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1章 出会い
#30 おっさん、連れ込まれてピンチ!
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/* 前回のあらすじ */
おっさん女将さんのはーと(お財布)をCHOKUGEKIする
おっさんガン見する(気付かれてるよ?)
おっさん連行される
/* あらすじここまで */
提出部屋に連行されるおっさん、冒険者ギルド職員から依頼物の提出を求められる。
先程の嫌な予感に基き、袋の容量いっぱい分(6畳一部屋)の各種薬効のある草(略して薬草)とウサウサを取り出す。
なお、ウィンドウさま(超極上)の中には、この10倍以上の収穫物が眠っているのは秘密だ。
各種薬効のある草(略して薬草)を取り出しきった時点で、ほう?といった顔をしていたギルド職員さん、続いてウサウサの山を取り出し始めると顔を引きつらせ始める。
「えーっと、今日はこんなもんですね」
「お幾らになりますでしょうか」
とのおっさんの言葉に我に返るギルド職員さん。
「すみません、量が量なので少々お待ちいただけますか?」
と言って、部屋を出る。
少しして、ギルド職員さんがおねエルフさまと一緒に戻ってくる。
おねエルフさまは、入った瞬間に依頼物を見て目をしかめるも、すぐに納得と言った表情を取り直してこちらに話しかけてくる。
「失礼、そう云えば自己紹介がまだだったな」
「私はアーリアと言う、種族は見てのとおりのエルフだ」
「冒険者をやっていたが、故あって今はギルドの受付をやらせて貰っている」
これはどうもご丁寧に、ヒガシニホンでチリメンヤをしておりましたワカダンナと申します、と返答するおっさん。
思わず名刺を探してしまったのは社畜の賜物と言えよう。
なお、視線が思わず行かない様にするのに手一杯なおっさんを責められる奴は居るだろうか、否、居るまい。
「然し、だ」
「これまた随分ととって来たな」
「青札の、ソロプレイ初日の収穫物としては規格外だ」
と言い放つアーリアさん。
この段になってやっと、依頼物を出し過ぎた事に気付くおっさん。
アーリアさんはなおも続ける。
「だが 本当にこれだけ なのか?」
確実にエルの方を見てからおっさんに目を戻し、そう言うアーリアさん。
焦るおっさん。
美女にじっと見続けられる、と言う、所変わればご褒美なプレイだがこの時のおっさんはSAN値が削られていくのを実感させられる。
結局、先程出した依頼物の倍の量を、更に袋(のフリをしてウィンドウさま)から取り出す根負けしたおっさん。
名も無きギルド職員の驚愕の目と、アーリアさんのそれでもまだ訝しげな目に晒されるのであった。
おっさん女将さんのはーと(お財布)をCHOKUGEKIする
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先程の嫌な予感に基き、袋の容量いっぱい分(6畳一部屋)の各種薬効のある草(略して薬草)とウサウサを取り出す。
なお、ウィンドウさま(超極上)の中には、この10倍以上の収穫物が眠っているのは秘密だ。
各種薬効のある草(略して薬草)を取り出しきった時点で、ほう?といった顔をしていたギルド職員さん、続いてウサウサの山を取り出し始めると顔を引きつらせ始める。
「えーっと、今日はこんなもんですね」
「お幾らになりますでしょうか」
とのおっさんの言葉に我に返るギルド職員さん。
「すみません、量が量なので少々お待ちいただけますか?」
と言って、部屋を出る。
少しして、ギルド職員さんがおねエルフさまと一緒に戻ってくる。
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「失礼、そう云えば自己紹介がまだだったな」
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これはどうもご丁寧に、ヒガシニホンでチリメンヤをしておりましたワカダンナと申します、と返答するおっさん。
思わず名刺を探してしまったのは社畜の賜物と言えよう。
なお、視線が思わず行かない様にするのに手一杯なおっさんを責められる奴は居るだろうか、否、居るまい。
「然し、だ」
「これまた随分ととって来たな」
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と言い放つアーリアさん。
この段になってやっと、依頼物を出し過ぎた事に気付くおっさん。
アーリアさんはなおも続ける。
「だが 本当にこれだけ なのか?」
確実にエルの方を見てからおっさんに目を戻し、そう言うアーリアさん。
焦るおっさん。
美女にじっと見続けられる、と言う、所変わればご褒美なプレイだがこの時のおっさんはSAN値が削られていくのを実感させられる。
結局、先程出した依頼物の倍の量を、更に袋(のフリをしてウィンドウさま)から取り出す根負けしたおっさん。
名も無きギルド職員の驚愕の目と、アーリアさんのそれでもまだ訝しげな目に晒されるのであった。
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