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玩具なんて……ねぇ?

悲報!次の準備が開始されました!

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 「………なぁ、さっき聞きそびれたが名前、何て言うんだ?」

 俺にそんな質問を飛ばしてきた色男だったが、その前の『一目惚れ』のワードが頭から離れなくてそれに答える余裕なんてさっぱり無かった。
 うん。もしかしたら俺は少なからず、こいつに好意を寄せてしまっているのかもしれない。凄く単純な話したが、ギャップ萌えって言うのか?さっきまで過激な色気満々な男が自分の体にまたがって犯されそうになっていたのが一転して、優しく頭を撫でてくるもんだから……。もしかしたらこれからイイコトが起こるかもしれないって考えるのかもな……。
 そう考えたら、だんだん自分の顔が頬から全体的に熱くなっていくのを感じた。
 その時、俺は喘ぎ声に近いようなやらしい声を不意に漏らしてしまっていた。
 「あっ………うぅ……。」
 その声を聞いた男は気をよくしたのか、いや今までも満足そうにはしていたが優しさと欲情が混じったような顔をしてきた。
 そして、自分の顔を俺の顔に近づけてゼロ距離までもってきていた。その距離と比例するように真っ赤になってしまっていた。
 「お前可愛過ぎるな……。何か無性に犯してみたくなったな……。」
 俺はその言葉にゾッとしてしまった。すかさず、俺は不安の元凶に返事をした。
 「なっ……抱かないってさっき……っ!」
 すると、男は軽くわらって俺をまた撫で始めた。その顔は確かに欲情していながらもまだ、抑えが利いているみたいだった。
 「確かに抱きはしない。が、乙女処女ならまず慣れさせないと不味いだろ?それに今すぐにお前のエロい姿が見てぇな……。」
 そして、気がついたら俺の背中をガッツリホールディングしている腕があった。さらに、俺の目の前にはよく鍛えられた胸板。頭上には美形の顔面。それから、陰部と肛門付近を動く男の指。
 そこでやっと俺は気がついた。
 今俺は手錠と彼シャツ以外身に付けていないことを!!!
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