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想いは胸に秘めたまま……
2. クリスマスイブ
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明美さんの妊娠が判ってから、明美さんは5階の社長の寝室には一切来なくなった。
僕はすこしほっとした。
あれから明美さんは僕に対しても何も言わなくなった。
あれ以上のことは全く知らなかったんだろう。そして、興味もなかったんだろう。
僕もあれから授業が詰まっていて、明美さんとも会わず、社長の秘書の方の仕事を手伝うことも出来ずに日々が過ぎていった。
なんとか冬休みまでに通常の単位まで取れたころ、社長に会社の社長室まで来るように言われた。
スーツに着替える。
会社に出向くのは久しぶりだ。
何か大きな会議か商談でもあるのだろうか。
社長は僕の学校の合間には、そういう場によく呼び出す。
経験を積ませたいのだと。
本社の受付にパスを見せ、重役室のあるフロアーに繋がっている専用のエレベーターに乗り込んだ。
「ああ……、手島君」
社長室の前の秘書室から、いつもお世話になっている秘書の方が出てきた。
「社長に呼ばれましたが、何かあるんですか?」
「いや、僕も今日は帰るように言われていて……。特に仕事は入っていないんだけど。
だってほら、今日、……ね」
そう言いながら、社長室のドアをノックした。
「社長、手島君が来ました。
私はこれで、帰らせていただきます。よろしいでしょうか」
社長室の大きな椅子に腰掛けて、タバコを吸っていた社長は、その秘書の言葉に頷いた。
「それじゃ、手島君。メリークリスマス!」
その秘書の方は、僕の肩にぽんと手を置くと、そう言ってエレベーターホールへと歩いていった。
あっ……
今日はクリスマスイブだったんだ……。
「社長……今日は、なんでしょうか……」
社長はタバコをクリスタルの灰皿に押し付けると、すっと立ち上がり僕のほうへと歩いてきた。
ぐいっと腕を捕まれ、ぎゅっと抱きしめられる。
「!!!!」
「久しぶりに見るな、お前のスーツ姿」
耳元で低い声が響く。タバコの香りが鼻を擽り、温もりが胸を熱くする。
ゆっくり顔が近づいたかと思うと、鼻をかすめ、そのまま唇が合わさる。
舌が僕の舌を捕らえ、絡め、社長の味に全身が痺れる。
「んん……んっ…んんっ……」
何度も何度も角度を変えながら、重なり合う。
顔が火照り、冷たかった手や頬も火が付いたように熱くなる。
ようやく解放され、はぁ…と息を吐くと、社長は僕を見つめていた。
「ど…どうしたん…ですか……」
「……ん、ちょっと。嬉しいことがあって……。
なんだか、偶然クリスマスイブだって言うしな。
お前を抱きたくなった」
ドキン!!
嬉しいことがあって、僕を呼び出したの!?
偶然だったとしても、クリスマスイブの夜に、好きな人と過ごせるなんて……。
僕は感動して立ち尽くしていた。
社長はリモコンで部屋の明かりを消し、外の夜景の光だけがオフィスに差し込んだ。
広い社長のデスクに僕は押し倒される。
そのまま耳を舐められ、身をよじる。首筋までキスを広げると、また唇が重なった。
キスをかわしながら、社長の手は僕のワイシャツをズボンから引っ張りだし、ボタンを外しだした。
乳首があらわになると、そこへ唇が押し当てられ、突起を舌で遊ぶ。
「しゃ……社長、誰か来たらどうするん……」
僕は慌てた。
以前、社長室でフェラチオをしていて、いきなり重役の方が押しかけて来たことがあって、急いでデスクの下に隠れたことがあったから……。
アポなしだったので秘書の方は慌てて止めに入ったのだけど、どうも自分の不手際で左遷されることへの抗議だったようだ。
社長はその重役を説得しながらも僕に舐めるよう強要し、すごくドキドキしながら咥えていた。
後で社長室に居るはずの僕が居なかったので、秘書の方は不思議がっていた。
「大丈夫だ。前のようなことが無いよう、このフロアー全部に人払いをし、エレベーターも止まらないようにした」
少しほっとした。
ネクタイはそのままにワイシャツの前だけを開かれ、ぐりぐりと乳首を摘まれながらもう片方は舐めまわされる。
その刺激で下半身が盛り上がる。
「あ……あんっ……んっ…あっ……」
ごりごりと社長も僕の股間に股を擦りつけ、固く太い肉棒を感じた。
「エロいなぁ。
はだけたシャツにネクタイは……」
カァーーーー!!
