【作家日記】小説とシナリオのはざまで……【三文ライターの底辺から這い上がる記録】

第556回『質問を質問で返す人』

昔、質問を質問で返す人がいました。
プロットやシナリオの分からない部分があって質問すると、
「君はどう思う？」
まずは自分で考えろということなのでしょうが、考えてやってみた結果ダメ出しをされて、それで質問をしているのです。
勝手にやっていいなら質問はしません。
その人は役者から質問されても、同じように質問で返していました。
おそらく、その人は答えられないから、質問で返しているのでしょう。
対応が難しく厄介です。

他にもこんな人がいました。
雑談である話をしてきて、
「さて、この続きはどうなったでしょう？」
「う～ん、何でしょう……分かりませんねえ」
「いいから当ててみて」
面倒くさいから適当に言葉を濁していれば、向こうは続きを話してくれます。
期待を持たせた割にはちっとも面白くありませんが。

皆さんの中で一番経験があるのはこれではないでしょうか。
「私、何歳に見える？」