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春休みの間
テンプレ事件は入りません!!
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「いい買い物したな」
場所は帰り道、時刻は午後1時を指している。
「あとは近場のスーパーで買い物をしていくか。」
「真琴兄さん。でもメモには「おでんの食材と牛乳そしてその他。しいたけは絶対買って」としか書いてないけど」
「何時ものことだろう」
「母さんらしいや。」
白は真琴と並び帰路を歩く。すると手前に近所のおばさんが現れた。
ピコーン
>話す
>殴る
>逃げる
なんかコマンドが浮かんできた。話すは普通だ。二番目、なんで殴るの選択肢が出てくる。逃げるのコマンドも何処に逃げる必要がある。必然的に選択は話すしかないじゃないか。
ピッ
>話す
「こんにちは。梅さん」
「あら。白ちゃんと真琴くんじゃない」
この人は梅さんだ近所で唯一私を地味子と呼ばない優しい人だ。
「今妹の白と買い出し中ですね」
「偉いわね~。ちゃんと親のこと聞いて。今孫はね、何か頼んだらすぐに反抗してくるのよ。あなたたちとあまり変わらないのに。」
確か梅さんのお孫さんは14歳、考と同い年だ。これが俗に言う反抗期というものか。不思議だ。嫌な両親だったらまだしも、梅さん優しいのに反抗するとか。
「そういえば聞いた?さっき13区で銀行強盗があってこっち方面に逃げてるって噂なの。きおつけてね。」
銀行強盗。忠告感謝痛み入ろう。ンンッ!チョットキャラが。
「ありがとうございます。そろそろ行かなければならないのでここで」
真琴が話を区切り、スーパーに行かなくてわならないと告げ、梅さんと別れた。
「物騒だね」
「ほんとだ。気おつけるんだぞ。」
「う、うん」
なんか嫌な予感。は!やばい。フラグ立てたかも。て違う違う。お願いだ気のせいであってくれ。
####################
「これぐらいでいいかな」
私はカートの中を確認し、レジに向かった。
その瞬間
「おい!全員動くな!!動いたら撃つ!お前ら立てこもるぞ!」
大きな音を立てて数人の銃を持った人達がなだれ込んできた。皆武装をしている。周りは悲鳴をあげる。周囲はパニックにおちいった。その中で白はというと
はいこれフラグー。フラグー。さっき立てたフラグー。なんでこんな面倒なフラグを私は立ててしまったのだろうか。もう疲れて、家でゴロゴロしたい。と言うかどんな確率で此処にきたんだよ、KYどもが。(KY=空気読めない)
と悪態をついていた。強盗犯?テロリスト?は店内にいた役二十名の人を一箇所に集め、それを数人が囲み逃げ出さないように見張る形で、残りは警察を退けるための段ボール(笑)バリアを作り、外見る人で別れていた。
フォーメーション雑だな。もう少し考えろよ。こんなんじゃすぐ捕まる。人質いなかったら瞬殺だな。警察に。
白はまたも、この場にそぐわないことを考ていた。
「白、大丈夫か?」
小声で真琴兄さんが話しかけてきた。いい判断んだな。どんな時でもまずは情報を集めないといけないからな。
「うん。まさか梅さんの忠告が当たるなんて。」
「そうだね。で、どうしようこの状態。」
「まだ動かない方がいい。あちらはまだ店内に逃げ込んだばかりで警戒している。少し待てば警戒が緩むだろう。下手に動けば撃たれる。この場面では待つが一番いい判断だ。」
「確かに」
白の言葉に頷き、元の体制に戻る。すると後ろから低い声がかかった。もちろん小声だ。
「おいあんたら話は聞いていたがいい判断力を持ってるな。俺は刑事をやってる。お前さんの判断は正しい。」
テンプレー。またもテンプレー。なんで都合よく刑事がいるんだよ。
悪態をつく白。緊張感のかけらもない。
「だがお前らは見た所高校生。下手に動かず。大人達に任せろ。」
さすが刑事。民、じゃなくて、一般市民のことを考えている。だがたかが刑事一人。何が出来ると言うんだろう。武装は見た所懐に拳銃を、右足にナイフを隠し持っているぐらい。
相手は一人一丁の銃を持っている。半数はハンドガンだが、半数はもっと強力なやつ。銃に詳しくはないが、もう見た目的にそうだ。
「おっさん。この状況見て一人で何が出来ると言う?私に打開策がある。そんときにあんたに手伝ってもらいたい。策は追って伝える。」
おっと、少し黒騎士が顔を出してしまった。抑えるんだ。私は白。今は黒騎士ではない。
その場しのぎに打開策があると言ったが、どうしよう……
「そ、そうか。確かに俺の判断は少し間違っていたようだ。お嬢ちゃん動くときは教えろ。手伝うことぐらいは出来る。」
刑事のおっさんが周りをもう一度見回してから、少し考え、頷く。
「ありがとうございます。でも今は待つしかないですね。」
よし、これで扱える駒が増えた。さて、どうしたもんか。私の力を使えば簡単に解決だが、なるべく使いたくない。何処まで隠し通せるかが鍵か。駒が増えても一人だけ、状況が苦しいのは変わらない。ああ、超めんどくさい。帰りたいな。
-------------------
次は事件解決ですよ!次はちょっと主人公が能力使います。今回少し短かったですけど許してください。
あとこう言うテンプレ描きたかったんです。この話はそんなに重要じゃあないんですけどね……。
