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面倒事は嫌い。
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はっきり言おう。
ボディーガードという仕事はダルい。
だからボディーガードを始めて初日だが言う
「ボディーガードをやめたい。」
「何言ってるのよ…」
「別に私じゃなくても他に優秀なやついるだろ。」
「さぁどうかしらね。」
「はぁ…」
常にご主人様の横にいてずっと周りの監視、ご主人様の安全確保。
この動作がもうだるい。
だってやってる事は集中力を使うしずっと立ってなくちゃならない。
もうだるいとしか言えない。
「帰ったら褒美にあなたの好きな物買ってあげるからこれでいい?」
「じゃ小説で。」
「あなた小説よむのね。」
「よく店からパクって読んでたよ。」
「あなた…もうしないでねそれ…」
「あぁ、もうしない、金は入るからな」
「まぁ仕事は続けてもらうけどね。」
「はいよ。」
帰ったらまたメイドの仕事がある。
こりゃ夜小説を読めるかわかんないな…
「ん?」
「どうかしたの?」
「あ、いや、なんでもない」
なにか一瞬視線を感じたのは気のせいか?
気のせいかな?
「さっさと帰るわよ。」
「おう、さっさと仕事をすませたい。」
そうして屋敷ついてメイドの仕事を済ます。
そうして夜。
私は、今日買ってもらった小説を読んでいる。
読んでいる途中に、コンコンと部屋のドアにノック音が響く。
「ん?空いてるぞー」
「失礼するわ。」
部屋にメイド長の紗綾がきた。
「メイド長?どうした?」
「お嬢様からあなたを少々教育しろと言われまして。」
「.......は?」
「あなたの態度が原因よ、屋敷内ならまだしも、外でその態度は流石にまずいわ、それにこの屋敷にお客様が来た時にそんな態度で出迎えるつもり?そんなことしたらお嬢様の顔に泥を塗るわ。」
「…うぐ。」
正論を並べられてなにも言えなくなる。
「はぁ…めんどくさ…んでどうすりゃいいんだよ。」
「とりあえず私の部屋に来てくれる?」
「はいはい…」
それからメイド長の部屋に行き。
3時間ほど常識など色々と教えられミスをすれば訂正してやり直しなどと結構しごかれた。
超絶めんどくさかった。
私は面倒事が本気で嫌いだから勘弁してほしかった。
けどまぁ多少常識はわかった気がする。
多分客の対応くらいは出来るとは思う。
こんな感じで仕事を続けて1ヶ月程たった。
メイドの仕事ではなにも感じずただ流れ作業のようになっているため苦ではない。
ボディーガードの方も別に苦ではないんだが…時々妙な視線を感じる気がしてならない。
けど私にはどうにもできない。
けど今日、朝に少し時間ができた。
いつもならもう少し後に夕花の付き添いをして夕花のボディーガードとして横にいる。
だが今回は少し早めに私1人で外にでた。
屋敷の中庭を通る途中に。
「あら。なにをしているの?お嬢様の付き添いは?」
メイド長が花の手入れをしていた。
「ちょっと市街地まで用事でな、仕事の時間までには戻る。」
「ならいいわ。」
「じゃーな。」
_______________
「ふふ、」
もう少し、もう少しであの子がここを通るはずだ。
僕は彼女には手を出せない、けど見るだけなら別だ。
だから彼女の事をこの目に焼き付ける、そして写真を保存する。永遠に彼女を忘れないために。
