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2章 旅立ち
#118 おっさんたち、ダチダン2Fへ。
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/* 前回のあらすじ */
おっさん、マッピングをきちんと使いこなす
おっさんたち、無用の長物っぽい魔法陣を発見する。
おっさんたち、無用の長物っぽいのを取り敢えずスルーする。
/* あらすじここまで */
謎の隠し部屋(エレベータホール?)を発見したおっさん一行、しかして、放置し2Fへと向かう。
ただ、今日もそろそろ良い時間な為、一度街へと戻り明日また仕切り直しすることに。
明くる日、ギルドでヘルミーヌといつも通りじゃれあったりしたのち、外から2Fへダイレクトお邪魔しますする。
今日は外周からなので、サクサクとマップを埋めていき7割がた叩いたところでタイムオーバー、残りはまた次の日へと持ち越すことに。
「そう言えばアーリア、昨日の隠し部屋と同じ位置にまた部屋がありそうな雰囲気がありますね」
「ふむ、確かに。 ただ、今回は多少なりとも調べつつ来ていたが今のところ同様のスイッチや他の怪しい物は見つかっていないな」
「おシオきスイッチがマイゴなのです?」
「それは勝手をしたからこそのOSHIOKIであって自業自得じゃ……それっぽい物を見つけても罠かも知れないから勝手に押しちゃ駄目だよ?」
「ワカったのですよ~♪」
と、抑揚付けて返すアルト、コイツ絶対解ってないなと皆が思った所で
「とにかく、だ。 明日は軽くスイッチ等を探しつつ2Fのマッピングをし、その後隠し部屋への入り口を再度探すこととしよう」
「ワカダンナも夜更かしはほどほどに、な?」
「ええ解っておりますともでありまする」
急に振られて焦るおっさん、色々と混ざりすぎてただでさえあやふやなキャラが更にあやふやに!
宿の女将に付届けは忘れずに行い、おっさん一行はちょっと豪華になっているご飯を堪能するのであった。
その夜、おっさんが釘を刺されてからかは解らないが大人しく寝ようとベッドに入っていると、枕元に二つの気配がそっと現れる。
[あの……担い手様、お願いがあります]
[もう夜も遅いのに申し訳ないっす……でも、もう我慢が出来ないっすよ]
[私たちに…………戴けないでしょうか]
[カラダの疼きが止まらないっす……どうか、欲しいっす]
[準備はしてきましたので、担い手様のお好きな時にして頂ければ……]
[ウチらはいつでも準備万端っす……]
「わかったわかった、夜も遅いから少しだけだぞ?」
そう言いつつ体を起こしたおっさんはエルとヤクに向き合い、可愛い可愛い精霊さんたちの為に明日に響かない程度にひと肌脱ぐのであった。
今日のセトリ
・『風のうた』
・『秘密基地』
・『君をのせて』
おっさん、マッピングをきちんと使いこなす
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/* あらすじここまで */
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ただ、今日もそろそろ良い時間な為、一度街へと戻り明日また仕切り直しすることに。
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今日は外周からなので、サクサクとマップを埋めていき7割がた叩いたところでタイムオーバー、残りはまた次の日へと持ち越すことに。
「そう言えばアーリア、昨日の隠し部屋と同じ位置にまた部屋がありそうな雰囲気がありますね」
「ふむ、確かに。 ただ、今回は多少なりとも調べつつ来ていたが今のところ同様のスイッチや他の怪しい物は見つかっていないな」
「おシオきスイッチがマイゴなのです?」
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「ワカったのですよ~♪」
と、抑揚付けて返すアルト、コイツ絶対解ってないなと皆が思った所で
「とにかく、だ。 明日は軽くスイッチ等を探しつつ2Fのマッピングをし、その後隠し部屋への入り口を再度探すこととしよう」
「ワカダンナも夜更かしはほどほどに、な?」
「ええ解っておりますともでありまする」
急に振られて焦るおっさん、色々と混ざりすぎてただでさえあやふやなキャラが更にあやふやに!
宿の女将に付届けは忘れずに行い、おっさん一行はちょっと豪華になっているご飯を堪能するのであった。
その夜、おっさんが釘を刺されてからかは解らないが大人しく寝ようとベッドに入っていると、枕元に二つの気配がそっと現れる。
[あの……担い手様、お願いがあります]
[もう夜も遅いのに申し訳ないっす……でも、もう我慢が出来ないっすよ]
[私たちに…………戴けないでしょうか]
[カラダの疼きが止まらないっす……どうか、欲しいっす]
[準備はしてきましたので、担い手様のお好きな時にして頂ければ……]
[ウチらはいつでも準備万端っす……]
「わかったわかった、夜も遅いから少しだけだぞ?」
そう言いつつ体を起こしたおっさんはエルとヤクに向き合い、可愛い可愛い精霊さんたちの為に明日に響かない程度にひと肌脱ぐのであった。
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