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中等部と高等部の交流会 4月

幼馴染組に愛される僕

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 「久しぶりだね、豊。」
 「あ………………………れ玲しぇんぴゃ……!」

 いや、このタイミングで登場って何?なんで玲先輩がここで登場って、確かにこの黒髪の先輩と2人きりってのも嫌だけど、なんでイケメン追加するかな??
 てか、僕置いてけぼりですね。先輩さっきからアクセル全開で会話進めてますけど、ツッコミどころ満載ですよ?
 
 「ねぇ玲聞いてよ、豊は俺のこと覚えてないんだって!俺たち前に会ってるよな?」
 「そうなのか?でもまぁ仕方ないんじゃないか?豊と春樹が会ったのは5年前だぞ?それに会ったと言っても春樹が一方的に惚れただけだしな。」
 「まぁ確かに、会ったというか少しの間だけ近くでみてたというか………」

 それ、会ったとは言いがたいんじゃ………。てか、それだったら僕が覚えてないのも仕方ないっていうか、分かるわけないと思うけど……?
 
 「今まで豊とイチャイチャするために色々頑張ってきたのに、肝心の豊が俺を知らないんじゃ仕方ないな………。」
 「そうだな……とりあえず春樹、自己紹介くらいしとけ。お前が誰だか分からなくて豊が困ってるぞ。」
 「そうだね。豊………」
 「は、はい…………???」

 黒髪の先輩は僕の顔を両手で包んで、少し強引に僕が先輩の綺麗な顔を見つめるように促した。
 先輩の綺麗な顔との距離が数センチくらいしかなくて、先輩の吐息が僕の顔面に吹きかかる。キスするよりも恥ずかしいんだけど!!
 先輩は僕の顔に穴が開いちゃうんじゃないかってくらいガン見してくるし………。
 僕の思考回路はショート寸前なんですが!?

 「豊からしたら初めましてかな?俺の名前は春樹・ナルビア。豊からならなんて呼ばれても良いよ。春樹、はる、きーたん。好きなように呼んで……?」
 「…………………!?!?!?」

 この人、ズルすぎるって………。身長高くて、美人なこのハイスペックな春樹先輩の可愛さとエロさにやられちゃったようだ………。
 ついに、僕の思考回路はショートしてしまった…………。
 入学して僕はこの美人な先輩たちに愛されることになってしまった。
 
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