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1章 出会い

#40 おっさん (ア)と視線の先。

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/* 前回のあらすじ */

おっさん (ア)目をウルウルさせて懇願する
おっさん (ア)分離してみる
おっさん (ア)きこりに転職する?

/* あらすじここまで */



調子に乗ってスパスパ伐採をするおっさん (ア)、気付くと一面切り株だらけとなった森林破壊跡(サバト会場)

南へと真っ直ぐ伸びる破壊跡と相まり、何でも食べる化け物でも召喚されたかの様相を呈しており、確実に国の調査が入るレベルとなっている。

だが、その甲斐あってか、攻撃手段としてアイテム機能を用いることにだいぶ習熟出来たおっさん (ア)

英雄王の財宝っぽい事すら贋作マネ出来た(現状は同時射出不可、おっさん (ア)の知覚限界を上限として連射が可能)

あくまで、プロセッサがおっさん (ア)の為、リミットが掛かるのは仕方がない事なのだろう。

おっさん (ア)成果(環境破壊)に満足し、町へと戻ることにする。


町の入り口にて兵士さん


「……おお! ワカダンナさんか(視線は上)」

「また、随分と頑張ってきたんだな!(あくまで視線は上)」


言われた意味が解らず一瞬悩んだため、小首をかしげるおっさん (ア)、吹っ飛ばされた自爆した影響で、服などあちらこちらが汚れている点だろうと判断する。


「ギルドでもだいぶ遅れてきた期待の新人だと噂になってたみたいだぞ?(傾きに合わせて動く視線)」

「町に税が落ち、食卓が潤うのはいいことだ。 ぜひ頑張ってくれ(下がらない視線)」

「ただ、最近南の方で怪しい動きをするものが居る様だからワカダンナさんも気を付けてくれよ?(視線は添えるだけ)」


解りました、ありがとうございますと言い離れようとするおっさん (ア)


「そう言えば、ワカダンナさんも南の方へ行っているみたいだが、怪しい人や見かけない魔物は見なかったかね?(動きに同期する視線)」


私は特に遇っていませんね、何かを見かけましたら報告させて頂きますね、と応えるおっさん (ア)、表情には何とか出さずに済んだが、黒きちりちりの中ではダラッダラと汗をかいている。

不審に思われない程度に急いで宿へと逃げ帰る(上下に跳ねる多数の視線)

宿にて営業スマイルを崩さない女将さん(視線はもずく)に挨拶をし、いつもの付届けをしてから、ようやく身体を休めるのであった。






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