#歌は世界を救う?~異世界おっさん探訪記~

takashi4649

文字の大きさ
上 下
13 / 128
プロローグ

#12 おっさん、訳を知る。

しおりを挟む
/* 前回のあらすじ */

おっさん精霊さんがかなり強いことに気付く
おっさん目と目で通じ合う
おっさんの初めての共同作業= DOGEZA

/* あらすじここまで */



担い手様のためなら、力を行使するというエル。

「担い手様のためなら、とエルは言うけれど、『担い手』ってのはそんなに偉いのかい?」

「そもそも、『担い手』ってのは何なのさ?」


[こんなこともあろうかと、まとめておいたっす]


と応えるヤク。


いつも、になってきているウィンドウ(極上の手触り)をチェックするとヤクからメッセージが届いているのが解る。



【担い手様についてのまとめ [作成者:ジャクリーン] 】

【神様(滓野郎)により、世界にまともな音楽をもたらす担い手として、日本から召喚された存在っす】
【担い手様からもたらされた音楽は、とても刺激的で、精霊・人問わず皆を虜にしたっす】
【丁寧に教導することで音痴(呪い)の解呪にも一部成功した例もあったっす】
【担い手様の音楽は、精霊たちの足りなかった何かを埋めてくれたっす】
【1000年前に呼ばれた担い手様は女性であいぶ えり、33歳っす】
【本人曰く、ウタッタッタ?とやらでウタイテってのをやっていたらしいっす】
【オウケイイケメンキンニクムッハー(クンカクンカ)とかセンジョウノタシナミトウトイ(ジョバッ)とか、良く訳の解らない事を言っていたっす】
【一部の好事家たちと怪しい付き合いがあったとも聞いて居るっす】
【日本と比べて環境が悪すぎたからか、なるべく日本の環境に近づける努力もしてたっす】
【お陰で、この世界何処に行っても最低限の上下水道は完備してるっす】
【日本食とかも、再現していたので4大都市に行けば食えるはずっすよ】
【音楽と文化が世界に広がりきった、と思ったらいつの間にか担い手様が居なくなってたっす】
【きっと神様(滓野郎)がまた何かしたに違いないっす! 間違いないっす!】
【精霊たちは担い手様レスに陥って、ついにはユニオン主体でストライキが何度も起こったっす】
【だから今回、ようやく神様(滓野郎)が重い腰を上げて担い手様を召喚する運びとなったっす】

【前の担い手様が居なくなって、世界は何だかしょんぼりとしたっす】
【このままじゃいけない、と、世界は芽生えた音楽の芽を育てることにしたっす】
【具体的には、音痴(呪い)の効き目が薄い人を担い手として担ぎ上げたっす】
【でも、担い手様と違い担い手では人々の音痴(呪い)の解呪は出来ず、広がりを見せることはなかったっす】
【お偉いさんが聞くための音楽会を開くくらいしかないっす】
【どうしても歌が聞きたくてこっそり行くっすけど、無いよりマシ程度っす】
【今の担い手はサー様とか呼ばれてチヤホヤされてるっすけど、主に頭が残念すぎて見ていてつらいっす】
【以上っす】



ふむふむ、なるほどな。

まぁ、アレだ。取り敢えず、だ。













すっすすっすうるせえーーーーーーーーー!!!!!

文章にまで入れんでもいいだろう!!!!!!!

あ、さり気なく中身を見たエルからヤクが再提出する様お叱り食らってる。





所で神様……一体あんた何やったの?

何やったらこんなにまで被使用者に嫌われるのさ。

音痴(呪い)の所為なのか? 音痴(呪い)の所為なのか!?



しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

とあるおっさんのVRMMO活動記

椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。 念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。 戦闘は生々しい表現も含みます。 のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。 また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり 一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。 また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や 無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという 事もございません。 また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。

天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜 

八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。 第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。 大和型三隻は沈没した……、と思われた。 だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。 大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。 祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。 ※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています! 面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※ ※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜

櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。 パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。 車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。 ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!! 相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム! けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!! パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

転生王子はダラけたい

朝比奈 和
ファンタジー
 大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。  束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!  と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!  ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!  ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり! ※2016年11月。第1巻  2017年 4月。第2巻  2017年 9月。第3巻  2017年12月。第4巻  2018年 3月。第5巻  2018年 8月。第6巻  2018年12月。第7巻  2019年 5月。第8巻  2019年10月。第9巻  2020年 6月。第10巻  2020年12月。第11巻 出版しました。  PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。  投稿継続中です。よろしくお願いします!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

処理中です...