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2章 旅立ち
#127 おっさんたち、ひらめきを試す!
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/* 前回のあらすじ */
おっさん、ウィンドウさま(エンプレス)をヒラく。
おっさん、新たな道がヒラかれない。
おっさん、珍しくヒラメく。
/* あらすじここまで */
ヒトリダチのダンジョン通称ダチダンを完全攻略したおっさん一行、ヒトを苛立たせることに関しては神ってる神様の紙を売っぱらって憂さを晴らすべく冒険者ギルドへと向かう。
「来たわね、アーリア!!!」
「今日は随分と早いじゃないの!!!!」
「……べ、別にアンタの事待ってたわけじゃないんだからね!!!!!」
入るなりデレ始めるヘルミーヌ、アーリアと同じくらいの歳だと言うのに、この落ち着きのなさは一体何なのだろうか。
おっさん、友達、居なくて寂しいのかな?と生温かい目を向けるも当の本人は気付かず嬉しそうにアーリアに絡む。
若干(態度だけ)渋るヘルミーヌ(喜びを隠せない)を宥めつつ、まぁ、無駄だろうなと思いつつも奥の部屋を用意してもらい、表の人たち全員の生温かい目で見送られるヘルミーヌとおっさん一行。
ソファに腰を下ろすなり、本題の神様の紙たちを出してみると
「で、何なのよ? この落書きみたいなのがどうしたって言うの! こんなのの為にワザワザ部屋を用意させたっての!!?」
「こんなのちょっち上等なただのかみ…………かみさま、の?……………………かみきゅー?」
「えええええええええええ!!!!!!? 神級のアイテム!!!!!!!!!!!!!!!!!????????????」
と、予想通り喚き散らすヘルミーヌ、恐らく表の方まで聞こえただろう。
皆予想出来ていただけに、キチンと耳を塞いでいたのでダメージを最小に抑えられた。
と思ったが、アルトだけ話を読めなかったのかスタンしているが、どちらにせよどうせ気付いたら寝ているのだろうからそっとしておいてあげる。
ギャーテーギャーテーハーラーギャーテーと騒ぎ続けるヘルミーヌから耳と脳を守っていると、流石に騒ぎを聞きつけたギルドマスターのチェスがやってきた。
「一体何の騒ぎですか、ヘルミーヌ! 何やら神級とも聞こえましたが……」
興奮冷めやらぬ状況でチェスへと説明するヘルミーヌだが、余りの熱量に辟易としたチェスの手により黙らさせられる(物理)
「何となくですが、話はつかめました。 それで、発見したこの神級アイテムを売りたい。 そう言う事でよいでしょうか」
未だにスタンから覚めないアルトの横に転がさせられたヘルミーヌを放置しつつ、何やら非常に良い笑顔でそう言うチェスであった。
おっさん、ウィンドウさま(エンプレス)をヒラく。
おっさん、新たな道がヒラかれない。
おっさん、珍しくヒラメく。
/* あらすじここまで */
ヒトリダチのダンジョン通称ダチダンを完全攻略したおっさん一行、ヒトを苛立たせることに関しては神ってる神様の紙を売っぱらって憂さを晴らすべく冒険者ギルドへと向かう。
「来たわね、アーリア!!!」
「今日は随分と早いじゃないの!!!!」
「……べ、別にアンタの事待ってたわけじゃないんだからね!!!!!」
入るなりデレ始めるヘルミーヌ、アーリアと同じくらいの歳だと言うのに、この落ち着きのなさは一体何なのだろうか。
おっさん、友達、居なくて寂しいのかな?と生温かい目を向けるも当の本人は気付かず嬉しそうにアーリアに絡む。
若干(態度だけ)渋るヘルミーヌ(喜びを隠せない)を宥めつつ、まぁ、無駄だろうなと思いつつも奥の部屋を用意してもらい、表の人たち全員の生温かい目で見送られるヘルミーヌとおっさん一行。
ソファに腰を下ろすなり、本題の神様の紙たちを出してみると
「で、何なのよ? この落書きみたいなのがどうしたって言うの! こんなのの為にワザワザ部屋を用意させたっての!!?」
「こんなのちょっち上等なただのかみ…………かみさま、の?……………………かみきゅー?」
「えええええええええええ!!!!!!? 神級のアイテム!!!!!!!!!!!!!!!!!????????????」
と、予想通り喚き散らすヘルミーヌ、恐らく表の方まで聞こえただろう。
皆予想出来ていただけに、キチンと耳を塞いでいたのでダメージを最小に抑えられた。
と思ったが、アルトだけ話を読めなかったのかスタンしているが、どちらにせよどうせ気付いたら寝ているのだろうからそっとしておいてあげる。
ギャーテーギャーテーハーラーギャーテーと騒ぎ続けるヘルミーヌから耳と脳を守っていると、流石に騒ぎを聞きつけたギルドマスターのチェスがやってきた。
「一体何の騒ぎですか、ヘルミーヌ! 何やら神級とも聞こえましたが……」
興奮冷めやらぬ状況でチェスへと説明するヘルミーヌだが、余りの熱量に辟易としたチェスの手により黙らさせられる(物理)
「何となくですが、話はつかめました。 それで、発見したこの神級アイテムを売りたい。 そう言う事でよいでしょうか」
未だにスタンから覚めないアルトの横に転がさせられたヘルミーヌを放置しつつ、何やら非常に良い笑顔でそう言うチェスであった。
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