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見えない鎖
3. 《弘和side》二度とこんな事をしないために
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《弘和side》
二ヶ月ぶりの手島の身体は、一段と細くなっていた。
それが、私が結婚し妻を娶ったが故の苦悩の証と考えると、背筋から興奮が沸いてきて同時に喜びが私を包んだ。
しかしそれは、私が手島を愛おしいと想い、恋人や伴侶にするような愛をめいっぱい注いだSEXが逆にそう思わせるのに拍車をかけ、結果、手島は私の所にはもう居場所がないと感じたのだ。
二度とこんな事をしないために
手島には愛ではなく、理由が必要だった。
きつめに締めた首輪が食い込み、腕には縛り上げた跡が残った。
アナルの襞は荒い息とともにぱくぱくと可愛くヒクつき、血の混じった欲液がその度に溢れ出る。
手酷く抱くことで、自分の役割をちゃんと解らせる。
特別な存在意義が、見えない鎖となって手島を繋ぎ止めることができるだろう。
これが私の答えだった。
私の指でイッた手島は意識を手放したようだ。
咥えていたタバコを最後に一吸して土に押し付け消すと、車に積んでいた簡易用の毛布で手島の身体を包み、後部座席へと寝かせた。
土の付いた顔を撫でる。
メガネを外し、やわらかい唇に押し当てるだけのキスをする。
すると
「……ひろ……かずさ…ん……」
手島がそう呟いた。
ドキン!
その顔はすこしほっとしたように色味がさし、私も胸をなでおろした。
手島には、ごく平凡な普通の人生を歩ませてあげていればよかったのかもしれないと、考えたこともあった。
私の独占欲が、彼を性奴隷という存在に閉じ込めてしまったのは事実だ。
もしかしたら愛を語ってやれば、いつか手島も私の愛に包まれ幸せを感じてくれる時が来るかもしれないと、そんな夢物語のようなことを思ったりもしたが、
その度に、あの叔父の家の茂みで待ちぼうけを食らった自分が脳裏にちらついた。
愛など冷めてしまえば後は離れるばかりだ。
そして、今日思い知った。
手島はもう平凡な普通の人生は歩めない。
私がそうさせた。
そのように育ててきたのだ。
一生側に置く為に、私は覚悟を決めた。
二ヶ月ぶりの手島の身体は、一段と細くなっていた。
それが、私が結婚し妻を娶ったが故の苦悩の証と考えると、背筋から興奮が沸いてきて同時に喜びが私を包んだ。
しかしそれは、私が手島を愛おしいと想い、恋人や伴侶にするような愛をめいっぱい注いだSEXが逆にそう思わせるのに拍車をかけ、結果、手島は私の所にはもう居場所がないと感じたのだ。
二度とこんな事をしないために
手島には愛ではなく、理由が必要だった。
きつめに締めた首輪が食い込み、腕には縛り上げた跡が残った。
アナルの襞は荒い息とともにぱくぱくと可愛くヒクつき、血の混じった欲液がその度に溢れ出る。
手酷く抱くことで、自分の役割をちゃんと解らせる。
特別な存在意義が、見えない鎖となって手島を繋ぎ止めることができるだろう。
これが私の答えだった。
私の指でイッた手島は意識を手放したようだ。
咥えていたタバコを最後に一吸して土に押し付け消すと、車に積んでいた簡易用の毛布で手島の身体を包み、後部座席へと寝かせた。
土の付いた顔を撫でる。
メガネを外し、やわらかい唇に押し当てるだけのキスをする。
すると
「……ひろ……かずさ…ん……」
手島がそう呟いた。
ドキン!
その顔はすこしほっとしたように色味がさし、私も胸をなでおろした。
手島には、ごく平凡な普通の人生を歩ませてあげていればよかったのかもしれないと、考えたこともあった。
私の独占欲が、彼を性奴隷という存在に閉じ込めてしまったのは事実だ。
もしかしたら愛を語ってやれば、いつか手島も私の愛に包まれ幸せを感じてくれる時が来るかもしれないと、そんな夢物語のようなことを思ったりもしたが、
その度に、あの叔父の家の茂みで待ちぼうけを食らった自分が脳裏にちらついた。
愛など冷めてしまえば後は離れるばかりだ。
そして、今日思い知った。
手島はもう平凡な普通の人生は歩めない。
私がそうさせた。
そのように育ててきたのだ。
一生側に置く為に、私は覚悟を決めた。
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