26 / 40
第26話 モンスターフェスティバル、ウルフバンクの大群②
しおりを挟む
僕たちは、ウルフバンクの群れの前で、呼吸を整える。
「作戦は簡単だ。僕がアルスを先頭まで届ける。ただそれだけ、その間は…………」
「わかってるよ」
アルスは僕が言わずとも黒剣となり、僕の右手に収まった。
『マスター、わたしはいつでもいける』
「そう焦るなって…………」
運良くも、ウルフバンクの群れは道陰で隠れている僕たちに気づいていない。
「ふぅ…………」
自分が今どんな表情をしているのか。
わからない。
でも、おかしいんだ。
心のどこかでこの環境を楽しんでいる自分がいる気がするんだ。それは、ドンドン大きくなっていって、その感覚はまるであの高揚感に似ている。
この心の奥底で燃え上がる炎が少しずつ、燃え上がっていく光景。
その炎はまるで、僕自身を燃やし尽くさんとしているような気がする。
『マスター、私たちになら大丈夫。だって、私たちは最高の相棒ですから』
「…………そうだな、さぁ、いこうかっ!!」
その言葉を皮切りに僕は勢いよく飛び出して、ウルフバンクの群れの中心へと飛び込んだ。
どよめくウルフバンクの群れ、僕は黒剣を巧みに使い、周囲にいるウルフバンクを切り伏せていった。
その一瞬の出来事に、ウルフバングの群れ全体の動きが止まり、周りの魔物が一斉にこちらを見つめた。
だが、僕はそんなことは気にせず、前進する。
ウルフバングの群れに考える時間を与えるな。
突き進め、切り開けっ!目の前の障害を切り倒せっ!
次々とウルフバングを切り裂き、前へと進む。
中には特殊個体のウルフバングが中級魔法を使って、僕を足止めしようとするが、即座に魔法で打ち返す。
「邪魔だっ!ファイヤーボールっ!!」
魔法の威力も大したことはない。このまま突き進めば、すぐに先頭まで辿り着ける。
一分一秒、無駄な動きをせずに、僕は突き進んだ。
「んっ!?」
『マスター、先頭に』
「わかってる」
先頭が見えかかったあたりで、一体だけ毛皮が赤い色ウルフバングが見えた。
あれが、統率しているウルフバンクだ。
「ふん、運がいいねっ!!」
僕は飛び上がり、赤い毛皮のウルフバンクを目でとらえた。
あいつを倒せば、終わる。
赤い毛皮のウルフバンクは僕に気づくと、逃げるように背を向けて走り出した。
そのスピードは早く、一瞬で見失う。
「ちっ!!」
『マスターっ!?後ろっ!!』
「なぁ!!」
背後からウルフバンクの猛攻。
群れるウルフバンクは統率しているウルフバンクを守るように急に攻撃を仕掛けてきた。
アルスの咄嗟の指示に僕は間一髪、黒剣で防ぐことができた。
だが、おかげで統率しているウルフバンクを奥へ逃げられ、ほかのウルフバンクは、前進するのではなく、足を止めて、こちらを向いて、棍棒を構えた。
「完全に標的になったか」
これだと、話が変わってくる。
僕の作戦はウルフバンクが前進する前提で回っていた。でも、今は僕を標的として殺気を放ち、棍棒を構えている。
「ふぅ…………これこそまさしく、モンスターフェスティバルってやつだな」
『モンスターフェスティバル?』
「魔物が群れる祭りって意味、つまり、俺たちが今置かれている状況のことだよ」
っと僕は軽く言った。
だが、内心かなり焦っていた。
なぜなら、この瞬間、僕たちが取れる選択肢は一つしかないからだ。
標的にされた僕たちは、ウルフバンクすべてを相手にし、すべてを倒さなければならない。
そして、最後に統率しているウルフバンクも倒す必要がある。
果たして、今の僕たちにそんなことができるだろうか。
僕は口角を上げながら、一粒の汗を流した。
『マスター、魔力感知より推定でも五百以上を確認しました』
「五百?思ったより、少ないな」
数千は覚悟していたが、その約半分か。
僕は大きく深呼吸をしながら、黒剣を目の前にいる大群のウルフバンクに突き出した。
「突き進むぞっ!アルスっ!」
『はいっ!マスター、どこまでもついていきます』
攻め上げてくるウルフバンクは、僕たちを囲いながら、棍棒を大振りに振るう。
だが、その動きは単調で難なくとかわしながら、確実に一体ずつ減らしてく。
「ふぅ…………」
