上 下
2 / 2

邪魔です

しおりを挟む
最初はオブラートに包みましたよ、私?
「先ぶれもありませんし。」

「しかし、貴女には教会で然るべき修行を行えば王家への拝謁をし、
王子に見染められる未来もあるのです!」

後ろの人も参加してきた。正直、王家ってどうしてそうなるの?

王子って出せば釣られると思ってかな。
余計に怖い。


私はシレーネ。町の下働きをして日々暮らしている。
現在は養い親が帰ってくる前に、夕食を買って帰りたい。

「お断りしております。怪しい人に、人達について行くなと教えられています。」

「な、我々のどこが怪しいと言うのです!」

最後の一人は、男の人だったらしい。あの修道服?わかりづらいな。
「縁もない教会から、名前を呼んだくらいで連れてこうとする3人。胡散臭いので帰ってください。」


「シレーネ!」
知った幼馴染の声に、そちらへ走る。

後ろの呼び止める声など聞こえないふりで。さっさと帰る事にした。

「よくあの集団に断りいれられたな?」
「だって、連れていこうってするのよ?怖いじゃない。」

「まあ、あんな立派な服装でも、いきなり知らない奴に声かけられたら、な。」
「けど、雰囲気に流されてってこともあるかな?」

しばらく幼馴染と一緒に行動をする事を言い渡された。
なんかそのままくっつけば?と言う声をよく聞く。

きっと話に出た王子様は、待ちぼうけだけど
私には関係ない。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

【完結】何回も告白されて断っていますが、(周りが応援?) 私婚約者がいますの。

BBやっこ
恋愛
ある日、学園のカフェでのんびりお茶と本を読みながら過ごしていると。 男性が近づいてきました。突然、私にプロポーズしてくる知らない男。 いえ、知った顔ではありました。学園の制服を着ています。 私はドレスですが、同級生の平民でした。 困ります。

妻と夫と元妻と

キムラましゅろう
恋愛
復縁を迫る元妻との戦いって……それって妻(わたし)の役割では? わたし、アシュリ=スタングレイの夫は王宮魔術師だ。 数多くの魔術師の御多分に漏れず、夫のシグルドも魔術バカの変人である。 しかも二十一歳という若さで既にバツイチの身。 そんな事故物件のような夫にいつの間にか絆され絡めとられて結婚していたわたし。 まぁわたしの方にもそれなりに事情がある。 なので夫がバツイチでもとくに気にする事もなく、わたしの事が好き過ぎる夫とそれなりに穏やかで幸せな生活を営んでいた。 そんな中で、国王肝入りで魔術研究チームが組まれる事になったのだとか。そしてその編成されたチームメイトの中に、夫の別れた元妻がいて……… 相も変わらずご都合主義、ノーリアリティなお話です。 不治の誤字脱字病患者の作品です。 作中に誤字脱字が有ったら「こうかな?」と脳内変換を余儀なくさせられる恐れが多々ある事をご了承下さいませ。 性描写はありませんがそれを連想させるワードが出てくる恐れがありますので、破廉恥がお嫌いな方はご自衛下さい。 小説家になろうさんでも投稿します。

【完結・7話】召喚命令があったので、ちょっと出て失踪しました。妹に命令される人生は終わり。

BBやっこ
恋愛
タブロッセ伯爵家でユイスティーナは、奥様とお嬢様の言いなり。その通り。姉でありながら母は使用人の仕事をしていたために、「言うことを聞くように」と幼い私に約束させました。 しかしそれは、伯爵家が傾く前のこと。格式も高く矜持もあった家が、機能しなくなっていく様をみていた古参組の使用人は嘆いています。そんな使用人達に教育された私は、別の屋敷で過ごし働いていましたが15歳になりました。そろそろ伯爵家を出ますね。 その矢先に、残念な妹が伯爵様の指示で訪れました。どうしたのでしょうねえ。

その断罪、三ヶ月後じゃダメですか?

荒瀬ヤヒロ
恋愛
ダメですか。 突然覚えのない罪をなすりつけられたアレクサンドルは兄と弟ともに深い溜め息を吐く。 「あと、三ヶ月だったのに…」 *「小説家になろう」にも掲載しています。

貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後

空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。 魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。 そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。 すると、キースの態度が豹変して……?

【完結】「今日から私は好きに生きます! 殿下、美しくなった私を見て婚約破棄したことを後悔しても遅いですよ!」

まほりろ
恋愛
婚約者に浮気され公衆の面前で婚約破棄されました。 やったーー! これで誰に咎められることなく、好きな服が着れるわ! 髪を黒く染めるのも、瞳が黒く見える眼鏡をかけるのも、黒か茶色の地味なドレスを着るのも今日で終わりよーー! 今まで私は元婚約者(王太子)の母親(王妃)の命令で、地味な格好をすることを強要されてきた。 ですが王太子との婚約は今日付けで破棄されました。 これで王妃様の理不尽な命令に従う必要はありませんね。 ―――翌日―――  あら殿下? 本来の姿の私に見惚れているようですね。 今さら寄りを戻そうなどと言われても、迷惑ですわ。 だって私にはもう……。 ※他サイトにも投稿しています。 「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」 ※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。

懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。

梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。 あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。 その時までは。 どうか、幸せになってね。 愛しい人。 さようなら。

【完結】私は私で、運命の相手を探しているので、あなたにはかまえない。

BBやっこ
恋愛
「君、靴にサイズはいくつだ?」そう訊いてきたのは、お貴族様らしい顔の整った男子生徒。 制服から、1歳年上。ヤバい感じがする。 いきなり聞いてくることもだが、その質問の連想した事象に気づかないふりをした。 だって、私にも選ぶ余地は欲しいんです。

処理中です...