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第1章 ― 性契約『アリストナル』 ―
第10話 お姉様はテクニシャン2【女×男】
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「次は私達ね、トワ」
司祭の呼びかけに返事をし、ミリナがトワの前に立つ。
両手を胸の前に掲げると、司祭の呪文により紫色に輝き始めた。
体がふわっと宙に浮く感覚に身震いするトワ。
「じゃあ、早速始めるわね」
いつも通りにこやかだが、どこか陰りがあるようにも見える。
「―― っっ!」
ちょっと待って…!と言いかけて、トワは先程のルシカの言葉を思い出し飲み込む。
そうだ、僕たちはこれを乗り越えなくちゃいけないんだ。
そう思い直し目線を下げると、そこには毎日顔を合わせている姉の姿がある。
(うぅ……)
気まずさで身が縮む。
カチャカチャとベルトの金具の音が妙に耳に響く。
腰回りが楽になり、薄い布越しに少しひんやりとした空気を感じる。
グッと目を閉じて意識を事実から逃がそうとする。
だが、直に触れる空気の冷たさにモノが露になったことを告げられる。
(うわ~……)
自分は今、姉の前で恥ずかしい姿をさらしてしまっているんだ……。
どうしようもない感情で体が固くなる。
それに反してモノは下を向いて縮こまっていた。
「大丈夫よ~、力を抜いてトワ。その方が早く終わるから」
姉の柔らかで囁くような声が耳を刺激し、余計に体を硬直させる。
体に反してまだ柔らかいそれをミリナは紫色に輝く両手で包み込む。
ほわっと温かい感触が伝わってくる。
ミリナが丁寧にトワのモノを勃たせようとさするが、反応する様子が見られない。
あらあら……と困った表情のミリナ。
「私、下手なのかしら~……じゃあ、これはどう?」
手のひらで睾丸を包み込む。
新たな感覚に身震いをするトワ。
それでもまだ反応は見られない。
「ごめんねトワ……私、ダメみたいね~…」
悲しい顔をして落ち込むミリナ。
「ち……違うんだよ姉さん。ちょっと……緊張しちゃって…姉さんが下手とかじゃなくて…あの…」
一生懸命そうではないことを伝えようとするが、実際体が反応しないのだから説得力がない。
「そうだわ…!こうすれば…!」
しばらく俯いていたミリナが表情に明るさを取り戻して顔を上げる。
そして、トワのモノに徐々に顔を近づけて口を大きく開く。
―― えええええ!?!?!? ――
トワのまだ柔らかいそれはミリナの口の中に吸い込まれた。
シャロンとバルトはその光景にゾクゾクっと下半身が震え、思わず自分の股間を抑えた。
「ね…!姉さん!!ちょっと!!それはやばいって!やめっ……」
ミリナがんっんっと喉を鳴らして一生懸命弟のモノを口に含んでいる。
舌でねっとりと摺り上げられる感触が全身を駆け巡り、先ほどまでの感情を全て押しのけて快感の波が押し寄せてきた。
「ああっ…!!…こんなの…ダメだって……ねえ…さん…!」
あっというまにトワのモノは膨張し、ミリナの口に収まらなくなる。
それでも出来るだけ深く口に含もうと一生懸命頭を前後させる。
「ぁっ…ぁっ……あっ……」
トワの体が小刻みに震え、喘ぎを抑えられなくなる。
「姉さん!ダメ!!もう…ダメ…だって!!顔…離して!離れ…て!!でっ……ああっ!!」
ジワッっとミリナの口内に苦味が走る。
急いで口からトワのモノを出し、先端を両手で覆った。
「んんんっっ!!!」
何度も体を大きく跳ねらせるトワ。
ミリナの手の中に液体が溜まっていく音が微かに響く。
両手が強く発光し鎮まる頃に、ようやくトワの体が落ち着いた。
トワの体から放たれたものは光の中に収められていくが、光が失ってからもまだ出ていたのか、ミリナの両手に白い液体がべっとりと付いていた。
あらあらとミリナはポケットからハンカチを取り出す。
「ちゃんと気持ちよくしてあげられてよかったわ~。私下手なのかと思って自信なくしそうになっちゃったわ~」
嬉しそうにニッコリと微笑むと、ハンカチで手をぬぐいながらその場を離れた。