『マスター、次は右っ!!』
「わかってるっ!!」
五百ほどのウルフバンクが次々と攻め込んでくるものの、その行動は突進に近く、棍棒を大きく振り上げるだけ。
まるで、人形と戦っているみたいだった。
『おそらく、統率しているウルフバンクの命令が影響しているのかも』
「たしかに、ありえない話じゃないな」
脳のないタカは脅威にすらなりえない。
あくまで、統率しているウルフバンクの命令に従うだけということか。
「とはいえ、それでもこの数だ……早めにけりをつけないと」
この大きな一本の道がどこまで続いているのかわからない以上、統率しているウルフバンクがどこまで逃げたのかもわからない。
前進しながら、攻めてくるウルフバンクを切り倒していくと、途中で赤い毛皮のウルフバンクとはまた違う黒い毛皮のウルフバンク二体が連携して攻め込んできた。
「あぶなっ!!」
黒い毛皮のウルフバンクは同じ右手に棍棒を持っているが、明らかに雰囲気が周りのウルフバンクとは違った。
冷静にこちらを警戒し、攻撃する隙を伺うような姿勢に僕は足を止めた。
「あきらかに周りのウルフバンクとは違うよな」
『知性が高いウルフバンク、気をつけて』
「言われなくても、わかってるよ」
黒い毛皮のウルフバンクが現れた途端に、周りのウルフバンクの動きが止まった。
僕たちを囲み、まるで見世物かのように、見つめて、拙く笑っている表情を浮かべていた。
「安全な場所で鑑賞なんて、甘く見られたなっ!!」
怒りをあらわにしながら足に魔力を込める。
すると、足全体に黒雷がほとばしり。瞬発的な脚力で黒い毛皮のウルフバンクの後ろに回り込んだ。
そして、瞬く間に黒い毛皮のウルフバンクの首を切り飛ばした。
その瞬間を見た周りのウルフバンクはどよめき、一気に表情を激変させた。
『マスター、周りのウルフバンクの敵意が減少してる』
「そうみたいだな」
あきらかに周りのウルフバンクに変化が起きている。
さっきまで分の命を考えず猛攻をしてきたのに、今では恐怖でこちらに近づいてこようとすらしてこない。
おかしい。ウルフバンクが僕におびえている。
統率スキルの命令は絶対だ。統率しているウルフバンクが命令を上書きしない限り、恐怖しても攻め込んでくるはずだ。
もしかして、奥で何かあったのか。
「今がチャンスだ。一気に駆け抜けるぞっ!」
『はいっ!マスターっ!!』
さらに奥へと突き進んでいくと、大きな扉が見える。
それは、今まで見た扉よりも小さく、まるで人が入ることを想定されていたと思うほどに小さかった。
「見えた!」
もう何体ウルフバンクを倒したのかわからない。
でも、やっと追い詰めることができた。
僕はさらに突き進んだが、途中で足を止めた。
「…………どうなってんだ」
突き進む途中、僕たちは信じられない光景を目にした。
「作戦は簡単だ。僕がアルスを先頭まで届ける。ただそれだけ、その間は…………」
「わかってるよ」
アルスは僕が言わずとも黒剣となり、僕の右手に収まった。
『マスター、わたしはいつでもいける』
「そう焦るなって…………」
運良くも、ウルフバンクの群れは道陰で隠れている僕たちに気づいていない。
「ふぅ…………」
自分が今どんな表情をしているのか。
わからない。
でも、おかしいんだ。
心のどこかでこの環境を楽しんでいる自分がいる気がするんだ。それは、ドンドン大きくなっていって、その感覚はまるであの高揚感に似ている。
この心の奥底で燃え上がる炎が少しずつ、燃え上がっていく光景。
その炎はまるで、僕自身を燃やし尽くさんとしているような気がする。
『マスター、私たちになら大丈夫。だって、私たちは最高の相棒ですから』
「…………そうだな、さぁ、いこうかっ!!」
その言葉を皮切りに僕は勢いよく飛び出して、ウルフバンクの群れの中心へと飛び込んだ。
どよめくウルフバンクの群れ、僕は黒剣を巧みに使い、周囲にいるウルフバンクを切り伏せていった。
その一瞬の出来事に、ウルフバングの群れ全体の動きが止まり、周りの魔物が一斉にこちらを見つめた。
だが、僕はそんなことは気にせず、前進する。
ウルフバングの群れに考える時間を与えるな。
突き進め、切り開けっ!目の前の障害を切り倒せっ!