顔が真っ赤になるのを感じた。
荒い息遣いで僕を見下し、股間を擦りつけ、自分のネクタイを緩めながらそんなことを口に出すなんて……。
そんな社長のほうがエロくて、ドキドキが止まらない。
だが僕が恥ずかしがっているのもお構いなしに、社長は僕のベルトに手をかける。
カチャカチャ……ジーーー
そのままパンツごと掴み、僕の立ち上がったモノを露にする。
いろんな期待でもう濡れているそれを社長は口に含み、しゃぶりだした。
僕はすこしほっとした。
あれから明美さんは僕に対しても何も言わなくなった。
あれ以上のことは全く知らなかったんだろう。そして、興味もなかったんだろう。
僕もあれから授業が詰まっていて、明美さんとも会わず、社長の秘書の方の仕事を手伝うことも出来ずに日々が過ぎていった。
なんとか冬休みまでに通常の単位まで取れたころ、社長に会社の社長室まで来るように言われた。
スーツに着替える。
会社に出向くのは久しぶりだ。
何か大きな会議か商談でもあるのだろうか。
社長は僕の学校の合間には、そういう場によく呼び出す。
経験を積ませたいのだと。
本社の受付にパスを見せ、重役室のあるフロアーに繋がっている専用のエレベーターに乗り込んだ。
「ああ……、手島君」
社長室の前の秘書室から、いつもお世話になっている秘書の方が出てきた。
「社長に呼ばれましたが、何かあるんですか?」
「いや、僕も今日は帰るように言われていて……。特に仕事は入っていないんだけど。
だってほら、今日、……ね」
そう言いながら、社長室のドアをノックした。
「社長、手島君が来ました。
私はこれで、帰らせていただきます。よろしいでしょうか」
社長室の大きな椅子に腰掛けて、タバコを吸っていた社長は、その秘書の言葉に頷いた。
「それじゃ、手島君。メリークリスマス!」
その秘書の方は、僕の肩にぽんと手を置くと、そう言ってエレベーターホールへと歩いていった。
あっ……
今日はクリスマスイブだったんだ……。
「社長……今日は、なんでしょうか……」
社長はタバコをクリスタルの灰皿に押し付けると、すっと立ち上がり僕のほうへと歩いてきた。
ぐいっと腕を捕まれ、ぎゅっと抱きしめられる。
「!!!!」
「久しぶりに見るな、お前のスーツ姿」
耳元で低い声が響く。タバコの香りが鼻を擽り、温もりが胸を熱くする。
ゆっくり顔が近づいたかと思うと、鼻をかすめ、そのまま唇が合わさる。
舌が僕の舌を捕らえ、絡め、社長の味に全身が痺れる。
「んん……んっ…んんっ……」
何度も何度も角度を変えながら、重なり合う。
顔が火照り、冷たかった手や頬も火が付いたように熱くなる。
ようやく解放され、はぁ…と息を吐くと、社長は僕を見つめていた。
「ど…どうしたん…ですか……」
「……ん、ちょっと。嬉しいことがあって……。
なんだか、偶然クリスマスイブだって言うしな。
お前を抱きたくなった」
ドキン!!
嬉しいことがあって、僕を呼び出したの!?
偶然だったとしても、クリスマスイブの夜に、好きな人と過ごせるなんて……。
僕は感動して立ち尽くしていた。
社長はリモコンで部屋の明かりを消し、外の夜景の光だけがオフィスに差し込んだ。
広い社長のデスクに僕は押し倒される。
そのまま耳を舐められ、身をよじる。首筋までキスを広げると、また唇が重なった。
キスをかわしながら、社長の手は僕のワイシャツをズボンから引っ張りだし、ボタンを外しだした。
乳首があらわになると、そこへ唇が押し当てられ、突起を舌で遊ぶ。
「しゃ……社長、誰か来たらどうするん……」
僕は慌てた。
以前、社長室でフェラチオをしていて、いきなり重役の方が押しかけて来たことがあって、急いでデスクの下に隠れたことがあったから……。
アポなしだったので秘書の方は慌てて止めに入ったのだけど、どうも自分の不手際で左遷されることへの抗議だったようだ。
社長はその重役を説得しながらも僕に舐めるよう強要し、すごくドキドキしながら咥えていた。
後で社長室に居るはずの僕が居なかったので、秘書の方は不思議がっていた。
「大丈夫だ。前のようなことが無いよう、このフロアー全部に人払いをし、エレベーターも止まらないようにした」
少しほっとした。
ネクタイはそのままにワイシャツの前だけを開かれ、ぐりぐりと乳首を摘まれながらもう片方は舐めまわされる。
その刺激で下半身が盛り上がる。
「あ……あんっ……んっ…あっ……」
ごりごりと社長も僕の股間に股を擦りつけ、固く太い肉棒を感じた。
「エロいなぁ。
はだけたシャツにネクタイは……」
カァーーーー!!
顔が真っ赤になるのを感じた。
荒い息遣いで僕を見下し、股間を擦りつけ、自分のネクタイを緩めながらそんなことを口に出すなんて……。
そんな社長のほうがエロくて、ドキドキが止まらない。
だが僕が恥ずかしがっているのもお構いなしに、社長は僕のベルトに手をかける。
カチャカチャ……ジーーー
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