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死を恐れていない

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それは、私が「死を恐れていない」ということでもある。「恐れていない」と私は断言する。
だから、皆さんは、自分の心の声に耳を傾けるべきだと思う。それが「本当の声」であることを、どうか知っていただきたい。なぜならば、それが「本当のあなた」なのだから。
さあ、目を閉じてみましょう!そして「自分だけの死」に思い巡らせ、自分自身を「生かすための答え」を出してください。そしてその結論にそって、行動してみようではありませんか?そうすればきっと、人生においての新たなる一歩を踏み出すことができるだろう。そう、これからの人生を、生き抜くための決断をすることができるようになるのだ。
さて、ここからは少しばかり余談になる。
この文章を読みながら、ある疑問が頭を過ぎった人はおそらく正しい。すなわち――。
では、もし木星が太陽より早く寿命を迎えていたらどうなっていたのだろうか……。
その瞬間に木星の重力場は消滅していたのではないか……。木星はブラックホール化して蒸発してしまっていたのではないだろうか……? そもそも木星にそんなものが実在するのかも分からない。
木星の重力場が消えた後に何が起きるのかなんてことも分かりはしない。
だが、木星の寿命はまだまだ先だと言われているので心配はないはずだ。
(ちなみに、木星の重力が消えるのは木星がブラックホール化した場合の話であって、太陽がブラックホール化する訳ではない)
それにしても……。
仮に木星の重力が消えてしまったとして、一体何が起こるというのだろうか。
まず最初に考えられるのは、太陽の爆発による超高温プラズマの発生だ。これならば「死を怖れない」などと言う必要はなくなり、全員が逃げ惑う事態に陥ることになるので間違いないだろう。そして、もう一つは、太陽内部の核融合炉の異常稼働により発生するガンマ線バーストだ。これにより人類は滅亡することになる。いずれにしても、何が起きてもおかしくない状況になっているのは確かだと言えるだろう。
もしも、このような危機的状況を打破するために木星が何らかの働きをしているのだとしたら、木星はやはり偉大な存在なのかもしれない。
だが、そのような木星にも、もちろん弱点はある。それは、木星の核にある巨大水素爆弾のことだ。
木星の核に埋め込まれた、この巨大な水素原子爆弾は、木星の磁場と磁気嵐を制御しているとされている。
つまり、木星の磁場が弱まるということは、木星の磁気嵐が吹き荒れるということを意味している。また、木星の磁気嵐は木星に接近する小惑星や彗星の軌道を狂わせてしまうこともある。
そして、木星の磁気嵐が強すぎる場合、地球にまで影響を及ぼすことがあるのだ。
木星の磁気嵐は、地球からでも肉眼で観測することが出来るほどのものであるため、当然、その影響を受けることとなる。
木星の磁気嵐によって、地球の軌道が乱されてしまい、地球に衝突する可能性がある小惑星がいくつも存在している。
そのため、木星の磁気嵐は、地球にとっては脅威となっているのだ。
しかし実際に人類は平穏無事でいる。今のところ異変の兆候はない。
天が落ちてくることが無いように木星もまたそう簡単には壊れない。頑丈な世界に包まれて生かされていることの感謝と意味を考えよう。
おわり。
あとがきいかがでしたでしょうか。
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