9 / 53
直し中
2
しおりを挟む
私は一度学園長に会いに行くことになってるので、シーラ達と別れた。大体はSクラスの先生と行動しないといけないらしい。勘違いする生徒が出てくるかららしい。
で、今。理事長室の前に立っている。豪華なドアをノックして開ける。
「失礼します。クロロフェル・F・ユリウスでございます」
完っっ璧な淑女の例をとる。我ながらいい出来だ。
「面を上げろ」
低い声がかけられる。よっしゃ。あげてもいいの…か…え?
「ふふふ。驚いたか!私だよ!」
見た目にそぐう女性の声。耳が長い綺麗なおばあさんだ。勿論テンプレで学園長はエルフだとは知って居たけど…えええ!
「訳がわからない顔をしてるな。クロ」
「え?コローネ?」
「そうよクロ。驚いた?確か前に学園長やってるって言ったような気がするけど」
「聞いてない聞いてない!本当にコローネ!?久しぶり!」
「ええ。久しぶりね。最近忙しくてギルドに行けなかったのよ。会いたかったわ~。クロ~」
コローネが抱きついてきた。コローネは冒険者に知り合った。たまに一緒に仕事をしたりする中だ。いつも孫みたいに扱ってくれる。
「この学校にクロが来るって聞いて、でもEクラスって書いてあって何かの間違いと思ったけど、まさか噂のユリウス家の娘だなんて。いつもは仮面で顔を隠してるから髪の色で気づいたわ。銀なんてそうそういないもの」
「いいですよ。それでなんで呼んだんですか?」
「そうだったそうだった。ジン」
「はい」
隣の部屋から入ってきたのは茶髪で目が茶色。いったって普通の色彩。でも結構イケメンだ。
「ジン!もしかしてジンがSクラスの担任?」
「そうですよ。クロ」
ジンは私の弟子のようなものだ。昔に一難あったのだ。まぁそれは後ほど。
「よかった。知らない人だと動きづらくて」
「私も学校でもクロと居られるなんて幸せですよ」
嬉しいこと言ってくれる。イケメンが言うと破壊力が倍だ。
「私が手配したんだ。これで、担任から蔑まれた目では見られないだろう」
「ありがとう!コローネ!お礼にこれあげる。前に壊れったって言ってたでしょ?」
私はコローネを光る石を、ジンには高級そうな杖をあげた。
「え?これって超級魔法の結界石じゃないか。こんなのもらっていいのか?クロならすぐ作れそうだが…」
超級魔法とはとにかく凄い人が使える魔法だ。
「いいよ別に。ジンはどう?さっきお礼って言ったけど前からあげるつもりだったからジン専用だよ」
「これはもしかしてS3レアの杖ですか?」
「そうだよ。私のも使って、作った私特製の杖!剣にもなるよ」
S3というのは、武器のレア度だ。F1からS5まである。Fはそこらへんの石とか小枝だ。S5というのは、今この世界では神話に出て来る武器だ。今この世界で発見されてる最高レア度はS1までだ。
因みに私の装備は全てS5。ほぼ全部自分で作った。けどこの世界は私がプレイしてたゲームと似たように作られたって神様が言ってて、武器とかは同じだから、特典としてそのゲームの装備を全部《家》の倉庫に入れてくれた。
家は、神様がこれまた大サービスでくれた一見テントに見えるけど中は家です。というアイテムだ。これもテンプレである。
神様はそのゲームをサブとして、メインの二つの世界と融合して作ったとも言ってたな。なんの世界だろう。
「ありがとうございます!一生大切にします!」
おっと話がずれてたか。
「そうしてね。それは腕輪になるからね」
「展開式魔法道具でもありましたか!」
展開式魔法道具とはアクセサリーなどに変換させ、コンパクトにでき、持ち運びなどにいい魔法道具だ。便利だけど高い。
「それは置いておいて、早く行かないと授業に遅れる。ジン。みんなの前では私達は生徒と教師で今日会ったばかりの初対面だよ。間違ってもクロとは呼んでは行けないよ」
「……わかりました」
シュンっとうなだれてしまったが仕方がない。これは必要な事だ。
そして私達はSクラスに向かった。勿論点数表を持って。
---------
クラスでステータス!
で、今。理事長室の前に立っている。豪華なドアをノックして開ける。
「失礼します。クロロフェル・F・ユリウスでございます」
完っっ璧な淑女の例をとる。我ながらいい出来だ。
「面を上げろ」
低い声がかけられる。よっしゃ。あげてもいいの…か…え?
「ふふふ。驚いたか!私だよ!」
見た目にそぐう女性の声。耳が長い綺麗なおばあさんだ。勿論テンプレで学園長はエルフだとは知って居たけど…えええ!
