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【映画】 マダムのおかしな晩餐会 (2018年)
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出演:トニ・コレット、ハーヴェイ・カイテル等
ジャンル:コメディー、ドラマ
私のお勧め度:★★★★☆(4)
皆さんが映画を観るときの決め手は何でしょうか?
私の場合は、ストーリー重視ではありますが、配信等で観る場合は『雰囲気が良さそうな物』という、ざっくりとしたイメージで選ぶ事があります。
雰囲気と言うのは、「衣装」や「映像」などの事です。
今回の作品、「マダムのおかしな晩餐会」は、あらすじと作品のprimeのアイコンの写真の雰囲気がになっていた作品です。
では、ネタバレありのレビューに参りましょう ↓
アメリカ人夫婦のボブとアンがパリに引っ越してきて、自宅でパーティーを開くことになります。
このパーティーというのは、ボブが所持している絵画を友人に売却する目的も含んだものでした。
ボブには離婚した妻との間にスティーブンという作家の息子がいます。
その息子がパリのボブの新居に遊びに来ることが騒動の発端となります。
そのパーティーはスティーブンの義理の母になるアンが主催なのですが、スティーブンはボブに招待されたと言い、パーティーの人数が突然13人になってしまいます。
「13」を不吉な数字と過剰反応するアンは、彼女の家に仕えるメイドのマリアを急遽、友人に仕立て14人でパーティーを始めることにします。
と、ストーリーの始まりはこんな感じです。
とにかく登場人物が癖の強いメンバーなのですが、アメリカ人、フランス人、イギリス人、スペイン人といろんな国のメンツのジョークの掛け合いが凄い。
よくイギリスは「irony(皮肉)」の国と言いますが、皮肉めいた冗談が飛び交いまくります。(まぁ、それが面白いんですけどね)
メイドのマリアがアンとスティーブンの作戦により、スペイン人のセレブを装ってパーティーに参加します。
マリアの正体を知っているのは、アンとボブとスティーブン、他のメイド達だけ。
パーティーのメンバーには、セレブなお友達がお客として来ているのですが、その中にボブの絵画を購入しようかと訪れた男性と絵画の鑑定人デビットもやって来ます。
パーティ―の席順でマリアの隣の席は鑑定人のデビットになります。
マリアは緊張からお酒をガブガブ飲んでしまい、隣の席のデビットにジョーク等を言い、彼女に興味を持ったデビットは、もっとジョークを言ってくれと彼女をけしかけます。
マリアは下ネタトーク等ですっかり場の盛り上げ役となります。
パーティーでそれぞれ皆がまったりと談笑している中、作家のスティーブンが悪ノリでデビットに「マリアは実はスペイン国王の又従妹」と嘘をつきます。
とにかく、このスティーブンが根はいい人なんでしょうけど、かなりやっかい者で、ボブ(父親)のフランス語教師にちょっかい出そうとしたり、かなりの酒乱だったんです。
こういうお酒の勢いで余計な事する人苦手だわ~。
そのスティーブンの嘘が、この物語の重要ポイントになるんです。
すっかりマリアが気に入ってしまったデビットは、連絡先を交換し、デートにこぎつけます。
パーティーにマリアに出席するように頼んだアンは、容姿もあまり良いとは言えないマリアが男性から言い寄られているのが面白くなく、どうにか邪魔をしようと企みます。
自分もちゃっかり他のパーティー出席者と浮気するんですけどね。
こういう自分が常に場の主役になれないと気が済まないって女性は苦手ですね。
自分で頼んでおきながら、マリアがメイドである事を一段下に見ている言葉や態度をバンバン出すんですよね。
ボブも優しい旦那さんでお金持ちで、満たされているはずなのに欲深い……
一方マリアは、シングルマザーでありながらフィギュアスケートの選手になりたい娘をメイドのお給料で支える、心の美しい女性。
やはり財力だけが女性を輝かせるのではないと強く感じました。
このマリア役の女優さんを存じ上げなかったのですが、デビットと恋に落ちていく様子が本当に可愛らしくて、凄く存在感のある方だなぁと思いました。
日本で言う、個性派女優に位置されるような方でしょうね。
さて、恋愛中のマリアは自分は実はメイドであると打ち明けようとしますが、デビットはスティーブンに言われた「身分が高い為に嘘を付いている」というのを信じているので、「全て分かっていて、愛している」と言ってしまうんです。
そこで2人の勘違いが発生してしまい、どんどん交際が深くなってしまう。
交際が発展してしまう中、嫉妬深いアンがデビットに真実を打ち明けてしまいます。
真実を知ったデビットは身を引いてしまい、マリアがどんなに連絡をしても2人は2度と恋人として会うことはありませんでした。
マリアがデビットにメールしまくったり、留守番電話に伝言を残したり、失恋した姿が、とても切なかった。
デビットは悪い人ではなかったけれど、やはり身分が違い過ぎるというのは恋愛の一つの障害になってしまうんでしょうね。
後日、2人はアンの家で再会することになるのですが、そのシーンが本当に観ていて胸が締め付けられました。
最終的にデビットが悪人でないことは、スティーブンが書いていた自分とマリアを題材にしたラブストーリーに対する助言の内容で分かるのですが……
この映画は、大人のラブコメディーといった感じで、喜劇的な中にも現実味があって、ラストは好き嫌い分かれるかもしれませんが、私はこれで良かったと思いました。
本日の結論:甘いだけのラブストーリーは物足りない。
ジャンル:コメディー、ドラマ
私のお勧め度:★★★★☆(4)
皆さんが映画を観るときの決め手は何でしょうか?