次々とウルフバングを切り裂き、前へと進む。
中には特殊個体のウルフバングが中級魔法を使って、僕を足止めしようとするが、即座に魔法で打ち返す。
「邪魔だっ!ファイヤーボールっ!!」
魔法の威力も大したことはない。このまま突き進めば、すぐに先頭まで辿り着ける。
一分一秒、無駄な動きをせずに、僕は突き進んだ。
「んっ!?」
『マスター、先頭に』
「わかってる」
先頭が見えかかったあたりで、一体だけ毛皮が赤い色ウルフバングが見えた。
あれが、統率しているウルフバンクだ。
「ふん、運がいいねっ!!」
僕は飛び上がり、赤い毛皮のウルフバンクを目でとらえた。
あいつを倒せば、終わる。
赤い毛皮のウルフバンクは僕に気づくと、逃げるように背を向けて走り出した。
そのスピードは早く、一瞬で見失う。
「ちっ!!」
『マスターっ!?後ろっ!!』
「なぁ!!」
背後からウルフバンクの猛攻。
群れるウルフバンクは統率しているウルフバンクを守るように急に攻撃を仕掛けてきた。
アルスの咄嗟の指示に僕は間一髪、黒剣で防ぐことができた。
だが、おかげで統率しているウルフバンクを奥へ逃げられ、ほかのウルフバンクは、前進するのではなく、足を止めて、こちらを向いて、棍棒を構えた。
「完全に標的になったか」
これだと、話が変わってくる。
僕の作戦はウルフバンクが前進する前提で回っていた。でも、今は僕を標的として殺気を放ち、棍棒を構えている。
「ふぅ…………これこそまさしく、モンスターフェスティバルってやつだな」
『モンスターフェスティバル?』
「魔物が群れる祭りって意味、つまり、俺たちが今置かれている状況のことだよ」
っと僕は軽く言った。
だが、内心かなり焦っていた。
なぜなら、この瞬間、僕たちが取れる選択肢は一つしかないからだ。
標的にされた僕たちは、ウルフバンクすべてを相手にし、すべてを倒さなければならない。
そして、最後に統率しているウルフバンクも倒す必要がある。
果たして、今の僕たちにそんなことができるだろうか。
僕は口角を上げながら、一粒の汗を流した。
『マスター、魔力感知より推定でも五百以上を確認しました』
「五百?思ったより、少ないな」
数千は覚悟していたが、その約半分か。
僕は大きく深呼吸をしながら、黒剣を目の前にいる大群のウルフバンクに突き出した。
「突き進むぞっ!アルスっ!」
『はいっ!マスター、どこまでもついていきます』
攻め上げてくるウルフバンクは、僕たちを囲いながら、棍棒を大振りに振るう。
だが、その動きは単調で難なくとかわしながら、確実に一体ずつ減らしてく。
「ふぅ…………」
『マスター、次は右っ!!』
「わかってるっ!!」
五百ほどのウルフバンクが次々と攻め込んでくるものの、その行動は突進に近く、棍棒を大きく振り上げるだけ。
まるで、人形と戦っているみたいだった。
『おそらく、統率しているウルフバンクの命令が影響しているのかも』
「たしかに、ありえない話じゃないな」
脳のないタカは脅威にすらなりえない。
あくまで、統率しているウルフバンクの命令に従うだけということか。
「とはいえ、それでもこの数だ……早めにけりをつけないと」
この大きな一本の道がどこまで続いているのかわからない以上、統率しているウルフバンクがどこまで逃げたのかもわからない。
前進しながら、攻めてくるウルフバンクを切り倒していくと、途中で赤い毛皮のウルフバンクとはまた違う黒い毛皮のウルフバンク二体が連携して攻め込んできた。
「あぶなっ!!」
黒い毛皮のウルフバンクは同じ右手に棍棒を持っているが、明らかに雰囲気が周りのウルフバンクとは違った。
冷静にこちらを警戒し、攻撃する隙を伺うような姿勢に僕は足を止めた。