呪文を解かれたて地に足を付けたトワは、腰がぬけたのか呆然とした表情でその場にぺたりと座り込んだ。
司祭の呼びかけに返事をし、ミリナがトワの前に立つ。
両手を胸の前に掲げると、司祭の呪文により紫色に輝き始めた。
体がふわっと宙に浮く感覚に身震いするトワ。
「じゃあ、早速始めるわね」
いつも通りにこやかだが、どこか陰りがあるようにも見える。
「―― っっ!」
ちょっと待って…!と言いかけて、トワは先程のルシカの言葉を思い出し飲み込む。
そうだ、僕たちはこれを乗り越えなくちゃいけないんだ。
そう思い直し目線を下げると、そこには毎日顔を合わせている姉の姿がある。
(うぅ……)
気まずさで身が縮む。
カチャカチャとベルトの金具の音が妙に耳に響く。
腰回りが楽になり、薄い布越しに少しひんやりとした空気を感じる。
グッと目を閉じて意識を事実から逃がそうとする。
だが、直に触れる空気の冷たさにモノが露になったことを告げられる。
(うわ~……)
自分は今、姉の前で恥ずかしい姿をさらしてしまっているんだ……。
どうしようもない感情で体が固くなる。
それに反してモノは下を向いて縮こまっていた。
「大丈夫よ~、力を抜いてトワ。その方が早く終わるから」
姉の柔らかで囁くような声が耳を刺激し、余計に体を硬直させる。
体に反してまだ柔らかいそれをミリナは紫色に輝く両手で包み込む。
ほわっと温かい感触が伝わってくる。
ミリナが丁寧にトワのモノを勃たせようとさするが、反応する様子が見られない。
あらあら……と困った表情のミリナ。
「私、下手なのかしら~……じゃあ、これはどう?」
手のひらで睾丸を包み込む。
新たな感覚に身震いをするトワ。
それでもまだ反応は見られない。
「ごめんねトワ……私、ダメみたいね~…」
悲しい顔をして落ち込むミリナ。
「ち……違うんだよ姉さん。ちょっと……緊張しちゃって…姉さんが下手とかじゃなくて…あの…」
一生懸命そうではないことを伝えようとするが、実際体が反応しないのだから説得力がない。
「そうだわ…!こうすれば…!」
しばらく俯いていたミリナが表情に明るさを取り戻して顔を上げる。
そして、トワのモノに徐々に顔を近づけて口を大きく開く。
―― えええええ!?!?!? ――
トワのまだ柔らかいそれはミリナの口の中に吸い込まれた。
シャロンとバルトはその光景にゾクゾクっと下半身が震え、思わず自分の股間を抑えた。
「ね…!姉さん!!ちょっと!!それはやばいって!やめっ……」
ミリナがんっんっと喉を鳴らして一生懸命弟のモノを口に含んでいる。
舌でねっとりと摺り上げられる感触が全身を駆け巡り、先ほどまでの感情を全て押しのけて快感の波が押し寄せてきた。
「ああっ…!!…こんなの…ダメだって……ねえ…さん…!」
あっというまにトワのモノは膨張し、ミリナの口に収まらなくなる。
それでも出来るだけ深く口に含もうと一生懸命頭を前後させる。
「ぁっ…ぁっ……あっ……」
トワの体が小刻みに震え、喘ぎを抑えられなくなる。
「姉さん!ダメ!!もう…ダメ…だって!!顔…離して!離れ…て!!でっ……ああっ!!」
ジワッっとミリナの口内に苦味が走る。
急いで口からトワのモノを出し、先端を両手で覆った。
「んんんっっ!!!」
何度も体を大きく跳ねらせるトワ。
ミリナの手の中に液体が溜まっていく音が微かに響く。
両手が強く発光し鎮まる頃に、ようやくトワの体が落ち着いた。
トワの体から放たれたものは光の中に収められていくが、光が失ってからもまだ出ていたのか、ミリナの両手に白い液体がべっとりと付いていた。
あらあらとミリナはポケットからハンカチを取り出す。
「ちゃんと気持ちよくしてあげられてよかったわ~。私下手なのかと思って自信なくしそうになっちゃったわ~」
嬉しそうにニッコリと微笑むと、ハンカチで手をぬぐいながらその場を離れた。
呪文を解かれたて地に足を付けたトワは、腰がぬけたのか呆然とした表情でその場にぺたりと座り込んだ。
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