【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り？水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

<辺境 編>

記録と調査

調査に現状維持の指示が加わり、冒険者ギルドに依頼を出す。受けてくれるのはヴェーネン家に滞在する冒険者が大半だ。

心強い。


「この人、依頼主の貴族じゃなく冒険者だからね？」
信じてくれない。人も多いが、うまく行っている方だと思う。

キースは本を見ながら器用に移動。バリスの腕を振るった昼食のパンの肉挟みを食べる。
「イケるわヨ！」

シュルト監修らしかった。

「美味しい。」

王都で情熱が料理にの反映され楽しい食事になっている。

馴染むのが早い。


変化していく中で、気になるのがちょっとストレス溜まってそうなサディス。
怪我もしてたし。



数日過ぎ、ガイサスが帰還した。

後継として親類の貴族の子そ受け入れの方向に調整した。

「親同伴は拒否できる。その子が逃げるならそれも。」

鍛える冒険者達に混じり成長すればと話を持ち込んだ。
これで、圧が減る

「セリはそれで良いのか？」

確認が入るが、私はそう望んでいる。サディスは違うらしい

「しかし、セリ様の努力が…」

執事の意見と流すこともできるけど。

「うっせえ蝙蝠ヤロウ。」
「お気づきでしたか。」

カナンの呟きに、ガイサスの説明が始まった。


「サディスは獣人です。ヴェーネン家と血の契約をしております。当主は生きております。でなければセリ様へ契約が移るはず。」

血が繋がっていない可能性が潰えた。ちょっと嬉しくない事実。


「私はセリ様に従いたい！」

以前は、知らなかった情報だ。あの最後の時もサディスは当主の執事だった。私の専属と
契約っていうのは、結ばれていなかったのだから。


複雑な表情だったのか！私ではわからない。

サディスの手を、ロードが跳ね除けた。
「俺の番に触んな。」


獣人の気質が大きいらしい。特徴が出ていないから見た目にはわからない。

暗視、闇魔法

「暗殺対策ってワケ」
「まあまあ、かな？」

「たいしたことねーよ。」

カナンはサディスの腕前を知っている様子？

「喧嘩したの？」
ついサディスを見て、責める口調になった。
グッと黙るが、嬉しそうに感じるのも不思議？

「その男とは番と言いますが、まだ他人です！」

「お休みのちゅーまでだもんな？」

セリがねだった事だった。バラされて赤面した。


「仲睦まじいようで、何よりなんだが」

ガイサスにはこのダンジョンと共鳴するように起こると話してある。
この地の防衛は辺境に領地を持つ者として、義務だ。



情報の裏打ちするために動くらしい

成功すれば、規模が縮小できる。


あの、被害を防げるかもしれない。
その後、疲れ果てた街を見た記憶が忘れられない。


『お前のせいで！役立たずのガキがっ』


今度は少しでも、役に立つだろうか。
すりすりと頬擦りするロードに応える。その接する部分がとても温かかった。