場所は帰り道、時刻は午後1時を指している。
「あとは近場のスーパーで買い物をしていくか。」
「真琴兄さん。でもメモには「おでんの食材と牛乳そしてその他。しいたけは絶対買って」としか書いてないけど」
「何時ものことだろう」
「母さんらしいや。」
白は真琴と並び帰路を歩く。すると手前に近所のおばさんが現れた。
ピコーン
>話す
>殴る
>逃げる
なんかコマンドが浮かんできた。話すは普通だ。二番目、なんで殴るの選択肢が出てくる。逃げるのコマンドも何処に逃げる必要がある。必然的に選択は話すしかないじゃないか。
ピッ
>話す
「こんにちは。梅さん」
「あら。白ちゃんと真琴くんじゃない」
この人は梅さんだ近所で唯一私を地味子と呼ばない優しい人だ。
「今妹の白と買い出し中ですね」
「偉いわね~。ちゃんと親のこと聞いて。今孫はね、何か頼んだらすぐに反抗してくるのよ。あなたたちとあまり変わらないのに。」
確か梅さんのお孫さんは14歳、考と同い年だ。これが俗に言う反抗期というものか。不思議だ。嫌な両親だったらまだしも、梅さん優しいのに反抗するとか。
「そういえば聞いた?さっき13区で銀行強盗があってこっち方面に逃げてるって噂なの。きおつけてね。」
銀行強盗。忠告感謝痛み入ろう。ンンッ!チョットキャラが。
「ありがとうございます。そろそろ行かなければならないのでここで」
真琴が話を区切り、スーパーに行かなくてわならないと告げ、梅さんと別れた。
「物騒だね」
「ほんとだ。気おつけるんだぞ。」
「う、うん」
なんか嫌な予感。は!やばい。フラグ立てたかも。て違う違う。お願いだ気のせいであってくれ。
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「これぐらいでいいかな」
私はカートの中を確認し、レジに向かった。
その瞬間
「おい!全員動くな!!動いたら撃つ!お前ら立てこもるぞ!」
大きな音を立てて数人の銃を持った人達がなだれ込んできた。皆武装をしている。周りは悲鳴をあげる。周囲はパニックにおちいった。その中で白はというと
はいこれフラグー。フラグー。さっき立てたフラグー。なんでこんな面倒なフラグを私は立ててしまったのだろうか。もう疲れて、家でゴロゴロしたい。と言うかどんな確率で此処にきたんだよ、KYどもが。(KY=空気読めない)
と悪態をついていた。強盗犯?テロリスト?は店内にいた役二十名の人を一箇所に集め、それを数人が囲み逃げ出さないように見張る形で、残りは警察を退けるための段ボール(笑)バリアを作り、外見る人で別れていた。
フォーメーション雑だな。もう少し考えろよ。こんなんじゃすぐ捕まる。人質いなかったら瞬殺だな。警察に。
白はまたも、この場にそぐわないことを考ていた。
「白、大丈夫か?」
小声で真琴兄さんが話しかけてきた。いい判断んだな。どんな時でもまずは情報を集めないといけないからな。
「うん。まさか梅さんの忠告が当たるなんて。」
「そうだね。で、どうしようこの状態。」
「まだ動かない方がいい。あちらはまだ店内に逃げ込んだばかりで警戒している。少し待てば警戒が緩むだろう。下手に動けば撃たれる。この場面では待つが一番いい判断だ。」
「確かに」
白の言葉に頷き、元の体制に戻る。すると後ろから低い声がかかった。もちろん小声だ。
「おいあんたら話は聞いていたがいい判断力を持ってるな。俺は刑事をやってる。お前さんの判断は正しい。」
テンプレー。またもテンプレー。なんで都合よく刑事がいるんだよ。
悪態をつく白。緊張感のかけらもない。
「だがお前らは見た所高校生。下手に動かず。大人達に任せろ。」
さすが刑事。民、じゃなくて、一般市民のことを考えている。だがたかが刑事一人。何が出来ると言うんだろう。武装は見た所懐に拳銃を、右足にナイフを隠し持っているぐらい。
相手は一人一丁の銃を持っている。半数はハンドガンだが、半数はもっと強力なやつ。銃に詳しくはないが、もう見た目的にそうだ。
「おっさん。この状況見て一人で何が出来ると言う?私に打開策がある。そんときにあんたに手伝ってもらいたい。策は追って伝える。」
おっと、少し黒騎士が顔を出してしまった。抑えるんだ。私は白。今は黒騎士ではない。
その場しのぎに打開策があると言ったが、どうしよう……
「そ、そうか。確かに俺の判断は少し間違っていたようだ。お嬢ちゃん動くときは教えろ。手伝うことぐらいは出来る。」
刑事のおっさんが周りをもう一度見回してから、少し考え、頷く。
「ありがとうございます。でも今は待つしかないですね。」
よし、これで扱える駒が増えた。さて、どうしたもんか。私の力を使えば簡単に解決だが、なるべく使いたくない。何処まで隠し通せるかが鍵か。駒が増えても一人だけ、状況が苦しいのは変わらない。ああ、超めんどくさい。帰りたいな。
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次は事件解決ですよ!次はちょっと主人公が能力使います。今回少し短かったですけど許してください。
あとこう言うテンプレ描きたかったんです。この話はそんなに重要じゃあないんですけどね……。
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