あぁ、まだだろうか、早く来ないかな。
できるだけ普通の一般人を演じながら彼女の屋敷の付近に近づく。
道を歩いている途中にいかにもポンコツのボディーガードがこちらにくる。
どうせあいつの事だ、サボりか市街地に行く用事かあるだけに違いない。
そうしてまた僕は一般人を演じながらそいつの横を通る。
通り過ぎて少しほっとした、やはりポンコツか…
「…あが!」
急に後ろ首を捕まれて僕は木々の中に投げ込まれた。
_______________
「はぁ、めんどくせ。」
なるべく人目のつかない場所でとある男を放り投げる。
「お、お前!何をする!」
「そうゆうのいいよ、お前がやってる事は全てわかってるから。」
「え?」
こいつは盗撮者、流石に見逃す訳には行かない気がした。
「お前、もうやめろよ、しょうもないしめんどくさいからさ…」
「お、お前はポンコツじゃなかったのか!」
「あ?」
確かに私は夕花やメイド長、その他のボディーガード達にボディーガードではポンコツとか言われていた。
「ここまでバレてるならもう言うが!僕は屋敷の中も盗聴していたんだ!だからお前はポンコツだと思って…」
「なんだ、そんな事か…」
そう言いながら私はこの男の首を掴みながら片腕で体を持ち上げた。
「あ、あが!ぐ、くるし…」
「よく言うだろ?能ある鷹は爪を隠すってな。私は面倒事は嫌いなんだ、だからわざとポンコツを演じてるんだ。」
そう言い終えてこの男の首から手を離す。
「…っか、ゴホッ...う、くるしかった…」
「もうわかったな?盗撮も盗聴も悪い事なんだ、だからやめろよ、あと私の事も口外禁止だ。いいな?」
「わ、わかった!で、でも暴力も悪いんだぞ!」
「すまねぇなぁ…」
私は本当に申し訳なさそうな顔をして
「悪いけど、馬鹿だから暴力で解決する方法しか知らないんだよ…」
「なんかさ。」
夕花の、学校の登校中に夕花が言う。
「ん?どした?」
「いや、登校中ってなんか変な視線を感じてたんだけどそれが無くなったなって…」
「そんなんしてたか?」
「あんたそうゆう視線とか気づかなの?」
「悪いがポンコツなんでな、気づかん。」
「自分から言ってどうすんのよ…」
「だが、無くなったんならいいじゃねぇか、きっとそいつも気づいたんだろ?お前がくっそわがままだって事に。」
「んな!私はわがままじゃないわよ!」
いや、普通にわがままだよね。うん。
今日も1日平和である。
今日始まったばかりだけど。
ボディーガードという仕事はダルい。
だからボディーガードを始めて初日だが言う
「ボディーガードをやめたい。」
「何言ってるのよ…」
「別に私じゃなくても他に優秀なやついるだろ。」
「さぁどうかしらね。」
「はぁ…」
常にご主人様の横にいてずっと周りの監視、ご主人様の安全確保。
この動作がもうだるい。
だってやってる事は集中力を使うしずっと立ってなくちゃならない。
もうだるいとしか言えない。
「帰ったら褒美にあなたの好きな物買ってあげるからこれでいい?」
「じゃ小説で。」
「あなた小説よむのね。」
「よく店からパクって読んでたよ。」
「あなた…もうしないでねそれ…」
「あぁ、もうしない、金は入るからな」
「まぁ仕事は続けてもらうけどね。」
「はいよ。」
帰ったらまたメイドの仕事がある。
こりゃ夜小説を読めるかわかんないな…
「ん?」
「どうかしたの?」
「あ、いや、なんでもない」
なにか一瞬視線を感じたのは気のせいか?
気のせいかな?