私の場合は、ストーリー重視ではありますが、配信等で観る場合は『雰囲気が良さそうな物』という、ざっくりとしたイメージで選ぶ事があります。
雰囲気と言うのは、「衣装」や「映像」などの事です。
今回の作品、「マダムのおかしな晩餐会」は、あらすじと作品のprimeのアイコンの写真の雰囲気がになっていた作品です。
では、ネタバレありのレビューに参りましょう ↓
アメリカ人夫婦のボブとアンがパリに引っ越してきて、自宅でパーティーを開くことになります。
このパーティーというのは、ボブが所持している絵画を友人に売却する目的も含んだものでした。
ボブには離婚した妻との間にスティーブンという作家の息子がいます。
その息子がパリのボブの新居に遊びに来ることが騒動の発端となります。
そのパーティーはスティーブンの義理の母になるアンが主催なのですが、スティーブンはボブに招待されたと言い、パーティーの人数が突然13人になってしまいます。
「13」を不吉な数字と過剰反応するアンは、彼女の家に仕えるメイドのマリアを急遽、友人に仕立て14人でパーティーを始めることにします。
と、ストーリーの始まりはこんな感じです。
とにかく登場人物が癖の強いメンバーなのですが、アメリカ人、フランス人、イギリス人、スペイン人といろんな国のメンツのジョークの掛け合いが凄い。
よくイギリスは「irony(皮肉)」の国と言いますが、皮肉めいた冗談が飛び交いまくります。(まぁ、それが面白いんですけどね)
メイドのマリアがアンとスティーブンの作戦により、スペイン人のセレブを装ってパーティーに参加します。
マリアの正体を知っているのは、アンとボブとスティーブン、他のメイド達だけ。
パーティーのメンバーには、セレブなお友達がお客として来ているのですが、その中にボブの絵画を購入しようかと訪れた男性と絵画の鑑定人デビットもやって来ます。
パーティ―の席順でマリアの隣の席は鑑定人のデビットになります。
マリアは緊張からお酒をガブガブ飲んでしまい、隣の席のデビットにジョーク等を言い、彼女に興味を持ったデビットは、もっとジョークを言ってくれと彼女をけしかけます。
マリアは下ネタトーク等ですっかり場の盛り上げ役となります。
パーティーでそれぞれ皆がまったりと談笑している中、作家のスティーブンが悪ノリでデビットに「マリアは実はスペイン国王の又従妹」と嘘をつきます。
とにかく、このスティーブンが根はいい人なんでしょうけど、かなりやっかい者で、ボブ(父親)のフランス語教師にちょっかい出そうとしたり、かなりの酒乱だったんです。
こういうお酒の勢いで余計な事する人苦手だわ~。
そのスティーブンの嘘が、この物語の重要ポイントになるんです。
すっかりマリアが気に入ってしまったデビットは、連絡先を交換し、デートにこぎつけます。
パーティーにマリアに出席するように頼んだアンは、容姿もあまり良いとは言えないマリアが男性から言い寄られているのが面白くなく、どうにか邪魔をしようと企みます。
自分もちゃっかり他のパーティー出席者と浮気するんですけどね。
こういう自分が常に場の主役になれないと気が済まないって女性は苦手ですね。
自分で頼んでおきながら、マリアがメイドである事を一段下に見ている言葉や態度をバンバン出すんですよね。
ボブも優しい旦那さんでお金持ちで、満たされているはずなのに欲深い……
一方マリアは、シングルマザーでありながらフィギュアスケートの選手になりたい娘をメイドのお給料で支える、心の美しい女性。
やはり財力だけが女性を輝かせるのではないと強く感じました。
このマリア役の女優さんを存じ上げなかったのですが、デビットと恋に落ちていく様子が本当に可愛らしくて、凄く存在感のある方だなぁと思いました。
日本で言う、個性派女優に位置されるような方でしょうね。
さて、恋愛中のマリアは自分は実はメイドであると打ち明けようとしますが、デビットはスティーブンに言われた「身分が高い為に嘘を付いている」というのを信じているので、「全て分かっていて、愛している」と言ってしまうんです。
そこで2人の勘違いが発生してしまい、どんどん交際が深くなってしまう。
交際が発展してしまう中、嫉妬深いアンがデビットに真実を打ち明けてしまいます。
真実を知ったデビットは身を引いてしまい、マリアがどんなに連絡をしても2人は2度と恋人として会うことはありませんでした。
マリアがデビットにメールしまくったり、留守番電話に伝言を残したり、失恋した姿が、とても切なかった。
デビットは悪い人ではなかったけれど、やはり身分が違い過ぎるというのは恋愛の一つの障害になってしまうんでしょうね。
後日、2人はアンの家で再会することになるのですが、そのシーンが本当に観ていて胸が締め付けられました。
最終的にデビットが悪人でないことは、スティーブンが書いていた自分とマリアを題材にしたラブストーリーに対する助言の内容で分かるのですが……
この映画は、大人のラブコメディーといった感じで、喜劇的な中にも現実味があって、ラストは好き嫌い分かれるかもしれませんが、私はこれで良かったと思いました。
本日の結論:甘いだけのラブストーリーは物足りない。
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