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舞台の終わり

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「私の姫!」
そう通り過ぎて行った王子を見送る

やっと私が、愛しの姫ではない。違うのだと気づいたのね。

王子は彼女を抱きしめ、その彼女は、私を見る。

ねえ、満足?王子に迎えられた姿に心でオデットに呟いた。


この計画も終わりだと分かり、魔法をく。

本当の私の姿。
周りは『騙した』だの、『悪魔』と騒がしが近づいてこない。

やっぱり、口だけ。

「消え去れ!悪女めっ」

「あら王子、私の手を取り愛していると言ってくれたのに。冷たい事ね。」

私の王子だったのに。
名前さえ、出ないのね?

「呪われれば良いのに」

私は捕まった。

父上が回収に来るまでは、牢屋だろう。
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