「さっさと帰るわよ。」
「おう、さっさと仕事をすませたい。」
そうして屋敷ついてメイドの仕事を済ます。
そうして夜。
私は、今日買ってもらった小説を読んでいる。
読んでいる途中に、コンコンと部屋のドアにノック音が響く。
「ん?空いてるぞー」
「失礼するわ。」
部屋にメイド長の紗綾がきた。
「メイド長?どうした?」
「お嬢様からあなたを少々教育しろと言われまして。」
「.......は?」
「あなたの態度が原因よ、屋敷内ならまだしも、外でその態度は流石にまずいわ、それにこの屋敷にお客様が来た時にそんな態度で出迎えるつもり?そんなことしたらお嬢様の顔に泥を塗るわ。」
「…うぐ。」
正論を並べられてなにも言えなくなる。
「はぁ…めんどくさ…んでどうすりゃいいんだよ。」
「とりあえず私の部屋に来てくれる?」
「はいはい…」
それからメイド長の部屋に行き。
3時間ほど常識など色々と教えられミスをすれば訂正してやり直しなどと結構しごかれた。
超絶めんどくさかった。
私は面倒事が本気で嫌いだから勘弁してほしかった。
けどまぁ多少常識はわかった気がする。
多分客の対応くらいは出来るとは思う。
こんな感じで仕事を続けて1ヶ月程たった。
メイドの仕事ではなにも感じずただ流れ作業のようになっているため苦ではない。
ボディーガードの方も別に苦ではないんだが…時々妙な視線を感じる気がしてならない。
けど私にはどうにもできない。
けど今日、朝に少し時間ができた。
いつもならもう少し後に夕花の付き添いをして夕花のボディーガードとして横にいる。
だが今回は少し早めに私1人で外にでた。
屋敷の中庭を通る途中に。
「あら。なにをしているの?お嬢様の付き添いは?」
メイド長が花の手入れをしていた。
「ちょっと市街地まで用事でな、仕事の時間までには戻る。」
「ならいいわ。」
「じゃーな。」
_______________
「ふふ、」
もう少し、もう少しであの子がここを通るはずだ。
僕は彼女には手を出せない、けど見るだけなら別だ。
だから彼女の事をこの目に焼き付ける、そして写真を保存する。永遠に彼女を忘れないために。
あぁ、まだだろうか、早く来ないかな。
できるだけ普通の一般人を演じながら彼女の屋敷の付近に近づく。
道を歩いている途中にいかにもポンコツのボディーガードがこちらにくる。
どうせあいつの事だ、サボりか市街地に行く用事かあるだけに違いない。
そうしてまた僕は一般人を演じながらそいつの横を通る。
通り過ぎて少しほっとした、やはりポンコツか…
「…あが!」
急に後ろ首を捕まれて僕は木々の中に投げ込まれた。
_______________
「はぁ、めんどくせ。」
なるべく人目のつかない場所でとある男を放り投げる。
「お、お前!何をする!」
「そうゆうのいいよ、お前がやってる事は全てわかってるから。」
「え?」
こいつは盗撮者、流石に見逃す訳には行かない気がした。
「お前、もうやめろよ、しょうもないしめんどくさいからさ…」
「お、お前はポンコツじゃなかったのか!」
「あ?」
確かに私は夕花やメイド長、その他のボディーガード達にボディーガードではポンコツとか言われていた。
「ここまでバレてるならもう言うが!僕は屋敷の中も盗聴していたんだ!だからお前はポンコツだと思って…」
「なんだ、そんな事か…」
そう言いながら私はこの男の首を掴みながら片腕で体を持ち上げた。
「あ、あが!ぐ、くるし…」
「よく言うだろ?能ある鷹は爪を隠すってな。私は面倒事は嫌いなんだ、だからわざとポンコツを演じてるんだ。」
そう言い終えてこの男の首から手を離す。
「…っか、ゴホッ...う、くるしかった…」
「もうわかったな?盗撮も盗聴も悪い事なんだ、だからやめろよ、あと私の事も口外禁止だ。いいな?」
「わ、わかった!で、でも暴力も悪いんだぞ!」
「すまねぇなぁ…」
私は本当に申し訳なさそうな顔をして
「悪いけど、馬鹿だから暴力で解決する方法しか知らないんだよ…」
「なんかさ。」
夕花の、学校の登校中に夕花が言う。
「ん?どした?」
「いや、登校中ってなんか変な視線を感じてたんだけどそれが無くなったなって…」
「そんなんしてたか?」
「あんたそうゆう視線とか気づかなの?」
「悪いがポンコツなんでな、気づかん。」
「自分から言ってどうすんのよ…」
「だが、無くなったんならいいじゃねぇか、きっとそいつも気づいたんだろ?お前がくっそわがままだって事に。」
「んな!私はわがままじゃないわよ!」
いや、普通にわがままだよね。うん。
今日も1日平和である。
今日始まったばかりだけど。
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