「あきらかに周りのウルフバンクとは違うよな」
『知性が高いウルフバンク、気をつけて』
「言われなくても、わかってるよ」
黒い毛皮のウルフバンクが現れた途端に、周りのウルフバンクの動きが止まった。
僕たちを囲み、まるで見世物かのように、見つめて、拙く笑っている表情を浮かべていた。
「安全な場所で鑑賞なんて、甘く見られたなっ!!」
怒りをあらわにしながら足に魔力を込める。
すると、足全体に黒雷がほとばしり。瞬発的な脚力で黒い毛皮のウルフバンクの後ろに回り込んだ。
そして、瞬く間に黒い毛皮のウルフバンクの首を切り飛ばした。
その瞬間を見た周りのウルフバンクはどよめき、一気に表情を激変させた。
『マスター、周りのウルフバンクの敵意が減少してる』
「そうみたいだな」
あきらかに周りのウルフバンクに変化が起きている。
さっきまで分の命を考えず猛攻をしてきたのに、今では恐怖でこちらに近づいてこようとすらしてこない。
おかしい。ウルフバンクが僕におびえている。
統率スキルの命令は絶対だ。統率しているウルフバンクが命令を上書きしない限り、恐怖しても攻め込んでくるはずだ。
もしかして、奥で何かあったのか。
「今がチャンスだ。一気に駆け抜けるぞっ!」
『はいっ!マスターっ!!』
さらに奥へと突き進んでいくと、大きな扉が見える。
それは、今まで見た扉よりも小さく、まるで人が入ることを想定されていたと思うほどに小さかった。
「見えた!」
もう何体ウルフバンクを倒したのかわからない。
でも、やっと追い詰めることができた。
僕はさらに突き進んだが、途中で足を止めた。
「…………どうなってんだ」
突き進む途中、僕たちは信じられない光景を目にした。
0
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

やがて神Sランクとなる無能召喚士の黙示録~追放された僕は唯一無二の最強スキルを覚醒。つきましては、反撃ついでに世界も救えたらいいなと~
きょろ
ファンタジー
♢簡単あらすじ
追放された召喚士が唯一無二の最強スキルでざまぁ、無双、青春、成り上がりをして全てを手に入れる物語。
♢長めあらすじ
100年前、突如出現した“ダンジョンとアーティファクト”によってこの世界は一変する。
ダンジョンはモンスターが溢れ返る危険な場所であると同時に、人々は天まで聳えるダンジョンへの探求心とダンジョンで得られる装備…アーティファクトに未知なる夢を見たのだ。
ダンジョン攻略は何時しか人々の当たり前となり、更にそれを生業とする「ハンター」という職業が誕生した。
主人公のアーサーもそんなハンターに憧れる少年。
しかし彼が授かった『召喚士』スキルは最弱のスライムすら召喚出来ない無能スキル。そしてそのスキルのせいで彼はギルドを追放された。
しかし。その無能スキルは無能スキルではない。
それは誰も知る事のない、アーサーだけが世界で唯一“アーティファクトを召喚出来る”という最強の召喚スキルであった。
ここから覚醒したアーサーの無双反撃が始まる――。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

異世界から帰ってきた勇者は既に擦り切れている。
暁月ライト
ファンタジー
魔王を倒し、邪神を滅ぼし、五年の冒険の果てに役割を終えた勇者は地球へと帰還する。 しかし、遂に帰還した地球では何故か三十年が過ぎており……しかも、何故か普通に魔術が使われており……とはいえ最強な勇者がちょっとおかしな現代日本で無双するお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる