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いざ、交流会へ! 2

いきなりですが、火花散ってます……。

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 僕は先輩に腕を引かれるまま、会場であるアリーナの裏舞台に連れてこられた。そこには、もちろん四天王やらグループのリーダーがいた。玲先輩も例外でなく。
 そして、僕は春樹先輩に引っ張られて東のグループのスペースに連れていかれた。

 「おいっ!春樹!お前、何処へ行っていたんだ!もうすぐ交流会が開会すると言うのに!」
 いきなり春樹先輩に怒鳴り散らしたのは東のグループのリーダーの番だった。あまりの勢いと声量に僕は無意識に肩を震わせてしまったみたいだった。
 すると春樹先輩は、僕をなだめるように肩に腕をまわしてくれた。
 「やだなぁ、ハーディ先輩。ちゃんと時間どうりに来たじゃないですか。それに、豊を怖がらせないでください。」
 そう言って、春樹先輩は頭1つ分よりも低い僕の体を包み込むように抱き締めた。そして、ハーディと呼ばれた人を睨むようにして春樹先輩は身構えた。
 その姿を見たハーディ先輩は僕の存在に気が付いたみたいだった。凄く驚いた顔をして、呆然と立ち尽くしていた。
 「なっ………!!その子!!ちょっ!説明しろよ!その子って確か……!!」
 ん?んん??
 え?ハーディ先輩と僕って接点ありましたかね?その反応僕のことを知ってるっぽい感じですね。
 「あぁ、確か新しい北の四天王の玲くんが愛しいと言っていた豊君だね。」
 後ろからハーディ先輩の言わんとしていることを代弁した人物がいた。
 その声をした方をみると、東のグループのリーダー、桜さんだ。
 「へぇ……。まさかとは思っていましたが、やはりさっき出ていったのはその子を私に見せるため、だったのですね。」
 すると、春樹先輩はニコニコと笑った。
 「はい、そうですよ。リーダー。察しが早くて良かったです。」



 ここからが波乱の幕開けだった。
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