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実践
7. 《手島side》しゃ……社長……
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《手島side》
「私は28歳で社長になった。
父はスキャンダルで役員から失脚させられたから、私にはそんなスキャンダルはご法度だった。
だが……その頃私を虜にしていたのは…………」
社長はそう言うと、私の頭を大きな手で引き寄せ、激しくキスをした。
唇が離れ、はぁと一呼吸し私を見つめる。
「……だが、父がお前のあの淫らな姿を私に見せ、お前にも同時にそういう屈辱を与え、私の心は一旦冷静になれた。
父の目論みは別のところにあったようだが、私はそんなお前だからこそ性奴隷として受け入れられたんだ。
盲目のごとくお前に一心になってしまっていたら、
今の谷垣家も、
私も、
お前が私の側に居ることも叶わなかったかもしれない」
一瞬、社長の言っている意味が分からなかった。
私はぽかんっと社長の顔を眺めた。
メガネがないのでとてもぼやっとした視界だが、社長が切ない眼差しで私を見ているのがわかった。
「しゃ……社長……」
私が社長の言わんとするところに気づき震える声でそう呟いた時、部屋の扉がけたたましい音を立て激しく開いた。
バンッ!!
カツッカツッカツッカツッカツッ!!
バキッ!!!!
社長は殴られ私のベッドへと吹き飛ばされた。
「私は28歳で社長になった。
父はスキャンダルで役員から失脚させられたから、私にはそんなスキャンダルはご法度だった。
だが……その頃私を虜にしていたのは…………」
社長はそう言うと、私の頭を大きな手で引き寄せ、激しくキスをした。
唇が離れ、はぁと一呼吸し私を見つめる。
「……だが、父がお前のあの淫らな姿を私に見せ、お前にも同時にそういう屈辱を与え、私の心は一旦冷静になれた。
父の目論みは別のところにあったようだが、私はそんなお前だからこそ性奴隷として受け入れられたんだ。
盲目のごとくお前に一心になってしまっていたら、
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「しゃ……社長……」
私が社長の言わんとするところに気づき震える声でそう呟いた時、部屋の扉がけたたましい音を立て激しく開いた。
バンッ!!
カツッカツッカツッカツッカツッ!!
バキッ!!!!
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