの服を思い出していたのだが、現実を受け止めて抗ってみた。
すると、ステータスウィンドウが開けることに気づく。
そして、チートに気付いて無事にこの世界を気ままに旅することとなる。楽しい旅にしなくちゃな
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~
丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月
働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。
いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震!
悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。
対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。
・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。
もう少しマシな奴いませんかね?
あっ、出てきた。
男前ですね・・・落ち着いてください。
あっ、やっぱり神様なのね。
転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。
ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。
不定期更新
誤字脱字
理解不能
読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる