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6-②

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新しいところ、強くなるののお勧めのダンジョン。一気に伝えても困るだろう。

「錬金と調薬の相談になら乗れるな」エルフの得意分野だ。

素材は商人を通せば良い。全て揃えてはダメだと言われていたな?便利なのに。
いや、素材の採取方法から学べる事があるのは理解している!
『金に物を言わせて全て買い与える事』。色々揃っていれば便利だと思うんだが?
こう言うのを“ジジバカ”と言うんだったか?

(あの子に言われるなら良いかもしれん。)

妖精と精霊に好かれる“愛し子”
その性質、性格や魔力の影響を言うのか?分かっていない。

だが、魔力の親和性と言えるものは確認できる。
属性に左右される精霊にあっても側に居る事を望む。影響を受け入れ、精霊自身が変化を求めるのか。

精霊は安定した存在だと見ている。これは複数の属性を内包しているからだ。基本的に2つ。同じ属性であって上位であってもそう論じられている。

この場合3つの属性を持っている精霊が確認された事例があるものの、『精霊獣であるためまだ安定していないから3つであるだけ』後に2つに安定すると仮定がある。

まだ確認できるほど『3つの属性を持つ精霊』がいない。学会で発表されたら反論が凄いだろうな。

確認された精霊に会わせろと煩くなるのが目に見えている。

精霊と精霊獣の違いは、棲み家を持つか?人型になれるか?で判断される。長い年月を過ごした精霊には人に馴染んだモノ、全く交流の持たないモノも居た。

(ダンジョンの最奥に居た精霊は驚いたなあ)

何をしているか聞いたら『寝ている』と答えられた。言葉ではない、伝達は魔法での伝え方に似ていた。

精霊の気質は様々だな。力を試すと言われて手合わせをした精霊中も居た。

寝ていたのは火属性、『苛烈で好戦的な性質』と書かれる事が多い。個性が強い。力を試すと言っていたのは、水属性を持っていたが『穏やかで戦いを好まない性質』とは誰の事なんだろうな?

「この本は参考にならないな」

種族でも言える事だが、変わり者は何処にでもいるし会ってみないと分からんもんだな。

そういえばエルフとドワーフは仲が悪いと言う説があるんだったか。

んー、仕事の違いで衝突もあるが、酒を一緒に呑めば仲間というおおらかさがある。騒がしいとも言える。

それに慣れるようなエルフが外に出るんだろうなあ

知り合いのドワーフは当然のように酒を持って顔を出す。何年、何十年かぶりでも懐かしめる交流手段なんだろうな。

礼の品も酒だからな。良い酒蔵を見つけておかなければ!

そろそろ新酒を出すところがあったなとそっちの用事に取り掛かってしまった。
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