「訳がわからない顔をしてるな。クロ」
「え?コローネ?」
「そうよクロ。驚いた?確か前に学園長やってるって言ったような気がするけど」
「聞いてない聞いてない!本当にコローネ!?久しぶり!」
「ええ。久しぶりね。最近忙しくてギルドに行けなかったのよ。会いたかったわ~。クロ~」
コローネが抱きついてきた。コローネは冒険者に知り合った。たまに一緒に仕事をしたりする中だ。いつも孫みたいに扱ってくれる。
「この学校にクロが来るって聞いて、でもEクラスって書いてあって何かの間違いと思ったけど、まさか噂のユリウス家の娘だなんて。いつもは仮面で顔を隠してるから髪の色で気づいたわ。銀なんてそうそういないもの」
「いいですよ。それでなんで呼んだんですか?」
「そうだったそうだった。ジン」
「はい」
隣の部屋から入ってきたのは茶髪で目が茶色。いったって普通の色彩。でも結構イケメンだ。
「ジン!もしかしてジンがSクラスの担任?」
「そうですよ。クロ」
ジンは私の弟子のようなものだ。昔に一難あったのだ。まぁそれは後ほど。
「よかった。知らない人だと動きづらくて」
「私も学校でもクロと居られるなんて幸せですよ」
嬉しいこと言ってくれる。イケメンが言うと破壊力が倍だ。
「私が手配したんだ。これで、担任から蔑まれた目では見られないだろう」
「ありがとう!コローネ!お礼にこれあげる。前に壊れったって言ってたでしょ?」
私はコローネを光る石を、ジンには高級そうな杖をあげた。
「え?これって超級魔法の結界石じゃないか。こんなのもらっていいのか?クロならすぐ作れそうだが…」
超級魔法とはとにかく凄い人が使える魔法だ。
「いいよ別に。ジンはどう?さっきお礼って言ったけど前からあげるつもりだったからジン専用だよ」
「これはもしかしてS3レアの杖ですか?」
「そうだよ。私のも使って、作った私特製の杖!剣にもなるよ」
S3というのは、武器のレア度だ。F1からS5まである。Fはそこらへんの石とか小枝だ。S5というのは、今この世界では神話に出て来る武器だ。今この世界で発見されてる最高レア度はS1までだ。
因みに私の装備は全てS5。ほぼ全部自分で作った。けどこの世界は私がプレイしてたゲームと似たように作られたって神様が言ってて、武器とかは同じだから、特典としてそのゲームの装備を全部《家》の倉庫に入れてくれた。
家は、神様がこれまた大サービスでくれた一見テントに見えるけど中は家です。というアイテムだ。これもテンプレである。
神様はそのゲームをサブとして、メインの二つの世界と融合して作ったとも言ってたな。なんの世界だろう。
「ありがとうございます!一生大切にします!」
おっと話がずれてたか。
「そうしてね。それは腕輪になるからね」
「展開式魔法道具でもありましたか!」
展開式魔法道具とはアクセサリーなどに変換させ、コンパクトにでき、持ち運びなどにいい魔法道具だ。便利だけど高い。
「それは置いておいて、早く行かないと授業に遅れる。ジン。みんなの前では私達は生徒と教師で今日会ったばかりの初対面だよ。間違ってもクロとは呼んでは行けないよ」
「……わかりました」
シュンっとうなだれてしまったが仕方がない。これは必要な事だ。
そして私達はSクラスに向かった。勿論点数表を持って。
---------
クラスでステータス!
10
お気に入りに追加
2,405
あなたにおすすめの小説
私はモブのはず
シュミー
恋愛
私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。
けど
モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。
モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。
私はモブじゃなかったっけ?
R-15は保険です。
ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。
注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。
前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
悪役令嬢?いま忙しいので後でやります
みおな
恋愛
転生したその世界は、かつて自分がゲームクリエーターとして作成した乙女ゲームの世界だった!
しかも、すべての愛を詰め込んだヒロインではなく、悪役令嬢?
私はヒロイン推しなんです。悪役令嬢?忙しいので、後にしてください。
悪役令嬢の独壇場
あくび。
ファンタジー
子爵令嬢のララリーは、学園の卒業パーティーの中心部を遠巻きに見ていた。
彼女は転生者で、この世界が乙女ゲームの舞台だということを知っている。
自分はモブ令嬢という位置づけではあるけれど、入学してからは、ゲームの記憶を掘り起こして各イベントだって散々覗き見してきた。
正直に言えば、登場人物の性格やイベントの内容がゲームと違う気がするけれど、大筋はゲームの通りに進んでいると思う。
ということは、今日はクライマックスの婚約破棄が行われるはずなのだ。
そう思って卒業パーティーの様子を傍から眺めていたのだけど。
あら?これは、何かがおかしいですね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる