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調教部屋
2. 明日から……いったい何が始まるんだろう。
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食事はすごく美味しかった。
もともと食は細いほうだったが、こんなのを毎日食べたら太ってしまうじゃないかと考え、ふと、小さいころに読んだグリム童話のヘンゼルとグレーテルを思い出した。
ふふっ、まさか食べられはしないよね。
自分の家だった宅舎の部屋とこの部屋を比べると、自分が今どんな立場なのかわからなくなる。
だが、僕はもう確実に自分の自由の利かない場所にいるのだと、重い扉の鍵がかかる音で実感するのだった。
明日から……いったい何が始まるんだろう。
とりあえずシャワーを浴びて寝ようと考え、もう着ないであろう父さんが用意してくれた学ランを脱ぎ捨てた。
タオルは洗面のところに清潔に山のように積んであった。
部屋のほうの引き出しを探る。
「!!」
さっきスイッチを入れていたものはこれ!?
どう考えても男性の性器を象ったものが細いものから、人間のものじゃないんじゃないかと思うくらい太くて長いものまで入っていて、他にも何に使うのかはわからないが、卑猥なものがごろごろと入っていた。
中には、電動ドリルのようなものの先に筒状のやわらかいものが付いているものまであって、さながら工具箱のようになっていた。
ちょ…う…きょう……。
じわじわと言葉の意味がわかってきた。
さらに他の引き出しには、女物の服が何着も入っていたが、どれも大切な性器や胸の部分がシースルーや見えてしまうものばかりだった。
……いつか女の子をここに監禁するつもりだった!?
過去に義母さんと父さんが話していたことを思い出した。
『ご主人のお兄さんは女遊びが酷いらしい……』
酷いって……そういう意味だったの!!
『私は男の子に興味はないからな』
さっきの弘和さんのお父さんの言葉で、男の子にそういう意味で興味のある人に僕は売られるのだとようやく理解した。
そして、その時の後に続いた言葉がよみがえり、意味を理解した僕にとって絶望的な言葉となって響いた。
『……お前も……そうだろう?』
僕はとりあえずは透けていないシャツを一枚見つけ、シャワーを浴び、髪の毛もまだ乾かぬうちに布団にもぐりこんだ。
怖かった。
男性とのセックスを知っているだけに、「調教」をして自分の身体がどうなってしまうのかわからない。
それに、弘和さんは男の子に興味がないと言った言葉に無言だったことも、僕を不安に陥れていた。
もともと食は細いほうだったが、こんなのを毎日食べたら太ってしまうじゃないかと考え、ふと、小さいころに読んだグリム童話のヘンゼルとグレーテルを思い出した。
ふふっ、まさか食べられはしないよね。
自分の家だった宅舎の部屋とこの部屋を比べると、自分が今どんな立場なのかわからなくなる。
だが、僕はもう確実に自分の自由の利かない場所にいるのだと、重い扉の鍵がかかる音で実感するのだった。
明日から……いったい何が始まるんだろう。
とりあえずシャワーを浴びて寝ようと考え、もう着ないであろう父さんが用意してくれた学ランを脱ぎ捨てた。
タオルは洗面のところに清潔に山のように積んであった。
部屋のほうの引き出しを探る。
「!!」
さっきスイッチを入れていたものはこれ!?
どう考えても男性の性器を象ったものが細いものから、人間のものじゃないんじゃないかと思うくらい太くて長いものまで入っていて、他にも何に使うのかはわからないが、卑猥なものがごろごろと入っていた。
中には、電動ドリルのようなものの先に筒状のやわらかいものが付いているものまであって、さながら工具箱のようになっていた。
ちょ…う…きょう……。
じわじわと言葉の意味がわかってきた。
さらに他の引き出しには、女物の服が何着も入っていたが、どれも大切な性器や胸の部分がシースルーや見えてしまうものばかりだった。
……いつか女の子をここに監禁するつもりだった!?
過去に義母さんと父さんが話していたことを思い出した。
『ご主人のお兄さんは女遊びが酷いらしい……』
酷いって……そういう意味だったの!!
『私は男の子に興味はないからな』
さっきの弘和さんのお父さんの言葉で、男の子にそういう意味で興味のある人に僕は売られるのだとようやく理解した。
そして、その時の後に続いた言葉がよみがえり、意味を理解した僕にとって絶望的な言葉となって響いた。
『……お前も……そうだろう?』
僕はとりあえずは透けていないシャツを一枚見つけ、シャワーを浴び、髪の毛もまだ乾かぬうちに布団にもぐりこんだ。
怖かった。
男性とのセックスを知っているだけに、「調教」をして自分の身体がどうなってしまうのかわからない。
それに、弘和さんは男の子に興味がないと言った言葉に無言だったことも、僕を不安に陥れていた。
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